午後から雨になるでしょう

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ゴゴアメ公演、今年は12月に

 

ブログご無沙汰してしまいました。

なんとか、やっております。

ご心配おかけしてしまっている方々にはほんとうにごめんなさい。

写真はどこも遊びにいけなかったわたしの夏の思い出。アジサイ。きれいでしょ。

笑っていいけど、自分をなぐさめるために最近、花を買うようになった。窓のプランターはお世話できなくてかわいそうなのでやらなくなって久しく、せめてと。

 

母のいる施設にいまは、週2回のペースで通っています。

昨年12月からいまに至るまで実に大・小さまざまなことがあり、思い描いたようにはなかなかいかず、でした。

それでも、施設の職員さんたちみなさんのおかげで、少しずつ、穏やかな時間を過ごすことができるようにもなりました。

 

わたしの毎日はあいかわらずで、週2回通うとあとは仕事するのに精一杯で(自分の能力の問題ですが)。どうもこう、右に左によたよた走り(もはや走れてもいない気が)疲れてバタン……と繰り返しだけで日々が、一年じゅうが、過ぎていく気がします。

でも今年もどうしても、ゴゴアメ公演をやりたいと、ちょっとずつ、ちょっとずつですが、準備しております。

一歩進んで二歩さがる……ような状態で、焦り、苛立つことも多いのですが。

しかし考えてみたら、ものづくりとは一歩進んで二歩さがることの繰り返しによってなるもので、ものづくりする方なら誰でもきっとやっていることです。そこをたのしまないとね。ま、苦しいけれども。

 

今年は、12月公演となりました。

ゴゴアメ朗読公演、クライマガコシリーズの新作です。

12月……とてもみなさんお忙しいときだと思うのですが、どうか、お時間いただけますように。

詳細はおって順次、お伝えしていきます。


吉永亜矢(2019年09月09日) カテゴリー:

あけまして

 

2019年。あけましておめでとうございます。

写真は昨年10月ゴゴアメ朗読公演より。

公演終了後のブログをこの写真と一緒にもうひとつ書こうとしていたのだけど書けなかったのでした。いまごろですがもう一枚。

(撮影は本田光さん。舞台上のプロジェクター写真も光さんです)

 

11月くらいから母のことでいろいろありまして、いつ何があったかちゃんと順番に思い出せるのかわたし……というくらいほんとうに嵐のような日々でした。

毎日いろいろあるのはもはやこの数年の日常となっていたわけですが(いつまでも慣れない)、昨年末にかけてはひとつの転換だったかと。

といってもわたしは右に左に駆け回っているばかりでなんとも情けないものでした。

わたしときたら何ひとつ決断できず、何ひとつ解決できないな! と呆れました。

でもなんとか、母を囲んで家族一緒にお正月を迎えられたこと、それだけでいまは充分です。

そうできたことは直接、間接、実に多くの方々のおかげです。

感謝をどうお伝えしていいかわからないです。心で言います。

みなさま、ありがとうございます。

 

母のこと、たまにはここに書きたいという気持ちがあるのですが、母本人の知らぬところでわたしが勝手にあれこれ書いちゃうっていうのはどうか。と思うのと、実際、落ち着いてブログ書くような時間がなかなか持てず。(時間あるときは疲れきっていたり)

でもここに書くことでわたしと同様、親の介護世代の方々の少しでも励みになったら……という思いもあります。

しかし励みになるようなことわたしに書けるのかね? ともまた思ったり。

介護については、わたしよりもっとたいへんな思いをしている方々もたくさんいるのに、と。

まあそんなふうにいまも思いは散り散りです。

でもこの数ヶ月の間、辛いことのオンパレードのなか、介護の現場でたくさんの方々に励ましの言葉をかけて頂き、わたしも言葉をかけられるようでいたいなと、つよく思うようにはなりました。少しずつでも書けるといいのですが……(具体的に書かないと伝わらないし、具体的に書くとなるとやはり差し障りがあるかなと)

 

これからどうなっていくのか、まぁ正直、明るい気持ちにはなれないのですが、いまはとにかく少しでも自分が元気になりたい。母のことでこれからやらなきゃいけないことは山ほどあるし、またいつ緊急があるかわからないし(ないことを祈るが)、もうちょっとでいいから元気になっておかないと恐ろしいです。

そうしてわたしはわたしの人生ももっと取り戻していかないといけない。

とも思っております。

どのくらい動けるのか。

わかりませんが、精一杯やってみます。

そんなわたしですが、これからもわたしとゴゴアメをどうかお見捨てなきよう。

 

ああ、それから意外とTwitterをぽつぽつやっていたりします。

Twitterはやってない方も、午後から雨になるでしょうツイッターで検索すると見られますので、時々覗いてくださるとうれしいです。

あまり有意義なことはつぶやけませんが、自分のたのしみとしようと思っております。

ちょいちょい、ゴゴアメに関わってくださているみんなの活動もツイッターにてお知らせしていきますのでどうかよろしく。

Twitterやっていらっしゃる方は、フォローのお願いでございます。

なんせ細々とで笑っちゃいますが。そこは笑いながらよろしくどうぞ!

 


吉永亜矢(2019年01月05日) カテゴリー:

舞台写真2

 

劇場で齋藤丈二さんのギターの音が響きだすと、始まる、という気持ちになる。

今回は公演終了後にも、頭のなかで丈二さんのつくってくれたエンディングの曲が流れている。

全部がいい曲でした、CDにして家でずっと聴きたいくらい、と打ち上げでわたしが言うと丈二さんは「あっはっはっは!」と大笑いした。なんで笑うのなんで。ほんとうなのに。

 

写真は引き続き、

午後から雨になるでしょうプロデュース 朗読公演

「クライマガコのための遁走曲(フーガ)」

本田光さんに撮って頂いた舞台写真からもう一枚。

短編「あめのま」より。出演は浅倉万莉藻。

 

少年が箱のなかに部屋をつくるという童話のような短編です。

これがいちばん好きでしたと言ってくださった方々、ありがとうございます。

まりちゃんの深い声で、ぞくぞくするすてきな作品に仕上がったと思います。

 

子供の話だからか、なぜか<過去>自分が経験したことのように感じた、という方や、朗読を聴いている<現在>自分の経験となって、ラストの短編「ときじくのかぐのこのみ」で、自分の大切な懐かしいものに出会え、涙が出た、という方もいました。

そのように感じていただき、とてもしあわせな作品でした。

 

ラストの短編の方は浅倉万莉藻+日替わりゲストの朗読で、三者三様にきれいな女優たちが、打ち上げで三者三様な言い方で同じこと、「もお! たいへんだった!」「たのしかったけど」と笑っていてうれしかった。

重たい荷物を軽々持っていただいたこと、村井美波子、金沢沙耶、真美子に感謝。

 

そういえばアンケートに、

「本と本がけっこんして赤ちゃんが生まれるところがおもしろかったです」

と子供のお客様が書いてくれていて、これが、(ゲストの)台詞の一部でありそういうシーンがあるわけではないのですが、きっと聴いていて、「見えた」のだろうな、と思い、いつもながら若い脳の想像力には感心します。

どんな絵なのだろうな。すてきなのでしょうね。

 

 


吉永亜矢(2018年10月27日) カテゴリー:

舞台写真

 

午後から雨になるでしょうプロデュース 朗読公演

「クライマガコのための遁走曲(フーガ)」

おかげさまで無事、全公演終了いたしました。

 

本田光さんに撮って頂いた舞台写真です。

短編「クライマガコのための遁走曲(フーガ)」より。

出演は大政明日香、木村淳。

 

公演の前に今回の本を、あるひとに読んでもらったときに(読んで読んでと押しつけたのだ)、

「あやさんの物語には風が吹いておりました。風が流れておりました」

と感想をもらった。

「不思議な風、懐かしい風、少しさみしい風、怖い風。

サァーっと風が吹いて、世界がグイグイと少し図々しくも広がり物語の中へ連れて行かれたり、かと思ったらやっぱり現実世界で、でも現実の世界で不思議な風の流れを感じながら、何処にいるのかよくわからないまま読み進んで行きました」

 

そういえば、書いてるときにずっと風のことを思っていたような気がした。

そうか、いろんな風だったんだなと思った。

 

公演でも風が吹くといいなと思っていた。

舞台の上というより、客席のなかの誰かのこころのなかで。

 

公演を観に来てくれた友達からこんなメールをもらった。

「団地。箱。四角くて閉塞されてて、だけど隙間とか穴があって、

そっから羽ばたく動きやらイメージやらが、

あるときヒトを助ける、

流れる空気、吹き込む風、止まった空気の中から

鮮やかに舞い上がったり通り抜けたりする、そんな風景が見えた」

 

やっぱりいたんだな。

朗読って不思議だな、何度やっても不思議でたまらない。

 

アンケートのご感想、ひとつひとつ、みんなでじっくり読ませていただきました。

すてきな感想、面白い感想、興味深い感想、そしてきびしいご意見も、

ほんとうにありがとうございました。

 


吉永亜矢(2018年10月25日) カテゴリー:

公演終了いたしました

 

午後から雨になるでしょうプロデュース 朗読公演

「クライマガコのための遁走曲(フーガ)」

2018年10月19日(金)~21日(日)APOCシアター

 

おかげさまで無事、全公演終了いたしました。

写真はきのう千秋楽、終演後の舞台にて。

左上、ゲスト真美子、左下、大政明日香、真ん中、木村淳、右上、浅倉万莉藻、右下、ギター齋藤丈二。

 

4つの物語が少しずつ重なっていく作品でしたが、重なり方が、回を追うごとにだんだん深くなっていくような感じがしました。

客席にてワクワクドキドキしてくださった方、クスクス笑ってくださった方、こっそり涙をこぼしてくださった方……ご来場いただきましたみなさますべてに、スタッフ、キャスト一同、こころより御礼申し上げます。

 

これからもどうぞゴゴアメをよろしくお願いいたします。

ゴゴアメTwitterもよろしく。

@gogoame55

 


吉永亜矢(2018年10月22日) カテゴリー:
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