「絵になるスミレ」という名前。
花びらのひらひらがふつうのパンジーより多いのがかわいい。
母の家の給湯器取り換え工事が終わったと思ったら、こんどは母がうちの中で3回も続けて転んでしまった、と朝から電話で、すわ!! となった。
よく話を聞いたら転んだのは1回で、あとはよろけただけのようだった。
義妹が会社を休んで駆けつけてくれ、母を成形に連れて行ってくれた。
申し訳ない・・・ありがたい・・・
幸い骨折はなくほんとうによかった。腕の青あざやすり傷が痛々しいけど。
で、その日はわたしは自宅待機して今後の対策のため各所へ連絡、神経内科の通院予定日を早めてもらったり、訪問看護やリハビリの予定を変更して頂いたり。自分の予定もともなって変更、またも混乱気味に。
転倒は退院以来、医師にも介護士さんたちにも薬局の方にもご注意頂いているため、ずーっと心配のネタ。だし、もうこれは、あのね、ほんとうにもう・・・ああ、もうとしか言えない。ともかく正直、数日間はハラハラしっぱなしだった。
その後、転ばずに暮らせているのでよかったけれど。
ほんとうに落ち着く間がない。
この間、書きたいことやオモシロイこともあったけどそのうち書くことに。
ミステリーはその後、「慈雨」(柚月裕子・集英社)を読んだ。
退職した元刑事が主人公。解決できなかった事件。罪悪感。後悔。過去の亡霊。
先の見えないもやの中、延々歩いて行く、そのウツウツとした感じは読んでいて、おかしいけど「心地いい」。おかしなことではない。読書(フィクション)にはそういう効用がある。
でも最後はわたし、読み終わって「あれ」と思ってしまった。
「中高年こそ胸に沁みる」「中高年読め」という評判だから「はいはい!」と読んだのだけど。なんというか、もうひとつ心が動かなかったのだ。
意外。なんでだろう、ちょっといろいろ考えてしまった。
さあ、言うよ。ここで。ふだんは逆のことばっか言ってるが。はじめて言おう。
もしかして、わたしが若いのか。
にゃはは。