どのくらい疲れてるかというと、フト、おしょうが二つでおしょうがつー、と言いたくなるくらいですええけっこうなものです。
今年は一年中ずーっと実家の大掃除をしてきたので(やってもやっても終わらない! 不用品だらけ!)いまさら年末だからといって慌てないよと思ったら、役所に行かなきゃいけなくなったり結局バタバタで自分のうちはといえばまったくの手つかずだったのでびっくりした。もう間に合わないからこっちはてきとうにやって年越しとします!
しかし、母のとこはヘルパーさんにふだんの掃除に入って頂くようになってから、わたしがこれまでできなかったとこにかかれるようになったので、ほんとうにありがたいのだ。気が遠くなるけど。
やってたらいつか終わる・・・のか? 否、信じる者が救われる!
本もなかなか読めなかったので、もお何から読んでいいかわからない!
というときには人のおすすめを読もうと、ミステリ通の方に教えて頂いたのが、
「ジェリーフィッシュは凍らない」(市川憂人・東京創元社)
今年の鮎川哲也賞受賞作品。「そして誰もいなくなった」をいま書いてオモシロイと聞いて、わくわく。これがすてきな設定でたのしく読んだ。
わたしはなぜかストレス解消にはミステリが読みたくなる。
やっぱり他に何も考えなくなるからかね。
ことしは夏から秋にかけての短い間に3回も救急車に同乗した。
(1回は母とでなくタキと! 驚かせてすみませんまったくご心配なく、タキはぴんぴんしております)
もう乗りたくない。乗らずにすみますように。
秋にようやく仕事復帰させて頂き打ちあわせへ出かけた時は電車に乗りながらもはらはらしてしまい胃が気持ち悪くなるくらいだったが、打ち合わせに出られたらありがたくてうれしくて、こんな気持ちはもちろん初めてだった。いや、打ちあわせに出るのが仕事ではなくそのあと、書くのが仕事なんだけどね。
映画も芝居もまったく観に行けずで苛々していたが、この前、まりちゃんにとあるアート展に連れて行ってもらった。
なんでもいいからきれいなもの見たい、誘って誘ってとしつこくお願いしたのだ。
自分の用事で出かけるってことだけでたのしいのに、まりちゃんに会え、アートを観るってなんと素晴らしいのだろう!
二つのことをつよく思った。
時間は自分でつくらなきゃいけない!
でもアンテナは自分のがダメなときはひとのを頼もう!
夏に母が一時入院してから怒涛の日々。
その前にだいぶ体調が悪かったので、入院してしばし保養しながら薬を決めていくという方法もある、と病院から話はあってあれこれ相談していたのだが。
急に具合が悪くなって救急車(自分で呼んだ)で入院することになってしまった。
弟が電話くれたので(母から彼にまたちょっと具合が悪いと電話があり、話してたら落ち着いてきたと電話を切った。心配して弟がかけなおしたら出ない、と)なんとかわたしも、弟も救急車に間に合った。救急隊員がこれからドアを壊そうというところだった。ギリギリセーフ。
母は熱を出して動けなくなってしまったらしい。
なんらか感染症だったのことでそれはすぐ治ったが、そもそもの病気の検査、薬が決まるまで3週間。
そして退院してからが一人暮らしをやっていくために、またたいへん。
ヘルパーさんや訪問看護士さんなどに入って頂いて、なんとか体制ができるまでずいぶん時間がかかってしまった。
その間はプチ事件の連続。いまとなっては笑える話もたくさんある。
泣いたことも、後悔とか反省とかも無数にあるけどとにかく振り返ってる暇はない。
生きるってそれだけでこんなにサバイバルだったかーという感じ。
で落ち着いたかというとなんだかちっとも落ち着かない!
けど、なにかこのあたらしい日常に慣れてはきた。
サバイバル上等! でももう事件は起きないでほしい心から。