午後から雨になるでしょう

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枯葉舞う

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引っ越してきたこの家ではじめて迎える冬なので、どこがどのくらい寒いのかなど、まだまだこれから、ひとつずつが新鮮かつ体験学習。

公演終わってすぐくらいに、びっくりしたのがわたしの(例のお気に入りのね)机の前の出窓から、神社の木の葉がはらはら舞い落ちてくのが見える。

葉っぱが落ちるだけで驚くか、都会っ子よ、と言われるかもしれないが、いやほんと、わたしはこれほど木の葉が降っている景色を見たのは、人生初である。

テレビや映画のワンシーンじゃなく、旅先でなく、家からだよ。

仕事してる目の前でだよ。

青い空に、黄色い葉が舞うのだ。それはそれはきれいで、驚いた。

桜の花びらが舞うのとはまた違う美しさなのだ。

 

枯葉が落ちていくのを見るって、寂しくないか? とお思いのわたしと同じお年頃のみなさま。(そういうことを思うのはきっと同じお年頃かと推察)

それがねえ、見るとサミシイ、って感じはないのよね。

たぶん、「枯葉舞う」という言葉をわたしもサミシイものと思ってた、でも見たら、これなんというのだろう、けっこう華やか、賑やかなのですよ。

ひらひら、きらきら、さわあああ、っと降ってくるのですよ。

 

 


吉永亜矢 (2015年12月 6日 12:26)  カテゴリ:
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