引っ越してきたこの家ではじめて迎える冬なので、どこがどのくらい寒いのかなど、まだまだこれから、ひとつずつが新鮮かつ体験学習。
公演終わってすぐくらいに、びっくりしたのがわたしの(例のお気に入りのね)机の前の出窓から、神社の木の葉がはらはら舞い落ちてくのが見える。
葉っぱが落ちるだけで驚くか、都会っ子よ、と言われるかもしれないが、いやほんと、わたしはこれほど木の葉が降っている景色を見たのは、人生初である。
テレビや映画のワンシーンじゃなく、旅先でなく、家からだよ。
仕事してる目の前でだよ。
青い空に、黄色い葉が舞うのだ。それはそれはきれいで、驚いた。
桜の花びらが舞うのとはまた違う美しさなのだ。
枯葉が落ちていくのを見るって、寂しくないか? とお思いのわたしと同じお年頃のみなさま。(そういうことを思うのはきっと同じお年頃かと推察)
それがねえ、見るとサミシイ、って感じはないのよね。
たぶん、「枯葉舞う」という言葉をわたしもサミシイものと思ってた、でも見たら、これなんというのだろう、けっこう華やか、賑やかなのですよ。
ひらひら、きらきら、さわあああ、っと降ってくるのですよ。