直売所のいちごを買ってみようと朝、出かけてみたら、大晦日だからもう売り切れたと言う。粒が揃ってないのが残ってひとつだけあるというのが、見たらこんなにきれいでした。わあい。残りものに福、あるかな。「大人食べ」で一パック、食べてやろう、というのが今夜のわたしのおたのしみなのだ! タキにも一個あげるよ。
去年はなんだかアレのせいやアレのせいで年越しの気分になれず年が明けないまま、へろへろで5月くらいにやっと、あけましておめでとうとか言ってたら、さすがに約半年しかなかったこの一年は、短過ぎた。よし今年はなにがあっても今年をびっと終わらせて(びっとな!)、その翌日からむっつり黙って新年をはじめよう(黙ってな!)。って、非常に目標レベルを低くしたよ。
引っ越したばっかりだから、大掃除しなくてもいいね、とよく言われたけど、そう、どこから手をつけていいかわからないってことはない分、やりたいところが明確にあったりします。
なのでもうひと働き!
去年はなかなかきつかった、今年もきつかった。でも来年はもっときついだろう、って、歳をとると倍々にきつくなってくだけになるんで(え、歳のせいじゃないって?)、課題山積みだろうと、たのしみをみつけていきたい。
いくんだ。いちごとか。ぷっ。
ではでは今年もわたし+ゴゴアメがたいへんお世話になりました。
ゴゴアメとしてはなんとかまた2016年、みなさまと親密な空間でお会いできますように!
(親密にな!)
いざ年末。残り少ない日数を、母の家に買い物、掃除に行く段取り決めつつ仕事してたら、まあ予定通りには行かないものといえばそうだけど、具合悪くなった母から電話があり。
パソコンの前で無意味に粘りながら、母を落ち着かせようと会話してたのだが、そりゃ無理だよね。
で、結局、出動。母の家に行き、病院に連れて行ったんだけど、おりしもクリスマスで街中混んでる。
タクシーもなかなか呼べない。しかも寒い。よりによって、寒い。
無事家に送り届けられてよかったのだけど、クッタクタのクリスマスでした。
でもね、もっとたいへんな人だっているのだから、これしきで、です。
わたしも、もっとちゃんといろいろしてあげたいのだが......できない自分に腹が立ち。情けなく。いかんいかん!!
「死ぬこと以外かすり傷」ってこないだ居酒屋の箸袋に書いてあったんだけど、あたらしく自分のテーマにしよう。よかったら、あなたもどうぞ!
なんか年末年始は穏やかな天気だそうです。助かりますね。
みなさん、もうひと踏ん張り、参りましょう。
電車で、なにげなく席を譲られた!
わたしが立っている前に座っていた若い男の人が、急に立ち上がったので、あれ、と思った。次でおりるのかなと思った。でもおりなかった。
そういえば何も言わなかったけど、立つときそっと手で席を差していた。「どうぞ」というふうに。わたしのそばには他に誰もいない。
わたしか。やはり、わたしに譲ってくれたのか。おばあちゃんか。おばあちゃんに見えるのか。それとも、弱そうだからか? 通りすがりの小さい犬に舐められるくらい弱そうだからか。
時々、朝、隣の神社にお参りしに行ってる。
寒いの苦手なのに、その時だけは寒いのが、気持ちいい。
そして行くと必ず、神社の方がほうきで枯葉の掃除をしている。
そう、枯葉が舞うのってきれいなのだけども、掃除する方はたいへんなことだ。
小さな神社ではあるのだけど、毎朝、おじいちゃん(と見える)おばあちゃん(と見える)二人だけで、掃いていらっしゃる。
境内はおかげでいつもきれいで、そこを歩くのがまたとても気持ちがいい。
「おはようございます」とわたし(おばあちゃんに見える!)は立ち止まって頭を下げる。
宗教関係ないわたしは、掃除にお参りしてるような気がするほど。
枯葉は毎日降る。ただただ降る。それを毎日掃く。毎日、毎日、だよ。
これは絶対無理だけど、ほんのちょっと気持ちはそういうふうに生きていたい。
降る、掃く。それだけ。
降らないで、とは思わない。掃いたからどう、とも思わない。毎日、毎日。
引っ越してきたこの家ではじめて迎える冬なので、どこがどのくらい寒いのかなど、まだまだこれから、ひとつずつが新鮮かつ体験学習。
公演終わってすぐくらいに、びっくりしたのがわたしの(例のお気に入りのね)机の前の出窓から、神社の木の葉がはらはら舞い落ちてくのが見える。
葉っぱが落ちるだけで驚くか、都会っ子よ、と言われるかもしれないが、いやほんと、わたしはこれほど木の葉が降っている景色を見たのは、人生初である。
テレビや映画のワンシーンじゃなく、旅先でなく、家からだよ。
仕事してる目の前でだよ。
青い空に、黄色い葉が舞うのだ。それはそれはきれいで、驚いた。
桜の花びらが舞うのとはまた違う美しさなのだ。
枯葉が落ちていくのを見るって、寂しくないか? とお思いのわたしと同じお年頃のみなさま。(そういうことを思うのはきっと同じお年頃かと推察)
それがねえ、見るとサミシイ、って感じはないのよね。
たぶん、「枯葉舞う」という言葉をわたしもサミシイものと思ってた、でも見たら、これなんというのだろう、けっこう華やか、賑やかなのですよ。
ひらひら、きらきら、さわあああ、っと降ってくるのですよ。