テレビで見る都内の様子よりもっと、うちの方は真っ白です。
家のなかでも寒ぅい!
読書の話の続き。
佐藤正午の前は、ミステリーを続けて読んでいた。
「このミス」でも翻訳モノ1位、ものすごく売れたらしい、
「その女アレックス」(ピエール・ルメートル 橘明美訳 文春文庫)
本屋さんでもどーんと平積みされていた。
とにかく最後まで驚かされる、と評判で、そんなに面白いなら、読まずにはいられないでしょう。で、読んだら確かに。面白い。
「意外か」というと、意外っていうのは少し違う感じ。
だいたいこういうことかな、とぼんやりわかるし、ぼんやりわかったらあとは読み進めるしかないようにできてる。(これ、当たってる言い方だと思うけど)
でも陰惨。こんなに陰惨な話がそんなに売れるって・・・それが意外だよ。
けど、なにか風が駆け抜けていくような魅力があるんで、読むたのしさは抜群にある。
やっぱりエンタメだって、どういうお話か、だけじゃないんだよね。あたりまえだけど、面白さにはいろいろ、たくさんの形がある。
「このミス」日本の1位も読むか、と思ったわけじゃないけど(毛玉中でなにを読むかじっくり選んでいられなくて、っていうのは少しある)
「満願」(米澤穂信 新潮社)も読んだ。
わたしはなんとなく、なのだけど文章が好みじゃなくて(すみません。ただの好みの問題です)。
というけど、けっこう分厚い本ですがぐいぐい読ませられました。
ミステリーの短編集。オチが見えやすいっていう方もいるかと思った。でもごくふつうに生きる人達の、さまざまな局面での、心理の謎、なんじゃないかしらと思って、そこが面白かったよわたしは。
その前に読んでたのが・・・そりゃないぜ、だったんだけど、いや、その話はまたにする。
かぶの葉炒めを作ったのでごはんにのせて、冷蔵庫の残り物をおかずに、
昼ごはんをお弁当箱に詰めてみた。たまに気分が変わっていい。毛玉式気分転換。
読書の話の続きを書こうかと思ってたけど、それまた次回。
先週土曜のために、毛玉はエネルギーを細々と溜めていた・・・
人と会うのも久しぶりなんで・・・でも心配しなくても、元気なみんなと会えば元気になるものですね。
土曜日はゴゴアメワークショップでした。
1日の数時間だけだけど。で、来月も1日だけやる予定になってる。
内容は朗読と演劇のあいのこ、みたいな感じの実験的なもの。
公演のための稽古だけではできないことってあるんだよね。
それで、稽古のほかに実験できる場があるといいなというのは、ずっと考えていて。
明日香の強力な協力のおかげで、スタート。
いまはわたくし毛玉が毛玉中のため、というのもあるが、明日香の方が日頃からモウレツに忙しいんで、時間をつくるのが難しく・・・
不定期でちょっとずつ、だとあんまり多くのことができないだろうとは思ったのだけど、でも、やんないより、やったほうがいい。ささやかな「場」を作っていけたらなと。
参加者は明日香が教えてるキャンディキッズの子供たち+明日香ほか大人の役者数名で、これがおもしろく刺激的な時間になってます。
ありがとう参加メンバーのみなさん!
形はまあ、少しずつ変えながらでも、続けていきたい。
お正月に義妹のあすかちゃんから頂いたお菓子。
朝、コーヒーと一緒に一つずつ頂くのがたのしみでした。
甘いものがないといられないこの頃......
毛玉中で映画も芝居も観に行けてないのですが、ゴゴアメがたいへんお世話になっているところのAPOCシアターさんの、企画公演が、ただいま公演中で。
APOCシアターHPにて公演情報がこちら。http://apoc-theater.net/events/event/478/
この企画のことを、最初にお聞きしたのはずいぶん前でした。
一人芝居のフェスティバルを、1チーム(チームっていっても一人芝居だから出演者は一人だけど)1プログラムでやる、なるべく参加者多く、って、「そ、そんなことが可能ですかね?」って思わず言ってしまった。1プログラムを何人かの組み合わせで、短編を1本ずつやるっていうのではないんですねー。
劇場オーナーさんはにっこりとして、「わたしは一人芝居が好きで、がっつり観たいんです」とおっしゃっていた。
がっつり一人芝居のフェスティバル。それはすごい。
わたしもぜひ、劇場に毎日通います! なんて言ってたんですが・・・
・・・うう! ごめんなさい! このままではウソツキに!
志のある企画、ぜひ客席で応援したいんだけど・・・なんとか観に行こうと思ってます!
トニール作・演出作品もあるそうだし!
そんな毛玉ぢごくですが、読書はちょっとずつ。
本はさ、ちょこちょこと読めるのがいいよね。
おもしろかったものから、ここに書きたいと思ってるんだけど・・・
ちゃんと書きたいと思うとなかなか書けないんで、一言叫んでおこう。
佐藤正午、待望の新作「鳩の撃退法」(小学館)読んだよ!
ファンにはたまらない、上・下巻がっつり。
いつまでも読んでいたくなる。
登場人物である小説家が書いた、事実を元にした小説という形になっている。
事実を小説が変え、小説が事実を変える。
え、どういうこと? って、あらすじでは説明不可能なところがいいところ。小説を読むたのしみを久しぶりに堪能。
これ読んで、なにがなんだかわかんなくなるっていう方は・・・
もうしょうがないと思うこれは!
書き続けてほしい、と願いながら読了。5年ぶりの長編新作だった。待つしかないのが読者だよねえ。
いやはや......いろいろあって毛玉はひからびた毛玉になってます。
いろいろは書けないから、一つだけ。
先週末、毛玉が絶賛毛玉中にふと気がつくと、タキが倒れてた。
ウィルス性胃腸炎だって。
けど、なんか、マンモス象が倒れたくらいのイキオイだったのよ。
ほんとに、何事かと思った。
病院に付き添い(歩けてよかった。毛玉はマンモス象を背負えない)、薬もらって、一安心したけどそこでハタと。
ウィルス性って・・・ひからびた毛玉が、だよ、マンモス象を倒す勢いのウィルスにやられたらば、その時は・・・どうなるんだろう・・・って恐ろしかった。でも、うつらなかったよ。
タキは一日絶食、次の日はゆるーいお粥からはじめて、じょじょに形あるお粥へ。順調に回復していった。もう大丈夫、ご心配おかけしました!
毛玉もつきあってお粥の日々でした。
パソコンに張りつき悩みながら仕事、お粥作り、悩みもう時間、焦ってお粥、悩、粥、悩、粥・・・後から思い出したら、笑うだろう。
で、またブログなかなか書けなかったのですが・・・
舞台美術家の大島広子さんから、新年にメール頂いて、お仕事のHPができました、というお知らせがあり。覗いてみたら、とてもすてきなHPでした。
ご紹介します。http://www.hirokooshima.net/
舞台関係者ではない方も、観たら面白いのじゃないかと思います。お時間あるとき、ぜひ、覗いてみてください。
大島さんとわたしは、ゴゴアメの前、シエラザードでの公演(2005年、「探偵青.悪いお別れ」 お、ちょうど10年になるのかー)の時にお世話になって。ゴゴアメにもご協力して頂いたこともあり。すてきな笑顔で、わたしをはじめ、役者・スタッフを支えてくださった方です。
大島さんは忙しく活動されているから、なかなかお会いできないのだけど・・・。
またお茶しましょうね、大島さん!
みなさま、お正月お疲れさまです!
わたしもたいしたことしなかったけど、手がガサガサになってるよ。
正月はいつもこうなるね。ハンドクリームハンドクリーム。
なんとか料理、少しだけですが、ガンバリました。
なにをつくろうか考える余力がなかったから、やっぱり恒例のローストビーフをつくった(やっぱりおいしかった!)
あとはスーパーでフキをみつけたので、フキの煮物など(写真のはフキのおひたし)
フキは下茹でしてから皮をむくのが面倒なのだけど、その手間をかけたら、おせちじゃなくても、少しあらたまった感じになる。料理中もいい香りがするしね。
そうそう、大晦日はテレビを観なかった。カウントダウンの時だけつけた。それまでジャズをかけながら、料理しながら飲んでた。カッコイイ! (と弟マットに言われた。姉弟で褒めあう、おめでたいお正月)我ながらカッコイイ! 大人だ!
そうよ大人だから背中がバキバキ。身体じゅうバキバキ。大人だから。
きょうは少しゆっくり休みたい、あしたからまた仕事ミシミシ、ふぅー、バリバリにガンバリます!(いまため息つかなかった? ミシミシ、とバリバリ、の間に? ついてないついてない!)
あ、ひとつ、宣伝を。
わたしが脚本家チームの末席にて参加しておりますアニメ番組が、いよいよ、今月もうすぐ、放送開始になります。
詳細はこちらの公式HPを。
好評第一期の後、お待たせしましたの第二期です。
もーいろんなことがいろーんなことになってますんで、お見逃しなく。
吉永担当回が何話かはおたのしみに。全話、観てくださーい!
2015、あけましておめでとうございます。
東京、雪がちらついていますね。
寒ぅーい。
わたしこれから母の家へ行くのですが、
ふとんかぶったまま、移動したい・・・
みなさま暖かくしてお過ごしください。穏やかなお正月を!