吾妻ひでお「カオスノート」(イースト・プレス刊)おもしろいー。
今回はアル中エッセイ漫画ではなく、ナンセンスギャグというから、どんなだろうと思ったらほんと、おもしろい。ちょっと心配になるけど。
お彼岸は、父のお墓参りに行ってきた。やっと行けてよかった。
7月の絵+朗読公演「クライマガコの恋と十三夜」には父の思い出を散りばめている。
マガコの父・カナブンがそうだけれど、実はほかの短編にも散っている。
父がモデルっていうものではないし、そのまま実話、というのもないのですが。
あ、でも、父の病気がわかってから、歯科医(大学病院に行った。病気が血液がつくれなくなる病気で、歯科治療も慎重だった)に一緒に付き添って行った日のことが「ツキビト」という作品の中にけっこうそのまんま入ってる。
病気でしんどかった父は支度にものすごく時間がかかり(もともとスローな人なのだが)、最後にネクタイをした。もう定年後だったが、職場に行くのにもしないことが多かったはずだ。
なんでネクタイ・・・とわたしが呆れると、医者がネクタイをしているから、失礼のないように、となにかいたずらっぽく言った。
体面をとりつくろうことはまったくしない人なのに、なぜそこは律儀に・・・いや律儀なのか? なんなのか?
ほんとにへんな人だった。
ただいま、美容師さんからベトナム旅行のおみやげにいただいたコーヒーを飲んでいます。
香りがほのかに甘く、濃くておいしい。
パッケージもかわいい。ドリップ式で一個ずつ包装されているのが箱に入ってる。
でもこれ、リスが豆を食べた糞からつくるのだそうだけど、ほんとなのかしら。