フライヤーが印刷上がって届くと、家の中も「はじまったー」という感じになる。
原稿は上がった順に出演者たちに郵送しており、なにか「短編を千切っては投げ千切っては投げ」の日々。って実際はそう言うほどの勢いはなくちまちまと、実にちまちまとやってます。
ハッキリ言うと、ちねりを思い出します。(覚えてますか「ちねり」。知らなかったらいいです!)
そういう作業は、どこかホソノくんのこの絵の描き方(フライヤーの絵です)と似ていて、去年、描いてるところを見せてもらって、あまりにちまちましてるので笑ってしまったが、実は非常にシンパシーを感じている。
で、雨の中、コピーをとりに行きながら、あらいよいよ短編発送作業の終わりがやってきましたよ。ということは、そう、つまり、執筆「ほぼ」完了。
公演の一ヵ月前(より早い)に本が上がるっていうのは小劇場ではすばらしく早いのだけど、この公演では本番に使用(朗読)する大事な印刷台本をつくるため、印刷入稿しなくちゃいけなくて、印刷入稿の前にはレイアウト入稿しなくちゃで(それもホソノくんがやるんだけどぅ)、まだまだ我々のちまちました作業は続くのでした。
しかし。わたし、なにをやっても達成感ないんだけど、今回はなんか、吐き出したーって感じあるわよ。ひそかにね。
さて6月。前にいろいろお知らせしたように、たまたまわたしの回りで本番重なっており。
なんかいまや、誰もかれもが稽古中で誰もかれもが本番間近、な感じがするけど。
高木登さん主宰の「鵺的」ももうすぐ公演がはじまる。
「鵺的」はもう、有名になっちゃったからわたしがここで宣伝する必要もないんですが、でも一言。
今回は「阿部定」を題材にした二本立て。新作長編を二本立てとは、凄いことです。
しかも「鵺的」の「阿部定」なのに「喜劇」だと作家は仰る。
いかなるたくらみか、きっと面白いことは間違いないので、わたしもたのしみにしています。
公演日程ほか詳細は劇団鵺的HPにて。