白も好きですが、ピンクも好き。
頭がSTAP細胞化しているきょうこの頃ですが。(不正偽造とかじゃないよ、ストレス!)
久しぶりにちょっと読書の話。
短編小説好きな方。ミランダ・ジュライとアリス・マンロー、どっちが好きですか?
どちらも面白いですよね。わたしにはミランダ・ジュライはちょっと若過ぎて、アリス・マンローはハードル高過ぎなのですが。
というか、アリス・マンロー。ノーベル賞作家の本をわたしが読むとは思わなかった!
決して難解ではないのですが、短編なのに一本ずつが長編を読むような小説です。
「小説のように」の後に、最後の作品(と自身が言う)「ディア・ライフ」(どちらも新潮クレストブック)をほんとうにゆっくり一つずつ読んでいった。
翻訳なのか(・・・原文読めないのに翻訳がどうこうなんて言えないけど!)、ちょっと読みにくいというのもあって。
面白いのでこれが、「誰でも気楽に」読んで、とは言えないのが、残念な気がする。
マンローを読むと鮮やかにシーンが残ることが多くて、人に話したくなるんだよね。
人に話したくなるような小説と、言葉にできない小説と、あるよね。
後者が好きなわたしですが、でも、こういうのもやっぱりいい。
村上春樹編訳「恋しくて」(中央公論新社)にも一本、マンローの短編が入ってました。村上さん解説付きでおすすめ。
その村上春樹自身の短編集も出ましたね!