小説家の古川日出男が書く戯曲、というのでそれはもう観なきゃ、とチケットをとっていた「冬眠する熊に添い寝してごらん」(シアターコクーン)を観て来た。
「熊より犬じゃないのよ!」と観たら誰もが思うだろうことを思った。ベルカ好きだったから・・・いいけれど。
蜷川演出が本に喧嘩売ってるようなところがおもしろかったけれど、古川日出男作品としては、わたしはなにか物足りなかった。てんこ盛りなのに。4時間あるしね(休憩あり)。
わけわからないということではもっとわからなくていいし(これは反対意見のほうが多いでしょうが)、台詞が意外と説明的に感じてしまった。詩的ではあるが、実はストレート過ぎかなと思ってしまったところがあって。
戯曲とはなんだろうな。と思わされた。うーん。(あ、戯曲は「新潮」誌2月号で読めます)
蜷川演出はこの春、「わたしを離さないで」(カズオ・イシグロの小説)をやるのだと知ってびっくり。
舞台化かー。脚本は倉持裕......、あーそれは観たいかも。