国産ワイン、好きで、クリスマスにワインショップに寄ったら甲州ワインの「淡紫」をみつけて、クリスマスだしなーとかこつけて買ってしまった。
これで「あわしむらさき」と読ませる。ラベルは裏側に模様が入っていて、なんともきれい。日本人ってなんてすてきなことを考えるんでしょう。
ボトルも和紙にくるまれていて、贈りものにしたくなる。
辛口で、和食に合うワインってことになってますが、もちろん洋風の食事にも。
うーまた寒いですねーぶるぶるぶる。参っちゃうなー。
きのうバイトのことを書いたら思い出したんだけど、先輩が就職したんだよね。
「先輩」と呼んでいるがずーーっと年下の、ダメ人間としての先輩ね。
最近ぷー太郎で重度の金欠病を病んでいたんだけど、生命の危険に脅かされて短期のバイトをしてた会社で、ある日言われたんだって。
「もしかして、きみ、なんでもできるでしょ? って。だから、はい、なんでもできますって答えて」
「うはははは!」
「・・・・・・」 先輩が無表情な中にもむっとした顔になった。
え。マジで? 少し会わない間にずいぶんジョークがうまくなったなと思ったんだけど。
とビクビクしつつもまだニヤニヤしていると、先輩は無表情な中にも『おまえにはわからんだろうが』というたいへん威張った顔になり、「スキルがあるから」とか「インダストリアルデザイン」とか「メールは全部英文で」とか、わたしにはわからないことを並べ立てるので、さっぱりわからなかったのさ。
しかしわからないなりに、なにせ尊敬する先輩のことなのでわたしは感心をして。
「けど、まあ、えらいよ。毎日、通勤してるんでしょ。もおダメ人間卒業だね!」
と言ってまたばかにされるかと思ったら、先輩は急に無表情でなくなり明らかにがっくりとうなだれ、「・・・・・・いつまで続くか・・・」だって。
「なに? ダメなの?!」
「・・・・・・」
「早! はっやー」
「・・・・・・」
「いやいや、ダメじゃない。ダメじゃないよね!?」
「・・・・・・」
年の瀬に、無事、先輩が仕事納めするよう祈る。
おっと、休憩長かったか、終わり。