帰って来ております。
何年ぶりかの沖縄旅行でした。今回はじめて小浜島に行って来たのだけど、なんにもなくて(小浜には信号もタクシーもない)、なんにもしない旅にはうってつけでした。
音をたててぼーっとしていました。
11月の沖縄は台風もなくていい季節、と聞いてはいたのだけど、暑過ぎず、海には入れないけど眺めてるだけでいいわたしにはとっても向いていた。
夏より安く行けるし、夏より混んでないし。おすすめ。でもみなさんはやっぱり、海に入れない沖縄なんて、ですかね。
(一応、「遊泳禁止」でなく「遊泳注意」で、ビーチでは水着で海に入っていくひともいたにはいたけど、ちょっと寒そうでした)
「温暖」っていう言葉そのものな、穏やかな天気で、花もいっぱい咲いてる。
初夏みたいな、でも風はひんやりしていて、やっぱり「秋」なのですが、東京には(「関東には」かな)ない季節だなあと。
海はもちろんだけど、空が大きく広くてたくさん眺めてしまった。
風が強いから、雲がどんどん流れて、表情を変えていくので見飽きないのだ。
写真は朝焼け。こんなふうに見えたのはほんの一瞬。
南の島で読む本には、なにを持って行こう? と考えがいのあることを実際はあまりよく考えられず、「意外とトーベ・ヤンソン!」という思いつきが自分にウケて(沖縄でフィンランド、フツウは論外か!)「トーベ・ヤンソン短編集」(冨原眞弓編訳・ちくま文庫)をお供に。
ムーミン好きですが近年まで、作者トーベ・ヤンソンのことはまるで知らなくて(孤島に住んでいたこととか)、大人向けの短編があると知っていつか読みたいと思いながらも読んでなかったのです。
でも読みはじめるとこれが、ものすごくよく知っているひとの作品を読んでいるような、懐かしい感じがして、全集が買いたくなってきた。
ヤンソン来年生誕100周年だそうですね。
さて、帰って来たらわかってはいたけど、東京、寒いっ!! 気温差キツく、また風邪ひきそう。
そしてウチにまだ工事の足場がしっかりあるのを見たときの衝撃。いまもコンコン外から打たれています。(先月から雨が多くて作業が延びてる)
えー、うー、お疲れさまです!