写真は制作中の細野氏。(絵もまだ制作過程です。色がとてもきれいなのですが、それは公演をおたのしみに!) インタビュー、続きです。
――最初は絵だから、会場はギャラリーかなと考えていたのですが、朗読はお客様に座って聞いていただきたくて、APOCシアターさんになりました。でも劇場なので壁に絵を(びょう打ち不可)留められないんですよね。一緒に劇場へ行って考えてみて、APOCシアターさんの天井の高さを生かして、長い絵を吊るしてみようか、となりました。
絵としてはかなり特殊ですよね。いま制作中のサイズや、材質など教えてください。
また、劇場で展示するというのは、どんな感じですか?
今回は大きなキャンバス(最大1.5x3.5m)に、アクリル絵の具をシルクスクリーンで細かいパーツごとに刷っています。
画面を埋めていくのにとにかく手をたくさん動かさないといけないのが大変です。
会場の制約から始まったのですが、とても大きな作品に着手出来たのはよかったです。
また今回の手法はこれくらいの大きさがあってはじめて生きてくるような気もしています。
――絵が朗読の内容を説明するものではないほうがいい、というのは二人で話しましたね。
お客様にはどう受け取ってもらえるでしょうか。細野くんとしてはいま、どんなふうに観てもらえたらと考えていますか?
朗読の本もあがってきて、僕の絵もいくつかあがってきて・・・
それでも、どんな感じで共鳴した時間や空間になるかまだ見えていません(笑)。
どんな感じになるか自分でも当日がすごく楽しみです。
制作していると「もう少し話に近づいた作品もあったほうがいいのでは」なんて不安になるときもありますが、そこはぐっとこらえて、自分の思う作品を作っていますw。
形として共通のイメージを決め込まなくても、一緒にやっていけば深い所で共通の何かが生まれる気もしています。
――ああ、形のないものを作ろうとするのが好きなんだねえ、と自分で思いました。
細野くんもそういうところがあると思います!(と勝手に)
さて音楽ゲストのお二人のうち、齊藤丈二さんに演奏を、というのは細野くんからの提案でした。齊藤丈二さんについて、一言、ご紹介をお願いします。
丈二さんは「サーディンヘッド」というバンドをやっていて、もともとどこかのライブハウスでみたのですが、一発で大好きになり・・・。
日本で最もおかしな音(もちろんいい意味で)を鳴らすロックバンドのひとつだと思っています。
朗読と一緒に変な音を鳴らしてくれたら面白いなって思って、声をかけさせてもらいました。
音楽面もどんな共鳴が生まれるかすごく楽しみです。
――今回、企画として名前を並べましたが、二人とも主に制作雑用で大忙しで。毎日何通もメールしあってるのに、更にインタビューですみませんでした! ツライところですががんばりましょう! のちほどメールします!(苦笑)
さいごに、このブログをお読みになってくださっているみなさまへメッセージを。
朗読、絵、音楽・・・すごく未知数なところが多いので、自分でもどんな空間が生まれるかすごく楽しみです。
でもきっと面白いことになると思いますので、お見逃しのないよう。
っていうか絶対観に来てください☆
細野健ブログ http://kenhosono.jp/
2013年5月17日(金)→19日(日)
午後から雨になるでしょうプロデュース#3
絵+朗読「クライマガコのイノリとカタリ」
チケット発売中! 公演詳細はこちら。
客席数の少ない公演のため、なるべくお早めのご予約をお願いいたします。
お待ちしております!