2013年5月17日(金)→19日(日)
午後から雨になるでしょうプロデュース#3
絵+朗読「クライマガコのイノリとカタリ」
チケット発売中です! 公演詳細はこちら。
客席数の少ない公演のため、なるべくお早めのご予約をお願いいたします。お待ちしております!
この公演に展示する絵を現在制作中の細野健くんに、吉永からメールでインタビューをしました。
二回に分けて掲載いたします。まずはみなさまへ、細野くんの「ご紹介編」というところから。
――細野くんは本業がデザイナーですが、絵も描いて個展をやってきましたね。デザインの仕事と、絵を描くことは細野くんの中でどんな差異、またどんなバランスになってるのでしょうか?
描くことが生きることなので!
なんて言いたいところですが、そんな格好良くはなく...。
デザインはクライアントの要望やプロジェクトの目的が達成できるよう、ビジュアル面で力添えするのが役割です。
逆にアート作品を作るのは、自分が考えたり感じたことを、ビジュアルを通して表現することです。
そこには大きな違いがあるのですが、そこで私的って言葉にあてはめて、アートで自分の感情を一方的に表現するってのもちょっと違うなって思ったり・・・。
どちらにしろ何かしら社会との接点は大切なことだと思ったりもします。
――吉永も絵の個展を見せてもらって「なにか一緒にやりたいなー」とか言って、それが今回の公演となりました。けれど個展は2010年からお休みになっていますよね。お仕事が忙しかった? もし物理的な面とは別に、なにか心境の変化などあれば教えてください。
やはり震災の事が大きかったのだと思います。
作る気になれなかったというのもあるのですが、被災地のことや社会のことを考えたり活動したりで一杯一杯だったというのが正直なところです。
今回の企画をやらせてもらうことになったのは吉永さんが「何かやろう」と声をかけてくれたのがきっかけです。
その段階では、まだ自分の中で何かがクリアになっていて「よし絵を描くぞ!」とスイッチがはいっていたわけでなかったのですが、いま思えばとてもよいきっかけをもらえたと思って感謝しています。
――細野くんは被災地へのボランティア活動もしています。差支えなければそのことも少し、教えていただけますでしょうか。
震災後、石巻や福島の南相馬にボランティアやイベントの手伝いなどで何回も足を運びました。
何か東京にいるといても立っていられなくて出かけていくのですが、行くたびに気持ちが満たされるというより、大きな敗北感につつまれて帰ってくる感じでした。
災害の大きさ、小さな個人のチカラでは太刀打ち出来ないことなど・・・。
でもいろいろ考え感じたことは大きかったと思います。
まだまだ復興には時間がかかると思うので、考え続けていきたいと思います。
――次回は公演内容についてのインタビューをアップします。
引き続き、読んでくださいませ!!