ラジオから流れてきたユーミンのカバー、JUJUが歌う「Hello, my frend」にふわっと捕まる。
夏の終わりの気だるい切なさ。
繰り返し聴いてしまいそうだ。
どうしたヨシナガ、でした。
って言ったって、あたしのこの夏って、工事の音に埋もれてんじゃないのさ!
工事の音にはじまり工事の音と共に・・・終わってません。
ブルーシートがはずれだして、一軒ずつ家がこんにちは、しはじめたけど。
そうよ、一軒建ててるんじゃないのよ。家々(複数)が生まれてきているわけよ。
あたしだって(複数)頭の中からひねり出してたわよ、でもあんなに家ができてくるんじゃあたしってなにって話よ、ちがう?(ちがうというか、それ以前になにって話)
救いは最近、ミツさん(仮名)が罵声が響いてこなくなったこと。
ああよかった、みんなミツさんの言うこと聞くようになって。と思ったらまた、怒鳴ったりしてるけど。
けどテッペイ(架空)ともだいぶん仲良くなったらしい。
ある朝、ミツさんの朗らかな笑い声が響いてきた。
テッペイのやつが「コーヒーおごるからさ」なんて言って。
ミツさん「あたしもうコーヒーのんじゃったよ」なんて笑って。
テッペイ「ちーがうんだよ、すっげーうまいコーヒーなんだから!」
ああなごやかな朝(一瞬)!
今回これタキが聞いた会話だから、(妄想)じゃなくて(事実)よ。
テッペイよ、あたしにも、うまいコーヒーおごってちょうだい。