塩麹、まず生で食べたい。
と思って、「きょうの料理」7月号に載ってたレシピ「たたきなす」をやってみた。
なすを叩いて、手でたてに割く、というんだけど、これが夏のなすでぷりぷりと大きかったから、叩いてもねえ。皮に切れ目が入らなかったけど、まあ手では割きました。長さは包丁で切って、ボウルに入れ、塩麹(茄子2個に対して塩麹大匙11/3とある)をまぶし少しもみました。5、6分おいて、軽く水気を絞って出来上がり。
食べてみてああ、なるほど!
塩で漬けるよりこくがあって、でも味噌漬けよりあっさり、という感じだね。
そんでけっこう、独特な味というか、風味があるね。ふうむ。
残りを冷蔵庫に入れて翌日食べたけど、時間たってもおいしい。
いつもやる茄子の煮物にも、少し塩麹足してみたら、お酒のお供にいいな、というものになった。
塩麹がここまで流行ったのは、なんにでも使えるっていうところだろうねー。
ほかの料理を、また。
柴田元幸編「短編集」(モンキーブックス刊)を読んだ。
帯に「この人に書いてもらえたら最高、と思った9人が書いてくれました。柴田元幸」とある本。
その9人の中に、前回ここに書いた戌井昭人もいて、書き下ろしのこちらの短編がまたよかった。
これはなんとなく「戌井カーヴァー」って感じで、ってただのわたしの感じ方だけども。
平易な言葉のみで書いているが、そうやって書くのがいちばんむずかしい。おそるべし!
ほか、どの作品が好きかを考えるのも、たのしい短編集。
小川洋子、なんかもうどんどん、すごくなっていく!! どこまですごくなるんだろう!
と、毎度、すごいとかおもしろいとかしか書けなくて、ばかみたいだが、読書(映画や演劇も)の感想をここに書くときはこんなんでも、かなり悩む。時間もかけてしまう。
ネットに感想を書くっていうのは、カンタン過ぎておそろしいところがあるからだ。
同じ「おもしろかった」でも、考えた上に書くのとそうでないのとでは違う。
なにが違うって、自分の覚悟が違うのだ。
まあ書かなきゃいいって話だけど、おもしろかったときはおもしろかったと書きたいものだ。そして、たまに、ブログに書いてあったやつ買ったよ、読んだよ、という友もいて、うれしい。
なのでまた「すごいすごい」書いていきます。