毎日ばたばたしてばかりいて、厭になって、先日、公園を覗いてきた。
久しぶりにたくさん歩いた。
満開の梅に「わあ」「わあ」と他愛なく口を開く。
そこらじゅうがいい香りだった。
曇り空の下の梅の花も、いいものだな、と。
今年は桜も遅くなるね。
きのうは父の十三回忌で。
ちょうどお墓の上に桜があるのだけど、この桜はなぜかいつも、ちょっと早めに咲くのに、今年はまだまだ固そうな蕾だった。
お寺でお経をあげてもらって、少し泣いた。時の流れに。
遠く形のないものが、近くにそっとしばらくいてくれるような気配に。
そのあとは、たくさん呑みました、とさ。