春野菜シリーズ。パスタにするのもいいよね。
まだ寒いこの季節は、クリームソースが食べたくなる。やさしい味が春野菜に合うし。
最後にちょっと島唐辛子(粉)をふってみたら、これがまた美味しかった。
円城塔「これはペンです」(新潮社)を読む。
わたしに円城塔がわかるのか? と思ってさ。
わけわかんないものって、みなさんもおご存知のとおり、わたしは好きだけど、インテリにしかわからないものとなると話は別で。降参するしかないのだ。
「わかるわからないじゃないよ、小説なんだから」というのなら良いが(わたしは良い)、そういうものとはちょっと違う気がしていて。
「これはペンです」と「良い夜を持っている」の二作品が収められている(連作ではないが、共通点がある)が、この「良い夜」がわたし、良くて、少し驚いた。
わかったのか、と言われたら、やっぱり、わかっちゃいないのだ。
どういうことかなあ、と考えてみて、ここに書こうと書き出すと、それなりにもっともらしそうに書き、けど、なにか違うな、いや、ぜんぜん違うな、と思えてきた。なので、伝わりにくいままに、書くことにした。
文章と文章の間をひたすらさ迷っていれば心地良い、とは言えず、ぼこぼこと引っかかってしまう。たどたどしいのは、けれど、作品ではなくわたしなのだ。
それでも「良い夜を持っている」の、自分の頭の中の街をさ迷う「父」を追いかけて、文章の間をさ迷うしかなかった。描かれない夜が見えて、消え、最後はなぜか切なく。
うーん伝わりにくーい。