マリメッコのVihkiruusu(ヴィヒキルース)ウェディングローズの柄。
かわいい。
なんとなくいつもと違う日々、心があちこちへ飛んでいく。
とはいえ、いつもと同じくわたし自身になにもなく。だから出来事というのではなく。
芝居を観に行くのに出遅れて焦り、駅まで走ってたら(滅多に走らないわたしだが)、道端からわたしの名前を呼んで大きく手を振る、クリーニング屋さんのお母さんが、そうだったその日が四十数年間の最後の日、もうじき閉めるお店の前で立っている。ありがとうー、お元気でー、と笑っている。
いやだーさみしいー、お元気でー、と叫び返しながらどたどた走って、なんだこれおっかしいの、あっはははと噴き出して笑いながら泣きそうでもある。
それがこのところの、ぜんぜん違ういろんなことの徴みたいで。