スーパーに買い物に行ったら、いつもは人通りが少ないこの辺りが賑わっていて。
ウォーキングイベントらしい。パスをぶら下げて、地図を手にした年寄りや子供連れや、各自気ままそうに歩いていて、店先でメンチカツがあがるのを待って並んでいたりする(そういうポイントが幾つかあるみたい)。
金木犀が急に香っているし、いい季節だものなあ。いいなあ。
前回書いた光より速いニュートリノの記事には、宇宙物理学者たちのコメントもあった。少し前にちょうど「眠れなくなる宇宙のはなし」(佐藤勝彦・宝島社)という本を読んだばかりだった。
ほらあの、わたしが頭の中で宇宙誕生させちゃったところから(ぷっ)、インフレーション理論が気になって。佐藤勝彦氏はインフレーション理論の提唱者そのひとなのである!
なのにこの本はとってもわかりやすい文章で、人間が宇宙をどう考えてきたか、その歴史から(相対性理論ももちろん)、最新理論まで、まったく理数系でない、わたしのような非科学脳のひとにもおもしろく読める、というすばらしい本です。おすすめ。
装丁もかわいいし、眠る前に少しずつ読むのにとってもいい。
眠れなくはならない、逆に眠れる。退屈という意味ではなく。
ふわーっとなるから。
この本の帯にも「宇宙の95%は正体不明」って書いてあるけど、2003年にNASAからの発表があり、星や銀河など人間が知ることができたものは宇宙の中のたった約5%なのだって。
あとは「目に見えない」ことから「暗黒物質」そしてそれ以上に多くの「暗黒エネルギー」と呼ばれるものたちで宇宙空間は埋まっているのだそう。
暗黒ってつくと、なんだワルーイやつらかっ?(または鵺的かっ?)って思うけどさ(え、ぜんぜん思わない?)、ただ「わけわかんないもの」ってことだ。
それが95%だよ。
だったらなんかいろいろさ、光より速いものでもなんでも、ありそうな気がしない?
ふわーっ。いけね、眠くなった。
まあしかしこれは、「わからない」ということが「わかった」ことが、実にすごいことで。
で、これまた性懲りもなくつづく。