前日のちらし寿司の残りをセイロ蒸しにしてみた。ゴウカな朝ごはん。
レンジでちょっと温めたりするだけでも、美味しいんだよね。
先日、DVDで韓国映画「息もできない」を観たら、ものすごくこれがよくて、興奮してしまった。
良い作品に出会ったとき、それのどこがどういいのか言葉にできない自分が、いつももどかしい。けどわたしは「言葉にならないもの」を求めてもいるんだから、いいのか? とも思う。
ってわけで、いつものように「紹介」にはならず、ぐだぐだな「日記」になるけど書く。作品紹介は、このHPで見て。でもねえ、この映画、こういう「世界が泣いた」とかいうコピーには捕らわれずに観てほしいな。泣いたかどうかじゃないからね、映画は。あたりまえの話。
監督(脚本も)ヤン・イクチュンが主演している。
北野武監督の映画と似ている、けどもちろん違うところもたくさんある。これについてはしかし、置いといて。
韓国映画というのはパワーがほんとうに凄い。それはおいとけない。凄い。ほんとうに凄い。ほら凄いとしか書けないよ・・・
わたし、観始めてからすぐに、なんかフシギな気持ちになっちゃってさ。
自分が昔、映画(わたしは8ミリ小僧だったのだ)つくってた時の気持ちをすごく思い出してしまい。どういうふうに撮りたかったかを。
この映画は低予算でレンズも買えなかったというから、それでこういう絵かと納得するんだけど、なんていうかその撮り方から音楽のつけ方から、すべてが好みだった。
そして「お話」よりも、映画の中で確かに存在している人物たちに、観ているこちらの心が、しっかり動いた。
現実により「似てる」ことが「リアル」なのではなく、創作物の中に真実があるかどうかなのだといつも、思うんだよなあ、それをやるのは難しいけどさ。でもやろうとするのとしないのとではまったく別物。
それから監督はわたしよりずっと若く、世代が違うのになにか持ってる思いというのか、自分と近しいように感じた。たいてい作り手との世代の差って、良くも悪くも、感じるものなんだけど、こういうこともあるんだなあ。
で、DVDには監督のインタビューがついてる。これがね・・・
作中のチンピラ役が強烈な印象を残すので、その余韻で観ると噴き出してしまう。(だから必ず作品観た後に観てほしい)
ぜんぜんっ違うひとじゃん、おっもしろい。
インタビューを聞いてるとかなり頭の良い方で、なかなか、恐ろしい。
けど、自分のやりたいことしかやらない、ということを言っていて、とっても元気になるよ、このインタビューもおすすめ。
あとはもう、観たひととしか話せない。
いい映画はたくさんあるけど、好きだ! と思える作品って実はなかなか出会えないので、なんかもうめちゃめちゃうれしいわたしなのだった。