午後から雨になるでしょう

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プリンセチア

purincetia.JPG

 

そうねえ......ことしは確かに、わたしにしては、激しく感情が揺すぶられることが多い一年だったかもねえ、と思ったりする。

たくさん泣いてしまった。うれしいことも、たくさんあったけど。

 

ところでもう何年も、ずいぶん前から、わたしのうれしいこと、びっくりすること、涙すること、心配ごとすべては、わたし自身のことでなく、友や仲間のことばっかりだ。

そう、歳をとったからだろうね。自分には特になんの事件もなく。

いいようで、たまに、わたしってほんとうに「なんにもない」のだな、と思ってしまうこともあるこの数年。

子供のことばかり、という親と似たようなことだろうか。や、親になったことないから、わからないが違うだろう、だいぶ!!

そんでわたしがどんなにか心配したり、またはお金もらってんのかってくらい喜んだりしようが、だよ、わたしのことで同じくらい誰かが心を動かしてくれるのだろうか? というと、ないな。ぜってえ。だし。

 

てなこと思ってたら、10月からのじんましん騒動で、思いがけず、いろんな方から、やさしいメールをもらったり、直接、励ましの声をかけていただいて、なんだかもう慣れないことでおたおた、照れてちゃんとお礼を言えてないかと思うが、ひたすら感謝であった。

「お大事に」とか「早く治りますように」というなにげない言葉が、わたしにはもう、魔法みたいに思えた。言いながら向けてくれた笑顔も、魔法で。

即、治っちゃいそうだった。

治らないけど。もうことし終わるけど。カユイまま年越しだけど。

 

いやほんと、何度も何度も、鼻がツーンとしました。

たくさん、やさしくしてもらいました。ありがとう。

魔法がいっぱい積み重なって、いま、このくらいに回復しているのは、ほんとうに、みなさんと、医者と薬のおかげ(ははは)、間違いないです。

ありがとう。

 

このままわたしは、誰かのことでしょっちゅう、泣いたり笑ったりしていこう、と思う。わたしはそういうわたしなのだ。ひとのしあわせでしあわせになれるなんて、得な人生だ。(って知ってたけど)

それでもこれからはいままでより、わたし自身も、一歩一歩、確かめて歩いていこう。

 

ポインセチアのピンク色のをよくみかけるようになった、いい色だよね、けど名前は「プリンセチア」というのだそう。うんどうだろう、その名前・・・

んでも、きれいだね。

さて! みなさんきょうもあしたも忙しいでしょうし、歳明けてもだからなにって話でもありますが、わたしからこの一年の感謝をこめまして。

どちらさんも、良いお年を! ね!

 


吉永亜矢 (2010年12月30日 11:03)  カテゴリ:
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