そうねえ......ことしは確かに、わたしにしては、激しく感情が揺すぶられることが多い一年だったかもねえ、と思ったりする。
たくさん泣いてしまった。うれしいことも、たくさんあったけど。
ところでもう何年も、ずいぶん前から、わたしのうれしいこと、びっくりすること、涙すること、心配ごとすべては、わたし自身のことでなく、友や仲間のことばっかりだ。
そう、歳をとったからだろうね。自分には特になんの事件もなく。
いいようで、たまに、わたしってほんとうに「なんにもない」のだな、と思ってしまうこともあるこの数年。
子供のことばかり、という親と似たようなことだろうか。や、親になったことないから、わからないが違うだろう、だいぶ!!
そんでわたしがどんなにか心配したり、またはお金もらってんのかってくらい喜んだりしようが、だよ、わたしのことで同じくらい誰かが心を動かしてくれるのだろうか? というと、ないな。ぜってえ。だし。
てなこと思ってたら、10月からのじんましん騒動で、思いがけず、いろんな方から、やさしいメールをもらったり、直接、励ましの声をかけていただいて、なんだかもう慣れないことでおたおた、照れてちゃんとお礼を言えてないかと思うが、ひたすら感謝であった。
「お大事に」とか「早く治りますように」というなにげない言葉が、わたしにはもう、魔法みたいに思えた。言いながら向けてくれた笑顔も、魔法で。
即、治っちゃいそうだった。
治らないけど。もうことし終わるけど。カユイまま年越しだけど。
いやほんと、何度も何度も、鼻がツーンとしました。
たくさん、やさしくしてもらいました。ありがとう。
魔法がいっぱい積み重なって、いま、このくらいに回復しているのは、ほんとうに、みなさんと、医者と薬のおかげ(ははは)、間違いないです。
ありがとう。
このままわたしは、誰かのことでしょっちゅう、泣いたり笑ったりしていこう、と思う。わたしはそういうわたしなのだ。ひとのしあわせでしあわせになれるなんて、得な人生だ。(って知ってたけど)
それでもこれからはいままでより、わたし自身も、一歩一歩、確かめて歩いていこう。
ポインセチアのピンク色のをよくみかけるようになった、いい色だよね、けど名前は「プリンセチア」というのだそう。うんどうだろう、その名前・・・
んでも、きれいだね。
さて! みなさんきょうもあしたも忙しいでしょうし、歳明けてもだからなにって話でもありますが、わたしからこの一年の感謝をこめまして。
どちらさんも、良いお年を! ね!