午後から雨になるでしょう

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あかさかなは眠らない

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金(金沢)です。

あっという間に二週間が過ぎてしまい、劇場での日々を振り返るにはちと時間が経った。

その間、逗子や伊豆白浜の海へ行き、髪をバッサリ切って「変」と言われ、ぼくはすっかりリフレッシュを終えた。

夏休みも半ばを過ぎたあたりだと思うが、一体キミは何をしてるんだ駿斗、あの夏の始まりの出来事は、キミにとって単なる夏休みの思い出でしかないのか、そうじゃないだろう、だったらガンバレ、オレもガンバル、と近いようで遠くへの思いを馳せてみる。

きっと彼は今頃、「ちっ、毎日あちーぜ、ったく......」とか言いながらスイカを食っていることだろう。

 

最初に台本を読んだ時、わけのわからないさかなが出てきて縦横無尽に駆け巡るし、この世のものではないオカルティックな存在が出てくるし、舞台はチャンチャカ変わるしで、だいぶ混乱した。

でも、不思議なことに「無理、これはできないです」とはまったく思わなかった。

どういう風に形にしていくか、が想像できたし、それが楽しそうであると思えた。

可能性を秘めた子供たちと、それを牽引する大人たち。

うっかり駿斗地獄に陥ったりもしたけれど、良くも悪くも稽古場は当初の想像を超えた。

その結果が本番でした。

 

またいつかどこかでお会いしましょう。

あかさかなはただ眠ったふりをしているだけ。

ぎょいっ!

 


金弘哲 (2010年8月16日 01:42)  カテゴリ:
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