金(金沢)です。
あっという間に二週間が過ぎてしまい、劇場での日々を振り返るにはちと時間が経った。
その間、逗子や伊豆白浜の海へ行き、髪をバッサリ切って「変」と言われ、ぼくはすっかりリフレッシュを終えた。
夏休みも半ばを過ぎたあたりだと思うが、一体キミは何をしてるんだ駿斗、あの夏の始まりの出来事は、キミにとって単なる夏休みの思い出でしかないのか、そうじゃないだろう、だったらガンバレ、オレもガンバル、と近いようで遠くへの思いを馳せてみる。
きっと彼は今頃、「ちっ、毎日あちーぜ、ったく......」とか言いながらスイカを食っていることだろう。
最初に台本を読んだ時、わけのわからないさかなが出てきて縦横無尽に駆け巡るし、この世のものではないオカルティックな存在が出てくるし、舞台はチャンチャカ変わるしで、だいぶ混乱した。
でも、不思議なことに「無理、これはできないです」とはまったく思わなかった。
どういう風に形にしていくか、が想像できたし、それが楽しそうであると思えた。
可能性を秘めた子供たちと、それを牽引する大人たち。
うっかり駿斗地獄に陥ったりもしたけれど、良くも悪くも稽古場は当初の想像を超えた。
その結果が本番でした。
またいつかどこかでお会いしましょう。
あかさかなはただ眠ったふりをしているだけ。
ぎょいっ!