吉永です、どうも! ...出演者の駿斗はきょうはふとんの中から出ない。
食べるのもテレビを観るのも全部ふとんの中でする。と言ってましたがわたしもそうします。
きのう無事、「青くて赤くて三角で、東のほうにある」千秋楽が終了いたしました。
4日間6ステージ、お忙しいなか、ご来場いただきましたお客様すべてに、こころより感謝いたします。ありがとうございました!
楽屋でアンケートを読んでいる役者たちの姿をちらりと見かけたら、なんだか、大事な手紙を読んでるみたいで、ほとんどアンケートを抱きしめそうになってるような感じで、可笑しく、そして芝居やってる役者がこんなにアンケートを大事そうに読んでるのなんて、はじめて見るような...とはっともしました。
ってわたしの友達には「出演者に激励を!」と強制的にアンケートを書かせたのですが。
書いてくださったみなみなさま、ほんとうにありがとうございました。
ちなみにFAXでも受け付けております(アンケート用紙に番号が記されています)ので、いまからでもどうぞ!
今回は演出としてはすごくシンプルな、素舞台で、場所やものを役者が表現していく、ということをやったわけですが、それはあたらしいことではなく、昔は小劇場の芝居というものは内容はまったく異なってもたいていはそういうものだったと思います。
いまではセットを組むのがふつうになっていますが、素舞台で表現できるのは、小劇場ならではの魅力の大きなひとつです。
作品を観ていただいて、うん、こういう芝居はおもしろい、と言っていただいた方々のおかげで、貫いてきてよかったと思えました。
ここまで来るのはたいへんなことで、わたしも、「いいもう。わたしがおもしろいと思うことをやる」と開き直るしかなかったのですが、おかげで少し、つよくなれたような気がします。
芝居を作るときにはあたりまえのことですが、演出意図を役者とスタッフに伝えること、理解してもらうことの大切さを実感して、なんか、こころからウロコが落ちたような気分です。
よく笑いよく泣き、へんてこで可笑しい夏の旅が終わりました。
でもみんなの夏休みはこれからです。
スープの中にはお客様たちの記憶の欠片も浮かんでいました。
出会って別れて、探してみつけて、なくして戻って、また出会いましょう。
ゴゴアメ一同から、愛と想像力をこめて。みなさまに素敵な夏になりますよう!