きのうは父の命日で、再びお墓参り。
ここの桜はもうこんな。ほう。
きーんと空気が冷えるなか、見あげる桜と青空はなんだか妖しく。
さあこれでわたしの3月のあれこれが終わったぞ。
いつもこの時期は気が重たいのだけど、すべて終了。
だからって4月を晴ればれと迎えるってわけにはいかないのだけどさ、そりゃさ、でもいいんだ。
ともかく前へ。ちょっとずつ。ね。前でなく後ろへでも横へでもどこでもいいや、ちょっとずつ。行きたいほうへ。
きのうの墓参は母と二人で、終わったあと母の家へ。なんぞ一緒に料理でもするかと。
たけのこを茹でたり、ふきを茹でたりする。
ふき、細いのだけど買ってみた。そしたら細いのは皮をむくときに疲れるねえ。
父は母のふきの煮物が大好きで、食べさせたかったのにさいごに間に合わなかったと、もう十年も母は同じことをくりかえす。うんともふんとも答えずわたしはひとりで皮むき番、延々皮をむく。
食べてみたら、苦味と香りが強くて、ものすごくおいしいふきだった。