まぬけすぎるだろう!
とある駅前のベンチで、寒空の下、だいの大人が3人で、書いたカードを覗きこむ。
「・・・これは・・・ひどい!」「子供か!?」「いや。ほんものの子供であるユメはもっときれいでしっかりした字を書くぞ」「うーむしまった」
先日、ゴゴアメ最年少メンバー、中村優芽ちゃんの出演しているミュージカル、
「森は生きている」を観に行ったのである。
年末のため、みんなで行くのはちょっと無理でして、代表メンバー3人で。
代表として気持ちだけは熱く、お花とカードも用意したのですがこんな残念なことに・・・・
えーと、ユメはとってもがんばってましたし、とってもかわいかったです。
10月よりちょっぴり背が伸びた感じでした。子供だけが伸びていきますわ。
さて「わたしのおすすめ本2009」に追加の発表!!
クリスマスの夜更けに、コツコツとノックするメールがありました。
メールを開くと、たちのぼる白い霧と共にふらふらと揺れる呑みすぎた幽霊のような姿が。
「あやしゃん・・・わたしです・・・実乃鈴です・・・・・・お呼びになりましたかー」
鈴の響きに懐かしいものが。ええ、間違いなくあなたは実乃鈴ですね、呼びましたとも。
「なぜ、わたしに本のことなぞ尋ねるのです。わたしは本なぞ、モリミーか戯曲か戯曲かギキョクギキョクしか読みませんのに・・・」
立派です。お仕事お疲れさま。さあ、そんなにふらふらぐらぐらするのはやめなさい、酔いが回りますよ。お水を一杯、いかがです。
「いいえ。あしたまた参ります」
なぜあしたなんです。まあいい、あしたまた待っていますよ。
きのうのことです。実乃鈴は約束どおりまたやってきてくれました。
こんどはずいぶんしっかりしているようですが、よく見ると目がすわっているような気もします。
「あやしゃん、これを持ってきました。いいですか、いきますよ」
ありがとう実乃鈴、よろしく。
「もりみーの2009年の、といえばアレなんでしょうけど(ファンだけにわかればよい)、
ワタシは敢えてコレ。
『奇想と微笑 太宰治傑作選』(光文社文庫)森見登美彦 編
やっぱ太宰年だった今年、もりみーの作品ではないのだけど、もりみー渾身の編集だと思うのです」
なるほどー。これならばファンでないひとにもおすすめでしょうしね。
ではわたしもさっそく買ってみましょう。しかしモリミーという御方は幸せな方だ。少し憎らしい。
おや、実乃鈴・・・行ってしまったか。竹林の奥深くへ、もう姿が見えない。
きょうは「ウコンの力」を用意していたのになあ。
またおいでなさい。うちはこのようにボロ家ですがお酒をごちそうしますよ。
そうして劇も本もいいですが、来年はまた、おいしいものを食べたり、きれいなものを見たり、いろんなところへ行きましょう。それに空を眺めたり季節を愛でたりもたくさんしましょうね。
よいお年を、実乃鈴。
てなことを書きながら、掃除から逃避しておるわけですな、わたし。