クリスマスっぽく、ラムのローズマリー焼き。
「わたしのおすすめ本2009」係、これでもう最後かな? のメールが届きました。
ハンドルネーム「多気」さんから。多気・・・うんはいっ。
多気さんはわたしと同じく今年は悲しい読書量だったそうです。
「長いものをいくつか読んだこともあり、ちょっと息切れもした。あい、トシです」
うんうん。でもおすすめを教えてくれましたよ。「万人向けではないと思うけど」
中村文則「掏摸 スリ」(河出書房新社刊)
これでスリって読むんですねー、今年出た本ですね!
多気さんによると、「数年前、『土の中の子供』で芥川賞を受賞した若手作家(77年生まれ)の新作。いわゆるピカレスクもので、残虐シーンとかあるわけじゃないけど、倫理を重んじる方々にはおすすめしません。ちょっとストーリーに流れちゃったかなと思うところもあるけど、ちゃんと純文学してる。『純文ノワール』って感じかな。
参考作品として巻末に並べられた中に、ブレッソンの映画『スリ』があり、あああの感じと思ってもらえれば近いかも知れない」
おーブレッソン! ま、続きの一行略しましたけども(読まれた方のご想像にお任せ)
これはそそられる方はかなり、そそられたのでは。
この本はいま、本屋さんで買えるでしょうね。さあ本屋さんにゴー!
多気さんありがとうございました! 来年はたくさん本が読めますように! ぱんぱん!
(あ、手ー打っちゃった、クリスマスなのに?)
おまけひとつ。番外篇!
メールをもらったのではなく、本をもらったのだ。
「おすすめ本係」のことは知らないかも、なぜならイトウヒロキはパソコンを使わず、ブログもふだんは見ていなからで、でもたまーに覗いてくれて、ずいぶん前の話をしたりする。
先日会ったら、「ブログ見たらあやさん、なんかカメラのことを・・・」とちょっと驚いたというように言って、自分が買って読んだカメラについての本をくれた。こういうのってうれしい!
ヒロキは難しくないカメラの本を探していて、みつけたのだと言う。
「うわあ! いいの? っていうかヒロキはなぜカメラ? カメラ持ってるっけ?」
「いいえ」
「??」
さっすがイトウヒロキ!! いいいい、わかった。きみならねーカメラなしで念写できるうん。
どうですか本気で常にすごいでしょうヒロキ。
それが「カメラのたのしみ」柳沢小実著(ピエ・ブックス刊)という本。
説明書なんて読みたくない! というような基本、女性向けに、ほんとうにやさしくカメラを日常でたのしむすべについて紹介されている本でした。
実用的か? と言われるとうーんというところなのですが、めくっているだけでも充分たのしく、何度もぱらぱらと眺めておりますわたし。
身の回りのもので、可愛い写真を撮りたいっていう方におすすめ。
しかしかえすがえすもこのかわいらしい本を・・・ヒロキがなぜ・・・
というわけで、実名入りでここにあげておく! ありがとうピロ!
「わたしのおすすめ本2009」に5万通のメール、ありがとうございました。
わたしにとってはどのメールもとてもうれしいクリスマスプレゼントでした。
こちらではわたしのくだらないちゃちゃ付きでのご紹介、たいへん失礼いたしました!
それと、メールくれくれ言ってすみませんでした! 来年、またやりまーす!(え? やるの!?)
ではでは、どちらさんも、めりーくりすます!! ぱん、ぱんっと!