掃除も雑用も、終わらない分は年明けに引き続き、ゆっくりやろうと、早くもアキラメ? つつ。
今年はあの四本同時に芝居作ってる怒涛のあいだ、急ぐことと集中力の持てるすべてを使い果たしちゃったみたいで、なにをやるにしてもももー急げないみたいなんですわ・・・
稽古中はおーわたしまだこれだけ気力体力があったかと、密かに自分でびっくりしたものですが、終わってみたらあーやっぱりこうゆうことなのね、と。
それでも寝込まないだけありがたかった。
なんというか、ちっぽけ。たぶんこれからも。
結局、なんもできないな、自分、と例によって、くよくよばかりしてしまう・・・
だめな自分をどん、と引き受けましょうと、歳をとってからずいぶん変わってきたのですが。
まだダンボールやらなにやらのあるなか、正月用の花を買ったら、それでも正月が来るのだ、
という感じになってきました。
重たい気持ちをよいしょと持ち上げ切り替えて、もうひとっ走りふたっ走りして、
お正月はたのしく迎えよう、と。
来年46歳のよちよち歩きです。
こんなわたしに呆れつつも、時おり遊んでくださるみなさま、今年もほんとうに、
ありがとうございました。
少し早いですが、みなみなさまに「良いお年」を、のご挨拶。
年始は数日、ブログはお休みします。
また来年も、読んだり読まなかったり、どうかよろしく。
おとといは上町のサイゴンにて、小忘年会。
高木くん、ドンちゃん、りょうこちゃん、タキとわたしで。
窓からすぐそこに走る世田谷線の電車が見えるたのしい店なのだけど、電車見る暇もなく喋り、たくさん飲んで食べました。
写真はレタスに野菜や肉を包んで食べるというもの。これ好き。
これ家でもできるよね、年末忙しいお母様方、家族でいかがですか。
ところで「わたしのおすすめ本2009」開催中に、今年出た本、
佐藤正午「身の上話」(光文社刊)をほぼ一気読みしちゃった。
佐藤正午はとにかく巧い・・・もうその文を読んでいるだけで気持ちが良い、けど、同時になんかもういやんなっちゃうくらいなのだ。そして本作はサスペンス仕立てになっていて、読むのを止められなかった。怖いし、笑うし、参った。今年はこれが読めてよかった・・・って気になった。のでここに書いておく!
タイトルがもう凄いもんなあ。ひとの身の上話なんて退屈なもの、と決まってるけど、佐藤正午の「身の上話」ときたら、身構えてしまう。怖いこわい。
わたしのちゃちゃなんて入れてる場合ではない、すばらしい作品なのですが、ちゃちゃでも入れるしかないのがわたしなので、ひとつだけ。
女性のみなさんには、もし、あなたの身近に、害のない男友達がいる、と思っていたらば、ご用心。そんな草食ふうの彼がいっちばん危険な人間かもよ、という教訓でもある。ひゃひゃひゃ!
えーちなみにわたしの周りには男女共にキケンジンブツばかりで御座います。
やー・・・しかしスーパー混んでるね! 買い物ひとつでふうふう!
まぬけすぎるだろう!
とある駅前のベンチで、寒空の下、だいの大人が3人で、書いたカードを覗きこむ。
「・・・これは・・・ひどい!」「子供か!?」「いや。ほんものの子供であるユメはもっときれいでしっかりした字を書くぞ」「うーむしまった」
先日、ゴゴアメ最年少メンバー、中村優芽ちゃんの出演しているミュージカル、
「森は生きている」を観に行ったのである。
年末のため、みんなで行くのはちょっと無理でして、代表メンバー3人で。
代表として気持ちだけは熱く、お花とカードも用意したのですがこんな残念なことに・・・・
えーと、ユメはとってもがんばってましたし、とってもかわいかったです。
10月よりちょっぴり背が伸びた感じでした。子供だけが伸びていきますわ。
さて「わたしのおすすめ本2009」に追加の発表!!
クリスマスの夜更けに、コツコツとノックするメールがありました。
メールを開くと、たちのぼる白い霧と共にふらふらと揺れる呑みすぎた幽霊のような姿が。
「あやしゃん・・・わたしです・・・実乃鈴です・・・・・・お呼びになりましたかー」
鈴の響きに懐かしいものが。ええ、間違いなくあなたは実乃鈴ですね、呼びましたとも。
「なぜ、わたしに本のことなぞ尋ねるのです。わたしは本なぞ、モリミーか戯曲か戯曲かギキョクギキョクしか読みませんのに・・・」
立派です。お仕事お疲れさま。さあ、そんなにふらふらぐらぐらするのはやめなさい、酔いが回りますよ。お水を一杯、いかがです。
「いいえ。あしたまた参ります」
なぜあしたなんです。まあいい、あしたまた待っていますよ。
きのうのことです。実乃鈴は約束どおりまたやってきてくれました。
こんどはずいぶんしっかりしているようですが、よく見ると目がすわっているような気もします。
「あやしゃん、これを持ってきました。いいですか、いきますよ」
ありがとう実乃鈴、よろしく。
「もりみーの2009年の、といえばアレなんでしょうけど(ファンだけにわかればよい)、
ワタシは敢えてコレ。
『奇想と微笑 太宰治傑作選』(光文社文庫)森見登美彦 編
やっぱ太宰年だった今年、もりみーの作品ではないのだけど、もりみー渾身の編集だと思うのです」
なるほどー。これならばファンでないひとにもおすすめでしょうしね。
ではわたしもさっそく買ってみましょう。しかしモリミーという御方は幸せな方だ。少し憎らしい。
おや、実乃鈴・・・行ってしまったか。竹林の奥深くへ、もう姿が見えない。
きょうは「ウコンの力」を用意していたのになあ。
またおいでなさい。うちはこのようにボロ家ですがお酒をごちそうしますよ。
そうして劇も本もいいですが、来年はまた、おいしいものを食べたり、きれいなものを見たり、いろんなところへ行きましょう。それに空を眺めたり季節を愛でたりもたくさんしましょうね。
よいお年を、実乃鈴。
てなことを書きながら、掃除から逃避しておるわけですな、わたし。
クリスマスっぽく、ラムのローズマリー焼き。
「わたしのおすすめ本2009」係、これでもう最後かな? のメールが届きました。
ハンドルネーム「多気」さんから。多気・・・うんはいっ。
多気さんはわたしと同じく今年は悲しい読書量だったそうです。
「長いものをいくつか読んだこともあり、ちょっと息切れもした。あい、トシです」
うんうん。でもおすすめを教えてくれましたよ。「万人向けではないと思うけど」
中村文則「掏摸 スリ」(河出書房新社刊)
これでスリって読むんですねー、今年出た本ですね!
多気さんによると、「数年前、『土の中の子供』で芥川賞を受賞した若手作家(77年生まれ)の新作。いわゆるピカレスクもので、残虐シーンとかあるわけじゃないけど、倫理を重んじる方々にはおすすめしません。ちょっとストーリーに流れちゃったかなと思うところもあるけど、ちゃんと純文学してる。『純文ノワール』って感じかな。
参考作品として巻末に並べられた中に、ブレッソンの映画『スリ』があり、あああの感じと思ってもらえれば近いかも知れない」
おーブレッソン! ま、続きの一行略しましたけども(読まれた方のご想像にお任せ)
これはそそられる方はかなり、そそられたのでは。
この本はいま、本屋さんで買えるでしょうね。さあ本屋さんにゴー!
多気さんありがとうございました! 来年はたくさん本が読めますように! ぱんぱん!
(あ、手ー打っちゃった、クリスマスなのに?)
おまけひとつ。番外篇!
メールをもらったのではなく、本をもらったのだ。
「おすすめ本係」のことは知らないかも、なぜならイトウヒロキはパソコンを使わず、ブログもふだんは見ていなからで、でもたまーに覗いてくれて、ずいぶん前の話をしたりする。
先日会ったら、「ブログ見たらあやさん、なんかカメラのことを・・・」とちょっと驚いたというように言って、自分が買って読んだカメラについての本をくれた。こういうのってうれしい!
ヒロキは難しくないカメラの本を探していて、みつけたのだと言う。
「うわあ! いいの? っていうかヒロキはなぜカメラ? カメラ持ってるっけ?」
「いいえ」
「??」
さっすがイトウヒロキ!! いいいい、わかった。きみならねーカメラなしで念写できるうん。
どうですか本気で常にすごいでしょうヒロキ。
それが「カメラのたのしみ」柳沢小実著(ピエ・ブックス刊)という本。
説明書なんて読みたくない! というような基本、女性向けに、ほんとうにやさしくカメラを日常でたのしむすべについて紹介されている本でした。
実用的か? と言われるとうーんというところなのですが、めくっているだけでも充分たのしく、何度もぱらぱらと眺めておりますわたし。
身の回りのもので、可愛い写真を撮りたいっていう方におすすめ。
しかしかえすがえすもこのかわいらしい本を・・・ヒロキがなぜ・・・
というわけで、実名入りでここにあげておく! ありがとうピロ!
「わたしのおすすめ本2009」に5万通のメール、ありがとうございました。
わたしにとってはどのメールもとてもうれしいクリスマスプレゼントでした。
こちらではわたしのくだらないちゃちゃ付きでのご紹介、たいへん失礼いたしました!
それと、メールくれくれ言ってすみませんでした! 来年、またやりまーす!(え? やるの!?)
ではでは、どちらさんも、めりーくりすます!! ぱん、ぱんっと!
思いがけず、クリスマスプレゼントが届いて、うれし涙。
美人ママから(だから、その呼び方よしなさいって)「雨にちなんだものを」と、素敵なことを・・・。
見てー、ほら、可愛いでしょう。
「ゴゴアメ」の名をつけてから傘の絵に気をとられるようになってはいたのだけど、
これはなんとも素敵、じっとみつめていたくなるような。とっても気に入ってしまった。
大事にします。ありがとう・・・
「わたしのおすすめ本2009」係、続き!
きのう予告した「ノンフィクション部門」になります。
ハンドルネーム「こめ」さん・・・いや、ちょっと待って、あのうー大きさからして「こめ」っていうのがなにかピンとこないんですけど・・・ひとを捕まえて(しかもしょっちゅう)大きさ大きさと言うのもなんですが・・・あっ、ご飯大好きみたいなことでしょうか?!
「本名でも別にいいですが」 いえいえ、ここは敢えて「こめ」さんで!
こめさんはちょうどつい先日、再読しおわったばかり、という、
ボブ・グリーン「ホームカミング」をあげてくださいました。
文藝春秋から、91年に刊行された本みたいですね。
アメリカのコラムニスト、ボブ・グリーンの、「あなたはヴェトナムから帰ってきたとき、唾を吐きかけられましたか?」という問いかけに答えた手紙だけで構成された本だそうです。
戦後十数年も経ったときでありながら、千通を超える手紙が届いたという。
うーん、それは読むのに覚悟がいりそうですね。
手紙で構成された本というのは、ひとの肉声そのものを感じて強く響きますからねー。
こめさんにとっては「要するにやたらと私に影響を与えた本だ」ということでしたが、時を越えて読んでいける本でしょうね、きっと。お若い方たちにもぜひこれは!
わたしは心の準備してから、しかと読みたいと思います!
ありがとう、こめさん! &本年はたいへんお世話になりました!
次は「愛酢家」さんから。あのーなんかどんどん、おすすめの本よりもハンドルネームが気になりだしたんですけど。
愛酢家さんは「読んだのは今年じゃないけど」って、はい、もう、なんでもアリですね!
梨木香歩の「裏庭」
これいいですよね、新潮文庫でわたしも読みました。
愛酢家さんは同じ作家の「西の魔女が死んだ」よりもおススメ! 「スゴイ話だょ!!」で、
「強い心で読み終わらなければ読み終われない」と!!
うん、わたしからも強くおすすめ。
ありがとう愛酢家さん。お酢料理もおいしくできたようでよかった。たのしいイブとクリスマスを!
「わたしのおすすめ本」係、あすまでお待ちしてまーす!
こちらまで。gogo.ame@gmail.com
「わたしのおすすめ本2009」更にハードル高くいきますよー!
ダイジョウブ? ついてきてます?!
Andyさんの部門別の続きからいきます!
「翻訳古典部門」 ドストエフスキーの「罪と罰」 「カラマーゾフ」に続いて出た大話題の新訳ですね。読んでないんですよねえ。読みたいです。Andyさんも「うん、こりゃやっぱりすごいや」とコメントされています。
そして「実用部門」もあげてくれました。川崎敏和の「折り紙夢WORLD」
「川崎ローズ」の折り紙博士なのですね。この本でAndyさんは折り紙に「開眼」したそうです。頭がいいひとは趣味も豊か。さすがでございます。折り紙の世界も深いですからねえ。けどこの本、ドストエフスキーよりハードル高くないですか?
以上Andyさんからで、「部門を考えるのがめんどうくさくなったのでこのへんで」でした。
やー、お忙しいなか、メールありがとうございました!
充実した読書生活ぶりがかいま見られて、本読みたい気分が盛り上がりましたよん!
あ・・・、湯多さんもお忙しかったですよね、ありがとうございました!
ちょうど、たまたまAndyさんの部門が欠けたところにうまいこと、ほかの方からおすすめ本をいただきましたよ。
ひとつは「絵本部門」になりますね。きょうの写真です。
「ビロードのうさぎ」酒井駒子 絵/抄訳 マージェリィ・W・ビアンコ/原作 (ブロンズ新社刊)
これはクリスマスにぴったり、と即、アマゾンで買っちゃいました!
ご紹介メールいただいたのは、ハンドルネーム「赤羽のペイ」または「鰹風味」さんより。
・・・なんでしょう。ハンドルがハードル高いじゃないですか。・・・えーたいへんつまらぬことを・・・失礼いたしました。
「赤羽のペイまたは鰹風味」さんからはおずおずと「ご存知でしょうが」とメールいただいたのですが、いいえ、ご存知なかったですわたし。
これもしばらく前の話題の絵本だったようなので、みなさんはご存知かも。
赤羽のペイまたは鰹風味さんの推薦の言葉は、
「絵もおはなしも、子供のころからのいろんな『さよなら』を思い出して泣けるから」
でした。
うう・・・それはヤバイ。わたしなんか絶対・・・目玉流れ落ちちゃう・・・やだよやだよう、
と思いながら買っちまいました。
夜眠る前にそっと本を開いて、目玉落としてみます。ありがとう、赤羽のペイまたは鰹風味さん。
で、もうひとり、「ノンフィクション部門」をいただきました。うれしい。
これはまた次回に! おたのしみに!
と書いていたらいまもうひとつメールが届いた! のでそれも次回に。
メールまだ間に合います。思いついたらこちら。gogo.ame@gmail.com
「わたしのおすすめ本2009」係まで。
いいんですか、妊婦みな吉の「しのごの言わずにこれを読め!」やっとかなくて?
わたしの悲しい今年の読書量では、ベストなど選べるはずもないのだけれど、今年出た本で一冊だけおすすめするのは簡単といえば簡単だ。それは、
「夜想曲集 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語」
カズオ・イシグロ著 土屋政雄訳(早川書房刊)
カズオ・イシグロ初の短編集でもあるんですね。
前作「わたしを離さないで」に震えて倒れましたが、あれから四年だそうです。
前作とはまったく異なる作品ですが、大人のための美しい短編集。装丁も美しい。
さあ、ゴゴアメ・クリスマス特別企画「わたしのおすすめ本2009」係より!
既にお送りいただいた、たくさんたくさんの(ね!)メールから、ご紹介していこうと思います!
あ、メールはクリスマスまで、まだまだみなさん待ってますよう。
いいんですかみのりん、モリミー布教しなくても? こちらまで。gogo.ame@gmail.com
はいトップバッターは、ハンドルネーム「湯多」さんから。
おすすめ本は、井上靖の「闘牛」
うーむ井上靖。みなさん読んでますか? わたしは読んでません!
湯多さんによると、今年読んだかどうかが「さだかではありません」とのこと。
イキナリ今年読んだかどうだかもわからないんですか。そうですかー。けど、
「当時ボクが思い悩んでいたこと」が描かれていて、「心に沁み入りました」
うん、そういうことってありますよねえ。たまたま手にした本が、ってことが・・・。
しかし、今年かも知れないことが、もう「当時」なんですね。
あと、「思い悩んでいた」のに今年かどうかもわからないんですね。
さすが湯多さんです。常にいまを生きているのですね、きっと。
わたしも「闘牛」を読んで、湯多さんの悩みに思いを馳せてみたいと思います。
いまを生きる派のみなさんも、ぜひ!
なんか最初からハードル高くないですか!?
次はもっとすごいですよ。
この一年でも200冊は読んでいるという読書家、「Andy」さんからメールいただきました。
すごいですねえ、200冊とは。ほんとうに尊敬。
でもほとんど図書館から借りているそうで、新刊はあまり読んでいないそう。図書館ヘビーユーザーですねい!
で、「1冊に絞るのは厳しすぎ」ってことで、部門に分けて何冊かあげてもらいました。
これが全部おもしろそうでしたが、うれしいことに2冊、わたしの大好きな本が入っていました。好きな本が一緒なひとがいると、なぜかうれしいですよね。その2冊とは、
Andyさんのつけた部門の「国産純文学部門」で、「ベルカ、吠えないのか?」古川日出男(文藝春秋刊)と、「エッセー部門」で、 「ねにもつタイプ」岸本佐知子(筑摩書房刊)でした。
これどっちもわたし特別、好きな本です。
翻訳家・岸本佐知子(きのう書いた「エドウィン・マルハウス」の翻訳者でもある)のエッセイはめちゃくちゃおもしろいです。未読の方は年末・年始のお休みにぜひ。あなたもキシモト派に!
「ベルカ」はもう、完全ノックアウト作品でしたね。読書体験が「ベルカ」を読んだ後から変わってしまうような。ベルカ紀元前・ベルカ紀元後です。
そのほかの本はわたし、すべて未読。続けて参りますよー。
「国産エンタメ部門」は池上永一「テンペスト」
わたしはエンタメがやや苦手でして。(致命的に筋が追えない・・・自分でも不可解)
池上永一も読んでないね。けどAndyさんは紹介文もうまくてメールを読んでると、すごく読みたくなってくる! なのにみなさんにはわたしの駄文を読ませると。ひひ!
次。「翻訳現代小説部門」、ジュンパ・ラヒリの「その名にちなんで」
ピューリッツァー賞受賞「停電の夜に」(もわたしは未読)のインド系の女性作家ですね。
Andyさんの解説によると、「インドからの1世および2世の移民」の話、「インドから離れ、しかし名状しがたい部分でインドとの結びつきは残る」。
「淡々としているが読んでいると自然に涙がにじんでくるような逸品」だそうです。
うーん読みたい!!
まだありますが、続きは次回で。おたのしみに!
うちの冬カレー。夏は茄子やトマトを入れる、冬はれんこんと里芋。
里芋、カレーにすごくあいます。ぜひお試しを。
さてこの間、読み終わった本のことから書きたい。
これは今年出た本ではなく、03年に出版されたものだから、読んだ方もたくさんいるかと思う。
「エドウィン・マルハウス あるアメリカ作家の生と死」
スティーヴン・ミルハウザー著(岸本佐知子訳・白水社刊)
10歳で傑作小説を書き、11歳で死んだ天才少年、エドウィン・マルハウスについて、同じく小学生である、同級生の少年が書いた克明なる伝記。という形の小説。
どうよ、これ、まずこれだけでおもしろそうでしょう。
といっても小学生の文体ではなく大人の文体なのだが、溢れるばかりのこどもの視点、こどもの世界、こどもの感情が読み手をこども時代に一気に引きずりこんでいく。
夥しい描写のおかげで難点は長い、本を読み慣れないひとにはちょっとツライかも、けど、まったく退屈することはない。
脅威の記憶力を持つ伝記作家の視点により、赤ん坊時代の出会いからはじまって、読み手は、天才、エドウィンに出会い、みつめ続け、肉迫する。
ただすぐにこの伝記の書き手、ジェフリー・カートライトに、その記憶力ばかりでなく、なにか異常性、なにか嫌な感じに気づくことになる。しかし、時既に遅し。もう頁をめくるのを止めることはできない。
そうして本を読み終わるまでには、ジェフリー・カートライトくんの執拗さ、傲慢さ、残酷さ、身勝手さ、それらがすべて読み手のわたしのものになっている。
我慢ならないほど鼻につく「嫌なヤツ」、でも逃れることはできない、ジェフリー・カートライトはわたしなのだ、と思い知らされることになる。
読み終わったら、しばし虚脱感が・・・
「カラフルな悪夢」です。
「馬鹿みたいな」話、わたし、ミルハウザーをこれで初めて読んだんだよね。
自分の好きそうな本なのに読んでいないものって、けっこうたくさんあるな。
これからほかのミルハウザーも読んでみます。
あとさー、この表紙の写真がものすごく作品に似合っていて素敵だよなあ、と何度も本を閉じるたびに眺めていたら、ふっと、あれ? これって・・・
と奥付を見たらベルナール・フォコンの写真「空飛ぶ紙」を使っていたのでした。
フォコンって、昔、写真集も持っていたような。(と、いま調べてみたらあらたいへん、絶版に!)
なんでも忘れちゃうんだからなあ、わたし! 馬鹿みたい。
ジェフリーはわたしだ、ってまったく違うじゃんか! ああ記憶力よ!
えーと、「わたしのおすすめ本2009」係。
メールいただいたたくさんの(ね!)方々、ありがとうございます!
次回より、こちらの記事でおすすめいただいたおもしろそうな本、じゃんじゃか、
ご紹介していきます。
でもどうしましたか?
遠慮なさっているたくさんの(ね!)方々がいらっしゃるようですねえー。
さあさあ、そんな、遠慮せず。クリスマスまでお待ちしてます。
こちら、「わたしのおすすめ本2009」係まで。gogo.ame@gmail.com
クリスマスまで1週間ですね。ってことで(え?)ゴゴアメ・クリスマス特別企画!
募集! あなたの今年読んだおすすめ本、を教えてくださいませ!
えー前に「おすすめデジカメ」でたくさんの(二百、三通のね)ためになるメールを頂いたことから調子にのりまして。
今年わたしはあまり本読めなかったので、聞いてみちゃおうと!
で、今回は、そのおすすめ頂いた本を、こちらでわたしからみなさんにもご紹介していこうと。
ね、いいでしょ、いいでしょ♪(ひとり盛り上がる)
はいルール。
・メールの件名は「わたしのおすすめ本2009」係宛としてください。
・おひとり、一応、一冊にしてもらおうかな。一冊じゃどーしても納得いかんという方はしょうがないなあ、じゃあ何冊でもいいよ。
・おすすめ理由は簡単で良いので、一言、お書きください。
・それからこちらの記事にご紹介するとき、もしあなたのお名前またはハンドルネームを載せて良ければそのむねもお書き添えください。なにも書いてなかったら、記事にはお名前を載せません。
・今年出版された本には限りません。今年あなたが読んで、心に残った本がいいです。
つまり、去年出たけどわたしは今年読んでカンゲキしたのじゃ、というのでOK、去年だろうが太宰や夏目だろうが、今年読んだの。で、OK。
そうだ、自著も可にしますよ!
・たくさんメール頂きたいので、募集期間は長め、クリスマス頃までにします!
・たのしみにお待ちしておりますよん! 1通もこなかったら泣いちゃうからっ!
さーいますぐにでも!
そしてわたしの悲しい今年の読書のなかでも、ここに書きたいこともあるので、
そいつはまた次回。
午後から雨になるでしょう、って言ったらまずは読書よねえー。(ひとり納得)
メールはこちら。 gogo.ame@gmail.com
「わたしのおすすめ本2009」係。
埃まみれで掃除しながら待ってまーす!!
やー! 玉川高島屋のレストランで、フカヒレランチだ! ゴージャス! しかも美人ママ(その呼び方やめて、誤解を招くでしょと言われているがやめない)と! ゴージャス!
けどランチにはやっぱしおなかいっぱい過ぎたねママ・・・
あと、ママがあんまりきれいなのでみつめ過ぎちゃった、ごめんねママ。
(ママとあたちは同い年です♪ 注意はこれだけにて。いひ)
お話変わりまして先日のこと。飛び出してきたよ!
3D映画初体験! 「カールじいさんの空飛ぶ家」行ってきたよん。
あのねー、わたし眼鏡かけてるからねー眼鏡の上に3D眼鏡かけるわけよ、だからちょっと、重いね。それで眼鏡と眼鏡がずれてるとフレームが見えちゃうから、ずれないようにしっかりかけると、時間経過につれ、鼻や耳が、痛いね。しかし大きな問題なく見えますよ、大丈夫、3D映画これからの眼鏡びとさまたち。
まず3D映画予告から初めてかけてみてびっくり。飛び出す飛び出す。
どのくらい飛び出すかっていうと、後から映画館に入って来たお客さんも飛び出してるくらい。
うお! これはすげー、飛び出してくるよーこっちにーと思ったら、「あのースミマセン、何番にお座りですか?」って席番間違って座っていたわたしとタキ。あらやだ! ごめんなさい!
で、座りなおしてもとい。
飛び出すね、うんうん。ジョニデのアリス、来年がたのしみだね!
でもねえ、映画観終わったあと、わたしは「そんなに飛び出さんでいい」と思った。
「カールじいさん」に関しては飛び出さなくてもいい映画のような気がする。
わからないけど。
だって映画はどうだったかって聞かれてもわたしなんてさ、はじまってすぐに号泣してるんだからさ。泣きすぎてどうにかなっちゃうかと思ったよ。だめだわたし、だめなのよー。や、わかってたのよ。こういうはじまり方ですよってことはね。けど、えっ、そこから? そこからはチガウだろうってとこで号泣ですから。
それはねえ、お若い方にはわからないと思いますけど・・・、いいな、この言い方。オバちゃん作戦の次にはオバアチャン作戦だ、来年からこれで通す。
お若い方にはわからないでしょううんうん。は?・・・なんざんしょ? 近頃耳が遠くてねえ。おほほほ。だ! 都合の悪いことは聞こえないぞう。卑怯なり、あたち。いひ。
んでまー、お若い方たちには、んな、泣くとか泣かないとかいう映画じゃないんで、たのしんで、飛び出して来いっ、です。
ふーー!
父は食べることが好きだったので、食べものにまつわる思い出はいろいろあるのに、なぜか湯どうふでいつも父を思い出す。
彼はその世代のひとには珍しく、洒落た洋風の食べものが好きで、オリーブだとかクレソンだとかガーリックの入ったチーズ(ブルサンですね)だとか、
そういうものをわたしが好きなのはみな父譲りである。
で、夏だろうと冬だろうとビールはバスペールエールを常温でちびちび飲むのだ。わたしがいればそれを一緒に飲みたがるのだけど、わたしはどうしたってビールは冷えてるのが良かったので(若かったのだね)、これだけは譲り受けなかった、というか、譲れなかった。時々バーなんかでバスペールのあの赤い三角をみかけると、泣ける、実際は、微笑んでしまう。
はてさて、それで湯どうふ、で、思い出すのはどうしてだろうか。
晩年といっていいか、歳をとってからの父は確かに湯どうふも好きだったけれど。なにか特別、思い出があるわけじゃない。
それに湯どうふは冬によく作るから、そのたんび、こんなふうにもやりと湯気の合間に思い出すというのもなんだか妙な。
ということをボンヤリ考えていたら、失敗して鍋を沸騰させてしまった。
湯どうふは当然ながら、とうふを入れたら沸騰させちゃだめですね。温まるくらいでいいのです。
水菜を入れるのも好き。
でもあまり中身がいろいろないほうがいい、湯どうふはシンプルなのがいい。
失敗はしたけど、おいしくいただきました。
オリーブオイルとマスタード(塩、胡椒少し)合え。ソテーするときにお酒とバターちょっと。
スティックブロッコリーと。ブロッコリーとおんなじ味だけどね、おいしい。
きのうアスカから、ブログにのってた手羽と大根の黒酢煮おいしそーだね、黒酢じゃなくて、酢でもいい? とメールがあったので、もちろんいいよ、けど、分量と作り方はわかるかと一応、聞いてみたところ、「出汁と酢で煮てみる!」と元気よく答えがかえってきた。
出汁と酢・・・うっ。とくるな。出汁は要りません。「ちょっと待て」ととりあえず返信。
いやー掃除ね、してるんですけどね(遠い目)
いつもきれいに暮らせているひとっていうのはほんとうにすごいと思う。
に、比べてわたしはいったい・・・って毎年この時期におなじこと思って凹んでるんだよなあ。
今年は例年、タキとわたしとでてきとーに声かけて、むちゃくちゃなメンツでどんちゃかむやみに飲むという「忘年会」をやめたので、その分、ラクというか落ち着いてるはずなのだけど。
てきとーな集まりでもこれがけっこう、なにかとタイヘンでして、我々も年寄りになったし、もういいんじゃないか、と。これ最後ですよーと宣言したら、じゃあオレが替わって幹事やりますよ! とは誰も言わなかったしね。(いい、やらんで、いい!)
だいたい今年はゴゴアメ公演で、だけでなく、なぜかひとの公演でまで、どんちゃか、もーたくさん、やりましたからな!
「本の雑誌」今月号の年間ベストを見てたら、うわー今年は本読んでないな~~、ばかりか、面白そうな本いっぱい出てたことさえ逃してるじゃん。と思った。もともと自慢できる読書量ではないのだが、それにしても今年は酷い。
掃除なんかやめて、まとめて数冊買っていまから読書の日々に・・・ってユメを束の間見たりして。
そんなだけどまー、読書についてはまた、書きます。
そういえばきのう書いた高校同窓生メンバーで「ホワイトソース」作るか作らないかって話になった(みんな料理上手なのだ)けど、わたしは作らない。
これも鱈に小麦粉つけて、オリーブオイルで炒めてから生クリームを混ぜて、ちょっとだけ煮てから焼く方式です。最後にバターをちょっと入れてもいいけど、入れてないのでその分、軽く、わたしはこっちのほうが好き。
映ってるワインは、よく買ってるふくろうのワインのカジュアル版(安い)。やっぱり、いつものふくろうのほうがおいしかった。
先日、タランティーノ監督「イングロリアス・バスターズ~もしもタランティーノが戦争映画を撮ったなら」観てきたよん。
しかしこんなにも誰でもタランティーノを知っている時代になるとは思わなかったよなあ。
わたしウカツだからよく知らなかったんだけど、タランティーノが面白くなかったらお金返すよって宣伝してたんだよね。それちょっと残念な話だ。
有名なるタランティーノにはぜひ、洒落て言うにしたってだよ、もしも面白くなかったとしても金は返さん! って言ってほしかったなと強く思う。
だって、そうじゃない?
わたしは映画でも芝居でも観ておもしろがるもおもしろがらないも、わたしの勝手だもん。
お金返してほしくない。それはわしが払ったお金と時間じゃ!
はいっこれ、久しぶりにレストランの美しい料理!
野菜がきれいですねえ。
高校の同窓生たちと4人でランチをしてきたのでした。贅沢。
しかしオバちゃん4人なのでものすごくうるさい。とにかく笑う。
はたから見ると暢気なオバちゃんたちであるが、オバちゃんなので、みんな経験豊富なうえにいろいろあり、言うことも重いし深い。
重いし深いことを言うそのすぐあとに、モウレツにくだらないことを言い、げはげは笑う。
涙が出るほど笑い、泣きながら笑っている。
オソルベシですよ、オバちゃんたち。
そういえばこのブログ見て、アヤがあんなに料理をするなんておかしい。
あれは絶対、誰か別のひとが作って書いているんだ。と言われた。
うんそうか! なんのために?!
黒酢でさっぱりと。あれに見えるはスーパーのネギトロ巻き。
前回のブログを読んでくれたユタ(創作りより人)から、「ナンプラーってなんですか?」と
ゴゴアメメールにご質問いただく。
うん、やっぱりそこか・・・。かな、とは思ったのよ。ナンプラーについて返信する。
雑誌の「PEN」編集「PEN BOOKS」(阪急コミュニケーションズ刊行)から「美しい絵本。」というきれいな本が出ていて思わず買ってしまった。
帯に「大人のための、絵本ワールドへようこそ!」とあるとおり、大人のための絵本ガイドブック。
ゾーヴァ(「ちいさなちいさな王様」などの)のインタビューと仕事場にての作家の写真も載っていた。この写真が...、
なんとも、映画のなかでゾーヴァという絵本作家を演じてるひとみたいと思ってしまうようなその風貌に、見入ってしまう。
背景に映りこんだすべても。まるで絵本の1頁を見るときのように隅々まで何度も眺める。
ワインのボトルと空になったワイングラスや、窓の外の木、不思議な動物のおもちゃ、そぐわないのにたぶんいつもそこにあるテレビのリモコンまで・・・うーん!
ぼんやり、ふわふわと物語浮かび上がってくるような。見飽きないのだ。
なので掃除進まず。
二日酔いというか三日酔いだったのでこれ!
トマト、鍋に入れるとおいしいね。グルタミン酸でうまみがあるから、塩分多くなりがちな鍋料理も調味料抑えることもできるし、酸味も後味がすっきりしていい。これはずいぶん前にどこかの雑誌にのっていたレシピ(飛田和緒さんのでした)から、気に入って時々作っているもの。
手羽中を水からゆっくり20分くらいアクをとりながら茹で、ナンプラーと塩のみで調味したあと、
トマトと小松菜(きのうは小松菜がなかったんでほうれんそうと白菜にした)をさっと煮るだけ。
スープがとってもおいしい。さあさあ、あなたも今夜いかが?
レシピには4人分水カップ5に対してナンプラー大匙1、塩小匙1とあります、
作る量とあなたのお好みで加減してください。
明日香(二児の母)が時々、このブログで夜ごはんのメニュー決めたりしてるって言ってた。
わたしはユタ(創作りよりの名人)あたりに真似してもらおうと書いてるんだけど、
ユタ、きょうのはいけるだろう! いってみてくれ!
っていうかわたしよ、きょうからまじめに掃除しよう・・・
ホソノくんから伝言が届いたので、きのう書いたことひとつ訂正!
みのりんは「貼り絵」と言ったんじゃなく(それならまあ正しいものね)、
「貼り紙」って言ってました! ハリガミそれは違うだろう!
ホソノ展にて、先輩の後ろから眼鏡をかけてニコニコした感じのいいひとが入ってきて、先輩の友達かな、と思っていたら、もう一度見るとホソノくんと話しているので、あーホソノくんの友達かー、やさしそうでほんと感じのいい人だな、と思っていたら、にやにやしたホソノくんに、
「ね、誰だかわかんないでしょ? おれもわかんなかった」と言われ、あらやだ。
わたしも知ってるひとなのか、と思い、よくよく見たら、イトウヒロキだった!
「見事にオーラが抜けてるからわかんないよね」とホソノくんが言う。
やー、やー、ごめんごめんピロキ。ぎっくり腰寝たきりだったんだもん、そりゃ、しょうがないよなあ。
でも後から見たら、一枚一枚の絵をじーーっとみつめている姿が・・・
イトウヒロキはやはりイトウヒロキなのだった!
きのうは二日酔いなのに更に飲み、きょうはもうむちゃくちゃなことになってるわたしです・・・
きのうホソノ展にて。左からホソノデザイン、久しぶりのみのりんとカナザー先輩。元気でーす。
って先輩、よく見たらへんな顔してるねうはは!
ゴゴアメのことはすっかり忘れて、見た目もそれぞれなにか公演の頃とは違うゴゴアメメンバーであるが、先輩はひとり、時間が止まってるようで、
「・・・やべ、久しぶりな気がしない・・・三日ぶりくらいな・・・」
と呟いている。あなただけです!
やーそんなひとがひとりいてうれしいよ先輩!
ほかにarayaと、ぎっくり腰になって絶対安静の日々が終わったばかりで、まだよろよろしている
イトウヒロキが来て、わらわらと集ったところで、当然、飲みに繰り出す。
ほんとうは公演終了後まずは、「ゴゴアメ宣伝美術部慰労会」をホソノくんと題字とタイトルを書いてくれたarayaさんと一緒にやりたかったのだが、会えたのがやっときのう。
で、このメンツだとやはり。「慰労会」はすっかり「みのりん飲み会」と化す。
みのりんが、わたしのお肴に会いたい、お肴に会いたい、とうるさいので、自分で連絡とるようにね、ブログに書きあってないで、とさとすものの、みのりんたら、「連絡先知らないものー」と可愛く言う。
えーー、メールやりとりしてるじゃん。意味不明!
しかしうるさいので、電話する。が、タカギノボル、電話に出ず。
ええい、面倒くさいなきみたち。
えーと、たいへん失礼いたしました。
ホソノ展は決して飲み会の待ち合わせ場所では御座いません。
きょうとあしたの日曜までやってます。
みのりんが「貼り絵?」と言うところの、コラージュ作品展です。
ひとによっていろんな感じ方があるのがおもしろいです。
お気に入りの一枚を選びに(わたしのお気に入りは写真の一枚、よく見えないけど、実物見てね)
ぜひ渋谷まで、お出かけくださいませ。
たまに、シーフードカレー。
さあ12月だ、掃除しなきゃ・・・
公演終わってからすぐ忙しかったため、自分の部屋はめちゃくちゃなことになっている。
あんまりヒドイのでやる気が起きない。
掃除しなきゃ掃除しなきゃと毎日思ってるんだけど。うう!
照明の志村さんにお誘いいただいて、一昨日はタキと二人、府中の森へ、
ジャズトランペットのコンサートに行ってきた(二日酔いでね)。
ホールで観る志村さんの明かりは、ものすごくきれいだった。
一年じゅう忙しく飛び回っている志村さんだがこんなふうにごくたまーに、呼んでくれることがある。
たまたまなのだろうが、わたしが「迷っている」ときに呼んでくれる。
「おれの明かりを観にくるか?」と。
「はい!」と言っていく。
で、ジャズ好きのタキが隣りでコンサートをエンジョイしているあいだ、
わたしは心眼で志村さんの明かりをみつめるべく眉間に皺寄せて精神統一している。
だんだん、見えてくる。じわっとゆっくり、見えてくる。
師匠!! 迷いがふっきれました!!
ってまた嘘を書いているが、でもこれ、真実でもあるのです。
タキはCDを買い、終演後トランペッターのサイン会でバッチリサインもしてもらい、満喫。
ところで志村さんが、開場時間に「楽屋受付」に来いと言っていて、
開場しているのに会えるのかなあとついウッカリ考えてしまったけど、
灰皿の前に、見慣れた姿で座っていたのを見て、笑ってしまった。
そうね、いつもこうだよね、開演ギリギリまで調光に上がらないよね・・・
帰りにタキと迎え酒して、夜歩く。
居酒屋のお兄さんが携帯カイロをもみながら、
「今夜は冷えますから、よかったらどうぞ!」と渡してくれたのだ。
あれはうれしかった。ほんとに寒くてぶるぶる震えてたのに、カイロひとつであったかくなった気がして、浮かれて少し、歩いたのだった。
酔って歩きながら、へんてこな写真、夜道の影法師とか、真っ暗な路地とか、いっぱい撮った。
うちはすぐそば、わたしは迷子じゃないだろうか、ちゃんと帰れているのか。
撮った瞬間から、「これボツネタだな」と思ったが敢えてアップ。
一昨日のダンスフェスにホリヒロキはいなかった。
が、なぜかユタがいた。
そして飲みに行こうとタクシーで移動する我々を、全速力でチャリで追ってきた。
髪がぐしゃぐしゃなのは、そのせいであり、それはまあ良い。
ボツなのは、へんな笑顔のせい、いや、それもそうだけど。
「あるキング」
この本を貸したら、みんなで大笑いだな! とにやにやとフジオカユタカに本を持たせ、
「みてみて!」と言ったところ、ユタ本人含め誰ひとり笑わずきょとんとなった。
「・・・・・・」「・・・・・・ああー」
なんだよう、子供だけじゃなくて年寄りたちもすっかり忘れてるんじゃないかよう!
もはやさみしいというより、さむい、わたしだった。
ぴょん爺、さむいよう。
ともあれ、気をとりなおして。ゴゴアメのチラシや当ブログをデザインしてくれた、ホソノデザインによるホソノ祭、本日から渋谷にていよいよスタート。
どうなってるだろうなあ。たのしみ。みなさまぜひ、熱く渋谷にGO!
12月1(火)から6(日)まで「細野健作品展vol.2」