初マクロ撮影だ! 近所のケーキ屋さんのケーキ。うん、きれいに撮れるねえ。
すでにこいつ(カメラね)がいとおしくなってきたから、名前でもつけるか!
IXY930ISだから・・・930だから・・・
クミオ・・・
ちがう・・・いい、名前、よす。
ところで突然だが、あなたは「借り暮らしのひと」をご存知だろうか。
いないよなあ。「借り暮らし」この言葉で「おお!」ってなってくれるひとは。
いたらいいのになあ、どこかに。
子供の頃、何度も読んだ童話のひとつ。
「床下の小人たち」(作メアリー・ノートン)のシリーズなのだが。
本のイラストを見ているだけで、ぐぐっとお話の世界を思い出す。
このハサミのかたっぽだけの刃とか、部屋の壁紙がハガキであることとか。
人間の暮らしのなかから、「借りて」暮らしている小人たちなのだ。
借りてるんだよ。盗んでるんじゃないのよ。ここが大事なの。
「借り暮らしのひと」は気位が高いのです。
どうやって「借り」に行くかも、ここにはすごくおもしろく書いてある。
マクロ撮ったから、そんなこと考えてるのかな。
家のなかの、ごく小さなもので、なんでなくなったか意味不明なものって、ありませんか。
よくそういうなくしものがあるとしたら、あなたはラッキー。
あなたの家には借り暮らしのひとが棲んでいるのだ。