10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」公演。
ただいまチケット発売中です!
ローソンチケット、イープラス、J-Stage Naviにてお買い求めいただけます。
公演情報とチケットについて、詳しくはこちらを。
こちらはわたし、エンシュツ、ヨシナガのブログと、
エンシュツジョシュ、金弘哲くん(ことカナザー先輩)の稽古場日記がありまして、
どちらも日々更新中です。どうぞよろしく。
先輩がブログに書いてくれたように空気の毎日違う稽古。
9月の2週間は実際、毎日稽古場そのものも違って、間違って来ちゃったひと1名、間違った場所へ行って慌てて来るひと2名、腰を痛めたひと1名(なんとか治った)、学園祭が終了したひと1名(お疲れ!)、自主映画がクランクアップしたひと1名(おめでとう!)などいろいろあったが、なんとか全員、この段階で無事、前半戦をのりきったような次第である。
高木組は作家を迎えたりもして、みしみしと本を読み込み、
藤岡組は本を投げ捨てオドリまくり、
宮下組は作っては壊して壊しては壊し壊しまくり、
海月組・男子部は日々汗をかき掃除をし、着替えのときは稽古場中央でわざわざ脱いで互いのパンツを笑い合った(うん!)
前へ進んでいるのか後ろへ進んでいるのか。
毎日演出としては言ってることもやってることも違って、多重人格になっている。
けど、わたしにはもともとそんなとこがあるかもな、と思ったりしてる。
役者のほうも重なって出演するひとたちは、稽古場に来たときから、なんとなく、既に違うひとになっている気がする。
9人の出演者というのはわたしにとって既に多いが、9人の少なくとも倍は役者がいるような気になる。
4篇中最大3篇出演することになる平山くんとみのりは相当、ハードであると思うが、二人ともよくがんばってくれている、感謝。
海月組の稽古場では、ふだんのみのりんとは趣から違う。
日々男ばかりで撮影してきた映画に、ラストシーンのためにどこぞの名女優をお迎えしたような
感じなのだ。
「フジクラミノリ様入りまーす!」
現場にはそこはかとない緊張が漂う。
しかしわたしは名女優の手を引き、礼儀正しく指示をするのみであろう。
「フジクラ様、こちらのほうへ少し、動いていただけますでしょうか」
「そうね。では、そうしてみましょう」
「フジクラ様。もしやいま、ダイワハウチュ、とおっしゃいませんでしたか」
「あら。言ったわね。おほほ。ダイワハウ、チュ」
というような感じであくまで上品な、伝説の名女優、フジクラミノリなのである。
きのうから3日間の稽古休で、制作事務と演出雑務を腰据えてやるべく、
駆けずり回っているが3日じゃ足りん!! 猛然と忙しい。猫の手も借りたい。
きのう夕方はみのりと衣装探しにも行き、たくさん歩き、コーヒー一杯飲んだ。
酒を飲まない我々なんて、こんなときしかあり得ない。
写真はずっと前に感じる、ある日の稽古後のみのりん。目が猫みたい。