10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」公演。
ただいまチケット発売中です!
ローソンチケット、イープラス、J-Stage Naviにてお買い求めいただけます。
公演情報とチケットについて、詳しくはこちらを。
こちらはわたし、エンシュツ、ヨシナガのブログと、
エンシュツジョシュ、金弘哲くん(ことカナザー先輩)の稽古場日記がありまして、
どちらも日々更新中です。どうぞよろしく。
おもしろい写真を撮った。つもりだった。
前にこちらに書いた、劇場にてお客様に配布するチラシに載せるための、出演者全員揃った写真撮影(ああ、なんかずいぶん前のことのような気がする)のあとで撮ったもの。ピンクの透明傘と青空がなんかおもしろくて。
で、あとから写真を見ると、おもしろがるわたしをちょっと困った顔して見ているヒラヤマくん、だったのだ。けどさ、このピンクの透明傘は、ヒラヤマくんの自前なんだよ。なんでピンクの透明傘(柄はキティ)を彼が持っているのか、詳細不明。
俳優、平山寛人との出会いは、高木登作品を観てからで、以来、わたしはファンのひとりである。
今年の夏、高木くんが旗揚げした「鵺的」の「暗黒地帯」という作品に出演していたのは、みんないい役者たちだったけど、わたしはダンゼン、ヒラヤマヒロトをみつめてしまった。わたしの知人のお客様たちにも同じ意見の方が何人もいて、たぶんきっと誰もがみつめたくなる、みつめてしまう、役者さんなのだ。
どうしてかな、どうやってるのかな、といつも思い、それで、今回、高木くんが脚本で参加することから、鵺的所属であるヒラヤマくんにも出演して頂けることになり、うれしく、そしてほんとうにラッキーだと思った。
タカギノボルのパシリをやらされてきて、いや、やらせて頂いてきた、甲斐があったというものだ!
さて、どんな役をやって頂こうか。わたしは毎日のようにわくわく考えていた。
ヒラヤマくんは見たとおり、二枚目だし、鋭い雰囲気があって、高木作品では、知的でありながら凶暴性を秘めているような役が多く、これがまたすごく似合うので、はじめてお話するときはすげーコワイひとなのかと思ったら、めちゃくちゃオモシロイひとだったので驚いた。
で、どっちかと言うと、そのオモシロイところが出せる役をやって頂いたら、どうかなあ、という、海月作品では、そういうリクエスト的な役である。
しかし、ヤッパリ、高木作品でも観たいし、それに藤岡作品にもしもヒラヤマくんが出たらいったいどうなっちゃうんだろう?! とわくわくが止められず、結果、ヒラヤマくんにはまったく異なる3役を演じてもらうことになった。
はじめて稽古場に来たヒラヤマくんが、「......いったいおれをどうする気なのだ」と思っている気がして、わたしは密かに、冷や汗をかいた。
けれどいまも、もしかして今後ますます、そう思われる、かも。
ただヒラヤマくんは、毎日、空気から違う稽古場で、誰よりも平常心で、誰よりも自分の役をみつめているように見える。タフなひとだと思う。
でもきのうの稽古場(海月作品)で、ついに? 「ああ、ココロが折れそうです!」と叫んでもいた。
我々はどこかに行こうとしている。さあ、どこに。
どこかに行きついたところをぜひ、みなさんお見届けにいらしてください。