いよいよ来週からはじまります。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」公演。
4人の作家による4つの短編劇オムニバス。ただいまチケット発売中です!
ローソンチケット、イープラス、J-Stage Navi(チケットフォームあり)にてお買い求めいただけます。
公演情報とチケットについて、詳しくは公演詳細を。
なお、土曜マチネ(14時開演)日曜最終回(15時開演)は混みあいそうです、
ご希望の方はなるべくお早めにご予約お願いいたします。
こちらはわたし、エンシュツ、ヨシナガのブログと、
エンシュツジョシュ、金弘哲くん(ことカナザー先輩)の稽古場日記がありまして、
どちらも日々更新中です。どうぞよろしく。
さまざまな小道具やら衣装やらを探し求め、いろんなひとに唐突に、「あれない?」「これない?」「これくれ」と言い続けてきましたが、なんとかすべてが揃いつつ...あります。
なおも募集したいのは、お客様でございます! 広く広く募集いたします。
4つの「屋上」を舞台にした短編、まったく異なる雰囲気の4作品、でも、どこかがなにか繋がっているような、そんなひとつの劇です。
お忙しいとは思いますが、どうかご覧になっていただけますよう。
もうチケット買ったよ、とおっしゃるあなたも、一度全体を観て、二度目は各作品をじっくり味わう、
というたのしみ方もございます。
二回以上観てみようっ、というお客様も募集いたしております。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
さて、本番1週間前となり、我が家は埃舞う小道具置き場と変わり果てた。
たくさんの方から借り物(頂き物も)をしましたが、自分の本で、「消えもの」を書いてしまい(食べるものなど毎回、あたらしく準備が要るもののこと)、これは劇場にて、具体的には舞監・フジモトに毎回、手間をとらせるしかない。ゴメン、フジモト。
せめて稽古場では手を借りないよう、きのう、自ら「ちっさなお弁当」を作ってみる。(写真)
キンキンこと平山寛人に芝居中に食べてもらうものだ。
忙しいからただ詰めただけ・・・すまん、キンキン。
これを食べながら「いい笑顔」をしなければならないキンキン・・・。
でもちゃんとしてくれていました。
きょうであの歩く稽古場終了。きのうはタカギノボル氏もついに歩く。
「みのりさんへの高級スイーツリベンジ」を果たすために(なんのことかわからない方は、わからないままのほうが良いかと)。高くついたなタカギノボルよ。
そして出番ない日も見学に毎日参加して、一緒に歩いたミホに、特別ありがとう。
09年のこの「ピクニック」をわたしはミホと共に、ずっとずっと覚えていそうだよ。
役者9名、さすがに疲れてはきていますが、なにかみんな、稽古はじまった頃より、めちゃくちゃいい顔になってきています。
インフルエンザにもかからず、おけがさまでなんとか無事。
あしたから、都内のとあるスタジオに詰めて、昼夜、最終稽古です。がんばろうみんな。
来週できたてホカホカ、アッツアツの芝居を届けにいこうぜ。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」公演。
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4つの短編は本を書く前に、舞台設定として「屋上」というお題を作家たちにお願いした。
どんな屋上かは作家にお任せ。
屋上っていう、なんにもないぽかんとした場所から、なにがはじまったり、
はじまらなかったりするか。
稽古しながらいまも、屋上っておもしろい場所だなと思う。
さて、ひとの本を演出していて、どうなのか、と興味のある方もなかには、いらっしゃるかもしれない。
小劇場ではたいてい、作・演出が一緒であるし、わたしはそんなにたくさんの芝居を作ってきたわけではないけど、これまで、本を書いて演出をしてきた。
自分の本ではない作品を演出したことはほとんど、はじめてである。
正確に言うと、翻訳ものの演出を引き受けたことがいちどあり、それはかなりもとの戯曲をわたしなりにアレンジさせてもらったから、作家に書いてもらった本、というのとはだいぶ違う。
シエラザードという自分のプロデュースで短編集の公演をやっていたときに、短編の1本をほかの方に書いてもらったことがあった、けど、その1本はその書き手に演出もしてもらったのだった。
だから今回が、はじめてであると言ってもいい。
だいたいわたしにそんなことができるのか? という疑問が浮かばなかったかという話だけど、スミマセン、やりたい気持ちのほうが先だった。
だから気負いみたいなものがそもそもなくて、やってみたら、わたしにとって割とこれが、自然なことでした。もちろんいろいろなことを思ったり感じたり、うーむと考え込んだりはしていますが、それらはやはり、作品を観ていただく前にはお話できないことかな、と思う。で、公演が終わって落ち着いたら、いつか、ここに演出雑記を書きたいな、といまは思ったりしています。
きょうは雨...。あの道を雨のなか歩くのか...、ああ。
こんなときこそ、てるるよ、どうにか晴れを呼んでくれないか。
というわけで(?)劇場ロビーにて販売予定のナゾの多き「てるる」の、
創作過程が作者フジオカユタカのブログに公開されていました。
これ可笑しい! ビックリした、顔が先なのね...!
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」公演。
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きのうもピクニックの距離を歩いて稽古場へ。
小学生のユメと高校生のミホと歩いていると、さらにピクニックな気分だけど、ユメはこのくらいぜんぜん疲れないと言う。
「ユメ歩くの好きなの?」と聞くと「そういうことじゃない」と返される。「乗り物に乗るほうが好き」と。
ユメと話していると時々、自分がものすごく頭が悪く気のきかない屑に思える。
まあ実際そうなんだけど。
ユメはおとなしいけど、稽古場へ行く途中なんかでよくお喋りしてくれる。
相手は屑なわたしであるが、ユメと話すと、なにか素敵なものをプレゼントされたみたいな、「センセイとお話させていただいた」という気もちになる。
中村優芽は「オドル」(藤岡豊作)という作品の「センセイ」役です、どんなセンセイかおたのしみに。
写真は発声練習中から。
きのうはサネチカくんが稽古見学に来てくれた。
稽古前のわたしは雑事がいっぱい、連絡多数で、申し訳ないけど連絡するべきひとにもなかな手が廻っていない状況なのだけど、たまたまタイミングよく、ひょいとすぐ連絡とりあえてしまうことがあって、可笑しくなってしまう。なにか暇みたいだな、わたし、と。
照明の志村さんからの電話はとれなかったんだけど、サナチカくんとは何度か短いメールのやりとりができた。
「みのりがきょう休みだけどいいの?」とメールすると、「それはひと安心」とかえってくる。
みのりんは人気者だ。
で、サネチカくんバイクですっと来て、うらやむ。
あまりゆっくり話す暇がなかったけど、うれしかったよ、さねちー。チーズケーキもありがとう。
そして友人、知人たちから公演についてのメールなどが届くのが、日々の励みであるこの頃。
残念だけど、観に行けない、という方たちにも応援していただいていて、ほんとうにありがたい。
不精でご無沙汰ばかりしているわたしに、近況をお報せいただき、感謝。
走り回りながらの短い時間に、あのひと、このひとの日々に思いを馳せると、
それはなんだかとっても色濃いことです。
こどもの産まれた方や、あたらしい仕事に就いた方、辛いときをがんばってる方...、
いろんな人生のいろんな時間のなかで、わたしたちはいるのだな、と思う。
きょうも歩いて、歩いて、いってきます。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
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きのうで稽古も残り10日間になった。
カナザー先輩も無事、引っ越し完了した。本番前に引っ越しなんて無理だ、無理だと言ってきて、本人も遠い目をしていたこの頃だったが、めでたくダンボールに囲まれて眠れる環境を得た。よかったよかった。
さあ全体の通し稽古に入る前に、各短編を地味に細かく稽古していく予定。
地味にというのはわたしのことで、役者たちはどんどん輝いていっていただきたい。
しかし、きのうからの稽古場が、駅からものすごく歩くところにあって、全員、たどり着いたときはヨレヨレである。
スタッフの荒谷さんもきのう一緒に歩いてくれて、よもやこんなに歩くとは...、と絶句していた。
出演者最年長でありながら、もっとも体力を誇るアライセイユーでさえ、「き、きつい...」
とよろめきながら来る。それほどこの稽古場は遠い。
みんなには先に、「むかつく距離ではなく、笑いたくなる距離」と伝えたが、改めて伝えよう、
「爆笑できる距離」です。
なのに舞監フジモトだけは、へいっちゃらでやって来て、それにビックリ。さすがフジモトである。
この稽古場は05年のシエラザード(というプロデュース名で公演をしていました)
「探偵青.悪いお別れ」の稽古のときにも使い、この距離をみんなで歩いたことで思い出深い場所
でもある。
行くとものすごく静かな場所で、なぜか集中できる。
それで遠いとわかっていても、特に後半の稽古に使いたくなる場所なのだ。
住宅街と畑の中の道をひたすら歩くので、自然と空を眺めることが多くなり、
きょうはこんな空だったね、となんとなくいつも言い合い、
この稽古はじまってからよく空を見るようになった、とイトウヒロキが言っていたのを思い出す。
あのときより涼しいだけラクだね、でもあれから4つ歳をとっているからね。
まあ空を眺めながら歩いて来てくれ、みんな。
これは稽古のうちなのだ。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
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きょうの写真はユタこと藤岡豊。今回は作家の1人でもあり、役者として出演、大活躍であるが、さらに、劇場にてフジオカユタカの作るてるてる坊主、正式名称(本人に寄る)「てるる」を販売いたします! 本人のブログでも発表しているとおり。
何故彼がてるてる坊主を作っているのかは不明でしたが、先日、稽古見舞いに来てくれたトシゾー・ネモト氏(一部有名)が、ユタに直撃していました。
「なんでてるてる坊主作ってるんですか?」
「それは...雨が降らないように!」
なんと明快な答え。
しかし悩むトシゾー・ネモト氏。「ご、午後から雨になるでしょう、なのに...?」
悩まれるみなさん、撥水加工生地で作られている弱気なのか強気なのかわからん、
「てるる」をぜひ、観劇のおみやげに!
(このブログ「ゴゴアメ・メンバー」のタイトル写真のところに写ってるあれです、
色はいろいろあるそうです)
劇場にてのオマケのおたのしみ、もうひとつ。
いま、お客様にお渡しする「当日チラシ」「当チラ」「当日パンフ」「当パン」などと通常呼ばれるものの、原稿の入稿に追われていまして。
あの暑いあつい日に、とある屋上にて、出演者9名並んで撮った写真が表紙になるもので、今回は大フンパツして表紙はカラーで印刷する。
先にホソノデザインがカラーコピーで作ってくれたもので打ち合わせしていて、きのう、ついに、写真を加工した表紙デザイン案を送っていただいた。
見たらこれが、ものすごーーく素敵なのだ! 興奮!
サンドイッチをむしゃむしゃ食べながら打ち合わせでわたしがした、わけのわからないオーダーによく答えてくれたなあ、とびっくりする。
「これね(むしゃむしゃ)、これ名前の書体がなんか(むしゃ)明るい劇がはじまりそうでしょう、だからもっと暗い感じに。暗いっても空は晴れててさー(むしゃ)、不思議に明るい感じの」って、ほんとわけわからないでしょう。
だけど! まさにそんな感じになっているのだ!
うーんすごい、わたしは唸った。
ホソノくんとは何年も会っていなかったのに、やはりシエラザード(わたしの以前のプロデュース公演)に関わってくれていたからなのか、掴んでる!!
と言うときっとただ、にっこりして片腕を叩くよね、ホソノデザインよ。
そんなわけで、みなさま、劇場にてのおたのしみ! です。
4短編の上演順もこの「当日チラシ」に記載されています、ちょっと変則的な形で上演しますから、
ぜひ、お早めにお越しになって、開演前にゆっくりご覧くださいませ。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
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稽古のはじめは4つの短編を日替わりに稽古してきて、それがもう、各作品とも異なるタイプの作品なので、エンシュツのわたしもくらくらめまいがしたが、怒涛の昼夜稽古前半では、昼夜交替で二つの短編を稽古。
疲れてきた頃に、元気な役者たちがやってくるというわけで、ま、そんなことはやる前から予測はしていたのだが、これがこういうことなのか、とは、やはり、やってみるまでは当然、実感できないものだ。
「良い子は真似しないように」と言っておこう。
でもまあエンシュツなんてのは結局、作品が立ち上がるまでがひたすらやっきになるわけで、作品が立ち上がってきさえすれば、あとは役者がぐいぐいと勝手に伸ばしていってくれるものだ。
しかし。稽古と同時にスタッフとの打ち合わせも入ってくるのがこの時期。
怒涛の1週間のなかで、舞台監督、美術、照明、音響が、それぞれ忙しいなかばたばたと稽古場へやって来ていただいたところで、稽古の合間に打ち合わせ。
これまた長編1本分と全上演時間が同じでもなぜか、やること、話すべきことが多い。
そんななか、稽古見学に来てくれる仲間たちの存在が、いつも以上にありがたい。
猫の手も借りたいわたしは、「参加型見学で!」と見学者の手を借りるかりる。
みな吉なんかもうわかっていて、来る前に「あと欲しいものはなに?」とメールをくれる。あれもこれも欲しいと答えたけど、いちばん欲しかったものをメールしちゃった。
「駅前のモスバーガーでコーヒーを(オレ用)」
へへへ、コーヒー飲みたかったんだよねえ。ありがとう、みな吉!
いやまーそのうちあれだよ、家の中で足りないもの頼んじゃいそうだもん。
シャンプー、とか。洗剤、とか。
で、差し入れも要求され、理由なく報酬なく働かされたみなさん、ありがとう!
スイーツの差し入れに湧き、みな吉のおにぎりに泣き、デモいちばんは、
「うん、おもしろいよ」「本番、たのしみにしてます」という言葉たちだ。
作家、役者、スタッフ、そして公演をたのしみにしてくれているあなたが、ゴゴアメ・メンバーです。
写真は見学に来てくれた、光と桃ちゃんから、こそりと、帰りに渡してくれた、
涙が出そうなきれいな花。ケイトウ。キャンディみたいな色だ。
家のなかでも埃まみれで走りまわるわたしの目に入ると、ふわっと気持ちが何センチか浮かぶ。
ああ、こんなふうに、と思う。声を枯らして汗まみれ埃まみれで作るんだけど、
さいごはみんなでやっぱり、こんなふうに、ふわっと柔らかく、浮かびたい。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
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さて怒涛の昼夜稽古の約1週間がきのう終わったところで、これがもう、
予測を越してたいへんで、シビレました。
毎日ブログを更新したい派のわたしもさすがに1日も更新できず、
かわりに、カナザー先輩がいっぱい更新してくれ感謝。
忙しいならブログ書かなきゃいいじゃんっていうことだけど、
稽古中はこういう場だけが唯一、本番を観にいらして頂けるお客さま(友人含む)
との接点なので、なんでもいいから書きたいのよね。
なんでもいいから書かれても困るだろうけども。書きたいの。
で、この怒涛の稽古中にあったことをいまはとても書ききれないのですが、
また誕生日があり、それは出演者最年長のセイユーの誕生日で(わたしと同じ歳ね)、
ケーキも花もいらん、と言うので、稽古後に飲みに行き(大人だけ)、「おめでとう」
と言ったのは乾杯だけでただの飲み会化したりしてました。
ま、要するに、あいかわらず、飲んでます。
写真は公演で配布するチラシ写真撮影の日のセイユー荒井靖雄と、
ダンスについてはその弟子にあたる、堀広希。いい笑顔です、二人とも。
ちなみに左端に切れてるのは、藤岡豊でした、ゴメン、ユタ。はっはっは!
作家陣の中で、熱心に稽古場へ顔を出すヒトあり。
『Fool On The Roof』を書いた、ミヤシタさんだ。
ミヤシタさんは学校、系統的にも大『センパイ』である。
従って、ボクのしていることなんてゼンブわかってるぜ、と言わんばかり全てを見透かされているような気がして、ミヤシタさんを前にすると蛇に睨まれた蛙の如く縮こまってしまう。
何かしでかしたわけではないのに、すいませんすいません、という胸中。
そもそも、知り合ったのは約10年前。
某所では「ミヤシタ先生」と尊敬の念を込めてそう呼ばれていた。
ボクもそれに倣って「ミヤシタ先生」と呼んでいたのだが、ご本人的には好まないらしく「そう呼ばれたくない」と言ったのを覚えている。
でも、それ以外に呼び方を知らないし、かといって急に「さん」付けでと呼ぶのも非常におこがましい気もして、なんとなく微妙だった。
ところが、ゴゴアメの稽古場では、アスカさんがミヤシタさんのことをなぜか「クマさん」と呼び、ご本人も「おぅ」なんて江戸っ子のようにスッと気さくに応えている。
クマさん、て。
テディベアが浮かんでは消える。
か、かわいい。
なんとなく「ミヤシタさん」と軽々しく呼べる気はしたものの。
『Fool On The Roof』なんて怪作を書くものだから、やっぱこりゃダメだ、と。
ボクにとっては永遠の先生なのであった。
この日は見学の方々からの差し入れが連発し『スウィーツデイ』であった。
『オドル』出演のアスカさん、ミホちゃん、ユメちゃん、皆スウィーツに狂喜乱舞していた。
なるほど、女心を掴むには甘い物、なのだな、と今更ながらにベンキョーした。
次から使うゾ。
「じゃ、一杯だけ......」
その言葉の意味するところは、稽古終わって疲れたね、少しだけ呑んで帰ろうよ、なのであるが、ゴゴアメの稽古が始まっておおよそ一ヶ月、額面通り『一杯』で終わった例がない(当社比)。
そして、日々何十回と稽古を重ねているのに、素面で帰路につけたのがたったの四回(当社比)。
こんなに毎日のように呑むなんて、イマドキ演劇界からすると流行らないらしい。
個人的には、お酒を呑むことが好きなのでドントコイと思ってはいる。
周囲は経験豊富な出演者やスタッフ。
ためになる話が随所に転がっており、その場にいるだけでもジュウブン新鮮で、そして楽しい。
しかしながら、いかんせん肝の臓が心配ではアル。
昼夜の稽古が始まり、体力の消耗が激しくなってきたところ。
「一杯だけ」
そう言ってふらり立ち寄った店で『ウコンの力』をもらった。
素敵なサービスだなぁ、と小躍りし、即座に4、5杯は呑んだ。
なんとなく意味ないだろうという気はしている。
とある日。
稽古場の後方には異様な光景が広がっていた。
出演者やスタッフはもちろん、たまたま見学にきたタカギさんやトミザワさんまで、ハサミでチョキチョキ何かしら小道具的なものをこさえているのである。
我輩はお客さんである、とか、自分舞台監督ッス、とかそういう事情は一切関係なし。
働かざるもの食うべからず、間違えた、呑むべからず、のゲンバなのだ。
見学希望の方、お気をつけください。
自分、チョキチョキやり過ぎて、一度発狂しそうになりました。
時は遡ること三日前だぜ。
『Fool On The Roof』の稽古前には、出演のアライ先生によるストレッチ及び筋肉トレーニングが行われる。
今までは筋トレに悶絶するユタ氏をただ傍観するのみだったけれども、先日は俺も気合十分、実に男らしいスヌーピーのヨレヨレしたTシャツを着、遂に参加してみた。
まず、柔軟。
そして腹筋、腕立て、と過酷なメニューが淡々と続く。
さながら俺は映画『フルメタルジャケット』に出てくるヘマばかりのデブッチョのようであった。
わからない人は映画を観てくれ。
アライ先生は俺の三倍くらいの回数を軽々とこなしていく。
慣れてきたユタ氏は俺の二倍くらいをこなす。
もはや超人としか思えない。
一日を経た後、軽い筋肉痛が大胸筋や背筋のあたりにあった。
へへ、こんくらいならラクショーだぜ、俺も男、いや漢になったもんだ。
これからバンバン筋トレしてやる。
待ってろ、スタローン、シュワルツネッガ。
そして三日後の今日。
激烈な腹痛で泣きそうになりながら目が覚めた。
何か悪いものでも食べたか、とトイレに篭ったが何のことはない。
単なる筋肉痛であった。
先生、ぼく、なめてました、と思いながら『彼らは雨を連れてやってくる』の稽古に臨んだ。
腹筋痛は遅れてやってくる。
ヒラヤマさんは出演機会が多いので、自然稽古場でも多く顔を合わせる。
無骨な男を感じる男だがしかし、とても優しい。
自分はアンジェラ・アキみたいな眼鏡をかけてへにゃへにゃしているので、かなり尊敬している。
学生の頃、アパートのぼくの隣の部屋にヒラヤマさんと同じく鹿児島出身の友人が住んでいた。
彼は訛りがひどく、基本的に何を喋っているのかわからない。
なんとか意志の疎通を図りつつ、ルールわかんねえっつってんのに無理矢理三人麻雀やらされたり、バカみたいに酒が強いので前後左右縦横斜め不覚になるまで飲み明かしたり。
えらく豪気な男だったので、ヒラヤマさんへのリスペクトと同様に尊敬していた。
ある日、隣の友人は唐突にいなくなった。
もぬけの殻となった彼の部屋。
ぼくの部屋の玄関先には「ありがとう」という書置きと薩摩焼酎の一升瓶が置いてあった。
まだ携帯電話を持っていない時代で、お互いに連絡を取るすべもない。
いったいどこへ行ってしまったのか、悲しいなあ、と思いながら、置いてあった焼酎を毎日ちびちびと舐めるように呑んだ。
ヒラヤマさんの顔を見ると、パブロフの犬が如くその時の焼酎の芋臭さが蘇ってくるのである。
涙。
さて、ヒラヤマさん。
数日前に髪を切り、ますます男に磨きがかかった、と思った。
ところが、どこかから「ダチョーっぺえ」という声が聞こえる。
これを機に彼は酒宴で「ダチョー」と呼ばれるのである。
本人はあまり気にしていないようですが。
刑事が見学にやってきた。
リアル警察庁方面の人ではなく妄想の劇団の細田刑事のことである。
鵺的の公演『暗黒地帯』出演を経て、ゴゴアメの本番当日のお手伝いをすることになった。
最近、タップダンスを習い始め、鼻毛が出ていないかどうか気を遣い、髪の毛をうっすらと茶色くし、小洒落た格好でシャツのそでを捲くったりしている。
まるで調子に乗り始めた中学生みたいだ。
あとは特になにも言うことはない。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
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今回4篇の短編を演出するという自ら暴挙に出たわたしは、
ともかく、疲れないことにした。
そもそも体力がない上に歳もとって、しかも4年ぶりの芝居だ。
そりゃ疲れるに決まっている、いや、疲れ過ぎて立ち上がれないほど疲れるだろう。
そう見越したわたしは、意思の力で、絶対に疲れない! ことにしたのだ。
決めるのは誠に大事である。
おかげさまで、わたしはちょっぴりたりとも疲れていない。
元気げんき。いぇーい!
...んなわけがない。わけはないけど、まあ、疲れないようにするにもコツがあるな、
といろいろ細かい作戦を密かにあみ出したりはしている。
もっとも有効だと実感できた作戦は、時間厳守だ。なーんだ? でも、これほんと。
時間に遅れると焦る。焦ったり、待たせて申し訳ないと思ったりするのは、ものすごく疲れる。
もうひとつ済ませたい用事を後回しにしてでも、時間を守って行動してみる。
これがいまのところ、すごくいい。
しかしきょうは照明の志村さんとの打ち合わせで3分ほど遅刻しちゃった。
あすからは怒涛の昼夜稽古がはじまるので、いよいよ稽古時間もオシオシになって
くるだろうなあ。
更なる意思の力で疲れないぞ!
作家高木登くんが、CoRichi(こりっち)とシアターガイド、演劇ライフの各WEBに
公演情報掲載手続きをしてくれた。チェックよろしく。そしてありがとうタカギくん。
こりっちのみなさまもどうぞよろしくお願いしますです!
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」公演。
ただいまチケット発売中です!
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先輩がブログに書いてくれたように空気の毎日違う稽古。
9月の2週間は実際、毎日稽古場そのものも違って、間違って来ちゃったひと1名、間違った場所へ行って慌てて来るひと2名、腰を痛めたひと1名(なんとか治った)、学園祭が終了したひと1名(お疲れ!)、自主映画がクランクアップしたひと1名(おめでとう!)などいろいろあったが、なんとか全員、この段階で無事、前半戦をのりきったような次第である。
高木組は作家を迎えたりもして、みしみしと本を読み込み、
藤岡組は本を投げ捨てオドリまくり、
宮下組は作っては壊して壊しては壊し壊しまくり、
海月組・男子部は日々汗をかき掃除をし、着替えのときは稽古場中央でわざわざ脱いで互いのパンツを笑い合った(うん!)
前へ進んでいるのか後ろへ進んでいるのか。
毎日演出としては言ってることもやってることも違って、多重人格になっている。
けど、わたしにはもともとそんなとこがあるかもな、と思ったりしてる。
役者のほうも重なって出演するひとたちは、稽古場に来たときから、なんとなく、既に違うひとになっている気がする。
9人の出演者というのはわたしにとって既に多いが、9人の少なくとも倍は役者がいるような気になる。
4篇中最大3篇出演することになる平山くんとみのりは相当、ハードであると思うが、二人ともよくがんばってくれている、感謝。
海月組の稽古場では、ふだんのみのりんとは趣から違う。
日々男ばかりで撮影してきた映画に、ラストシーンのためにどこぞの名女優をお迎えしたような
感じなのだ。
「フジクラミノリ様入りまーす!」
現場にはそこはかとない緊張が漂う。
しかしわたしは名女優の手を引き、礼儀正しく指示をするのみであろう。
「フジクラ様、こちらのほうへ少し、動いていただけますでしょうか」
「そうね。では、そうしてみましょう」
「フジクラ様。もしやいま、ダイワハウチュ、とおっしゃいませんでしたか」
「あら。言ったわね。おほほ。ダイワハウ、チュ」
というような感じであくまで上品な、伝説の名女優、フジクラミノリなのである。
きのうから3日間の稽古休で、制作事務と演出雑務を腰据えてやるべく、
駆けずり回っているが3日じゃ足りん!! 猛然と忙しい。猫の手も借りたい。
きのう夕方はみのりと衣装探しにも行き、たくさん歩き、コーヒー一杯飲んだ。
酒を飲まない我々なんて、こんなときしかあり得ない。
写真はずっと前に感じる、ある日の稽古後のみのりん。目が猫みたい。
午後から雨になるでしょうプロデュース『午後から雨になるでしょう』はすでにお伝えした通り、短編作品が四つ融合した一つの作品であります。
従って、四作品の稽古が日々同時多発的に進んでおりますが、面白いことに気付かされた。
作品ごとに稽古場の空気がまったく異なるのだ。
まず『悪意の研究』の稽古場では、暗く沈んだ陰鬱な空気が立ち込めようとする。
しかし、出演メンバーや演出家は、すぐさまその空気感に気付き、悪意に負けじと半ば無理やりにテンションを上げ、和気藹々に。
結果、なんだかとても複雑な空気になる。
『Fool On The Roof』は硬質で重量感のある空気が充満する。
攻撃的な内容に圧迫されながら、お芝居がゴキゴキ形作られていく。
対照的に『オドル』の稽古場は、ぷるんとした柔らかな空気が漂っている。
稽古場自体がまるでファンタジーの世界のようであり、身につまされる思いのする現実でもある。
そして『彼らは雨を連れてやってくる』は、長旅から家へ帰りついた時のあの安堵感だ。
阪神でいえば(?)、夏の高校野球が終わった後の甲子園球場での久しぶりの試合、の空気。
ウォーミングアップのバレーボールや椅子取りゲーム、特殊なエチュード。
おかげで全員の心が開放的になっているのかもしれない。
『彼らは雨を連れてやってくる』に出演のイトウヒロキは日々悩んでいる。
そもそも、今のところ年齢的な関係性を踏まえつつ、全出演メンバーのなかでボクが「センパイ」と呼ばれても違和感ないのは、このイトウヒロキくんだけである。
捨てられた子犬のような瞳で「センパイ」と呼ばれると、思わず「おう、なんじゃい、どした、気にスンナ」と自然居丈高にふんぞり返ってしまう感があり、実は自分、相当縦社会が大好きなのではないスかね、と認識させられてしまう。
そんくらい切ない目をして、くんくんボクを見上げているのである、ふふふ、よしよし。
ある日の稽古が終わった後、イトウヒロキくんと二人でお酒を呑む機会があった。
イトウヒロキは雨に濡れたダンボール箱の中で、様々に悩んでいた。
お酒という名のお水を与え、焼き鳥という名の餌を与え、そしてジュウブンに掌で撫で回す。
はぐはぐ甘え始めたところで「人生そんなに甘くないッ」つって制し、終電で帰った。
途端鬼。
やはり、捨てられた子犬のような瞳で去り行く私を見つめていた、彼は。
とあれば美しいが、実際はお互いスぃッと別れた。
10月7日(水)~11日(日)中目黒ウッディシアターにて、
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」公演。
ただいまチケット発売中です!
ローソンチケット、イープラス、J-Stage Naviにてお買い求めいただけます。
公演情報とチケットについて、詳しくはこちらを。
こちらはわたし、エンシュツ、ヨシナガのブログと、
エンシュツジョシュ、金弘哲くん(ことカナザー先輩)の稽古場日記がありまして、
どちらも日々更新中です。どうぞよろしく。
おもしろい写真を撮った。つもりだった。
前にこちらに書いた、劇場にてお客様に配布するチラシに載せるための、出演者全員揃った写真撮影(ああ、なんかずいぶん前のことのような気がする)のあとで撮ったもの。ピンクの透明傘と青空がなんかおもしろくて。
で、あとから写真を見ると、おもしろがるわたしをちょっと困った顔して見ているヒラヤマくん、だったのだ。けどさ、このピンクの透明傘は、ヒラヤマくんの自前なんだよ。なんでピンクの透明傘(柄はキティ)を彼が持っているのか、詳細不明。
俳優、平山寛人との出会いは、高木登作品を観てからで、以来、わたしはファンのひとりである。
今年の夏、高木くんが旗揚げした「鵺的」の「暗黒地帯」という作品に出演していたのは、みんないい役者たちだったけど、わたしはダンゼン、ヒラヤマヒロトをみつめてしまった。わたしの知人のお客様たちにも同じ意見の方が何人もいて、たぶんきっと誰もがみつめたくなる、みつめてしまう、役者さんなのだ。
どうしてかな、どうやってるのかな、といつも思い、それで、今回、高木くんが脚本で参加することから、鵺的所属であるヒラヤマくんにも出演して頂けることになり、うれしく、そしてほんとうにラッキーだと思った。
タカギノボルのパシリをやらされてきて、いや、やらせて頂いてきた、甲斐があったというものだ!
さて、どんな役をやって頂こうか。わたしは毎日のようにわくわく考えていた。
ヒラヤマくんは見たとおり、二枚目だし、鋭い雰囲気があって、高木作品では、知的でありながら凶暴性を秘めているような役が多く、これがまたすごく似合うので、はじめてお話するときはすげーコワイひとなのかと思ったら、めちゃくちゃオモシロイひとだったので驚いた。
で、どっちかと言うと、そのオモシロイところが出せる役をやって頂いたら、どうかなあ、という、海月作品では、そういうリクエスト的な役である。
しかし、ヤッパリ、高木作品でも観たいし、それに藤岡作品にもしもヒラヤマくんが出たらいったいどうなっちゃうんだろう?! とわくわくが止められず、結果、ヒラヤマくんにはまったく異なる3役を演じてもらうことになった。
はじめて稽古場に来たヒラヤマくんが、「......いったいおれをどうする気なのだ」と思っている気がして、わたしは密かに、冷や汗をかいた。
けれどいまも、もしかして今後ますます、そう思われる、かも。
ただヒラヤマくんは、毎日、空気から違う稽古場で、誰よりも平常心で、誰よりも自分の役をみつめているように見える。タフなひとだと思う。
でもきのうの稽古場(海月作品)で、ついに? 「ああ、ココロが折れそうです!」と叫んでもいた。
我々はどこかに行こうとしている。さあ、どこに。
どこかに行きついたところをぜひ、みなさんお見届けにいらしてください。
『悪意の研究』の作者タカギさんが、質疑応答と読み合わせ見学、その他諸々のため稽古場へいらっしゃいました。
写真がぶれぶれで申し訳ないのですが、リュックを背負ったその動きがスカイフィッシュなみに高速のためハイスピードカメラでも撮影が困難だった、ということにしておきます。
時は遡りまして、ボク自身が演劇を志した後の今年の新年会。
久しぶりにお会いした先輩脚本家に「お前ね、タカギノボルは天才だから(演劇をやっても)いいんだよ。お前は......ただモテようと思ってそういうことすんじゃない」みたいなことを言われ、ナニクソと思いつつも、ほうほう、タカギノボルという人は世間で認知されている天才なのか、とも思いました。
爾来、タカギノボルという人の動向に着目するうち、自分の劇団の旗揚げ準備公演があり、鵺的の公演『暗黒地帯』があり、諸々大変お世話になりました。
ボク自身、今ではすっかりタカギノボルファンの一人なのではないのかなと思います。
実際、タカギさんは憎めないキャラクターの方で、たとえなぜか「オサカナ、オサカナ」と呼ばれていてもにんまりと微笑を浮かべているし、まるで高名な武将のようにハッハッハと豪快な笑い方をする。
でも書きあげた作品は腹黒い(らしい)。
どうか『悪意の研究』をご覧になって、タカギノボルという人の研究をもしてみていただきたい。
午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」、
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写真は少し前の稽古場から、「海月組」の本読み。この日は男ばっかで...って一人わたしがいるんだけどさ。写真見るとなんというか、ばかな子たちっぽくって笑ってしまう。なんか頭悪そうでない?
いや、よく見ると、平山くんはいいんだ。うん。
誰が悪いんだ? あ~。あと、あ~~。いやいや、いいんだ!
さて森海月(モリカイゲツ)はわたしのことです。
昔のペンネームです。シエラザード旗揚げ時代の名前。
「海月」はふつうくらげと読みますが、「骨のない女」の意で自分でつけた名でした。
たぶん、98年頃(? 自分のことがわからない女)に脚本の仕事をするようになって、
改め吉永亜矢にしたものです。
今回、せっかく1人の演出と4人の作家なので、全部名前が違ったほうがいいだろうと思っただけで、特に意味はなく、引っ張りだしてきました。
これから森海月と吉永亜矢で書き分けようとか、そういうことはゼンゼン、ありません。
ないけど、でも今回の本をいざ書き出してみたときに、なぜか、芝居を書きはじめた頃の気持ちがぐいぐいと甦ってきました。
4年ぶりに芝居をやるにあたって、どこかで初心にかえりたがっていたのかとも思います。
でもまあ、わたしの場合、常に初心にかえってばっかりいますので...。
初心以外があまり、ないようなものです。(記憶もないしね!)
さて、どんな芝居になることやら、「海月組」ですが、先日は「お掃除エチュード」なるものを敢行、
男たちがたったの15分で、役作りをしながら稽古場をぴっかぴかにしてしまい、
「凄い...凄過ぎる...こ、これは紛れもなく演劇界初の試み...この調子で今後どの稽古場もぴかぴかに!!」と演出として深い自信を得たところです。
エチュードをやって、「やってよかったですね」「きれいになりましたもんね」と頷きあう役者たちを見たのもはじめてでした。
...ああ、どうなるのだろうか。
なにかほんとうに、わたしも驚かされる強力メンバーです。
この強力なメンバーに加えて、女優藤倉みのりもこの短編にも出演いたします。
どうぞ、お客様も力強く、ご期待ください!
ところで4人の作家の一人、宮下隼一氏が、月間「シナリオ」誌の最新号10月号
(の巻頭あたりにあります)、「作家通信」というコーナーに寄稿しており、
当「午後から雨になるでしょう」プロデュース公演について告知をしてくれました。
ミヤシタサンありがとう!
みなさま、本屋にお寄りの際は、チェックして頂けるとうれしいです。
『Fool On The Roof』出演のアライセイユウさんは先生です、ソンセンニム(先生様)です。
写真のフジオカユタカ氏は、アライ先生のストレッチ&筋肉トレーニングのレクチャーを受けた後、お酒を呑んだところで、すぐさま身体に異変が表れました。
腕などの身体全体に、まだらの紋様が表れる、という異変です。
これの解釈にはいろいろありまして。
ユタカ氏、通称ユタ氏はお酒を呑みすぎると、そーなる。
もしくは、素早くぐいぐい呑みすぎて気持ち悪くなった時に、そーなる。
でも今回に限っては、アライ先生のレクチャーした運動によってユタ氏の筋肉組織が一部破壊され、破壊された筋肉組織とそうでない組織がアルコールによってまだらな色のハーモニーを引き起こしたのではないかな、と。
素人ながらにそう思いました。
午後から雨になるでしょう。
ユタ氏は本番までに、いい身体になるでしょう。
多分。
『彼らは雨を連れてやってくる』に出演のホリヒロキくんが誕生日を迎えるので、皆でお祝い。
ケーキが入場した途端、ウォーと叫び声を上げ、喜ぶ18歳ホリヒロキ。
てめーざけんな、おれの誕生日の印象が薄くなるじゃねーか、と、まんまは思わないけどね、少しくはジェラシーを感じつつも、本人が喜んでくれてそれはそれでとても嬉しい。
余談ですが、ホリヒロキくん、たまにダーツをするそうです。
何を隠そうダーツに関しては、ワタクシ、ぎりぎりプロテストに合格できるくらいの微妙な腕前は持っておりますので、いつか対戦して、倒して、そして世の中の厳しさを教えてあげようと思ってます。
逆にボコボコにされたら、すいません。
世の中は、そう厳しくないのかもしれません。
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写真はきのうの稽古場にて。ヒロキ(新)こと堀広希の誕生日を祝ってケーキ。
ほんとうは9月5日、きょうが誕生日なのだが、ヒロキがいる組の稽古がきのうだったため、
前祝いとなった。
18歳だってよ~。
「おれ、きょうの夜中12時過ぎたらもう補導されませんから」とヒロキ。
「おう。じゃあ12時まで稽古しようか」と睨むわたし。
稽古時間が限られているため、稽古中もばたばた走り回っているが、稽古外の時間もやることがこんなにも多いのは、はじめてだ。
きのうは稽古見舞いにみな吉が来てくれると言うので、「すまん早速お願い、ナイフと紙皿持ってきて」と頼み持ってきてもらい、無事ケーキを切り分けました。ありがとうみな吉。
そんな感じで目下、誰になにを頼みだすかわからない、わたしです。みなさんご注意を。
一昨日もカナザー先輩に小道具の紙吹雪を稽古テスト用に切って、と紙を渡して頼み、朝、はっと気づいて電話をして「(テストだから)全部じゃなくていいよ」と言うと電話の向こうがしーんとなって、慌てた。もしもし、もしもーしせんぱーいせんぱーいと呼びかけると、四谷怪談のお岩さんのような声で先輩が「もうぜんぶきっちゃいました...」
す、すまん。け、けっこう、たいへんだった、よね?
「軽くメンタルやられました」
そうでしょう。そうでしょう。
そんなわけで、ナイフを持って走る女あり、
夜中にひとりで紙を切り続ける男あり、
夜な夜な飲んで肝臓いためる男女あり、
そんなわけのわからぬ大人たちの嵐のなかの18歳あり、
小道具と四冊の台本を背負って、毎日登山みたいでもいやなんのことはない。
あすで劇場入り一ヶ月前。
あ、あと、先日、高木くんがブログにゴゴアメについて書いてくれたとご紹介したけど、
こんどはわたしについて書いてくれた。
どわっ! オハズカシイ!
高木くん、感謝の気持ちは充分過ぎるほど伝わりました、もし、なんのまだまだ、とおっしゃるなら、
稽古場にいらっしゃるときに鋏のご用意を、それと、もしできたらホームセンターに行って...
それと...それと...。
あいうえお、いうえおあ、うえおあい、えおあいう、おあいうえ。
稽古前のウォーミングアップといえば発声練習です。
役者さんやアナウンス関係みたいな人じゃなければ普段やる機会もありませんが、いざやってみるとこれがなかなかに上手くいかないので、是非ともみんなさんにやってもらいたい。
冒頭の例題は、五十音の母音をずらして発声していく早口言葉のようなもの。
あ行はともかくとして、か行さ行あたりから怪しくなる。
あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえ。
かきくけこきくけこかこけかけこかこけこかくかきくけ。
さしすせそすいをあそおあじょしふぁぃお。
言語用の脳内回路がショート寸前、散った火花で明日が見えません。
これけっこう屈辱的であり、肉体(脳ミソ)の衰えを感じずにはいられない、切ない。
アスカ先生やフジオカユタカ氏はもちろん。
高校生のミホちゃんや小学生のユメちゃんまでもがすらすらと言ってのける。
天才かッ。
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「午後から雨になるでしょう」は4人の作家による4つの短編劇オムニバスで、そのうち3つの短編のタイトルを、紙に書いた文字で出そうかと考えた。
なぜ3つなのか、というと、わたし(森海月。なぜ違う名前かはまたまた、こんどね)の作品はほかの3つの作品の間に短く挟み、最後に繋げようという形で、タイトルを出すのはちょっとヘンだからである。
ありがたいことに先日、さっそく、荒谷さん(チラシの題字を書いてくれたひとです)が、「試し書き」をして稽古場へ持ってきてくれた。
それがこの写真で、でもこの「彼らは雨を連れてやってくる」というタイトルは森海月作品のため、先に書いたように本番には使わない。試し書きなんだからいいんですよ、と荒谷さんは言ってくれるが、もうなんかもう、実にもったいない話である。なのでここに記念にアップ。
写真を撮りながらつぶやく。
...わたし、これ家に飾ろうかしら。(大きいですよ! と声)
...いや、じゃあこれを布団にしてかけて寝るから。(寒いですよ! と声)
さてさて、心配していたのが紙の大きさと、耐久性なのだが、なんとかいけそうな。
この紙、アイロンかけられるというのにはビックリした。紙にアイロン。そうなのか~。
3つのタイトルはそれぞれ紙の大きさや出し方を変えようと思っていて、このように1枚の大きな紙に書くのなら「悪意の研究」がいいと思ってる。
荒谷さん、思いっきり、わっる~い感じでお願いします!
ところでその「悪意の研究」作者である高木登くんが、自身の主宰する「鵺的」のHPにてゴゴアメについて書いてくれ、4つの作品をおもしろく紹介してくれている。ぜひご覧ください。
藤岡豊作「オドル」の紹介は可笑しくて、わたしはひとりで噴出してしまった。
ありがとう、高木くん。
紙にアイロンか~。
ゴゴアメ、題字を書いていただいた荒谷さんより、たこやきの差し入れがありました。
荒谷さん、ありがとうございます、ごちそうさまでした、そしてはじめましてよろしくお願いします。
筆で文字を書く、という機会に恵まれず、ともすればキーボードで書いているという昨今で、なんだかとっても申し訳ございません。
写真は、たこやきをほおばる『オドル』出演者の皆様。
アスカさん、ミホちゃん、ヒラヤマさん、みんないいおかお。
残念ながらユメちゃんは夜遅くないうちに帰途についてしまわれたので、今度焼けたてのたこやきをプレゼントしようと思います。