午後から雨になるでしょう

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而今というお酒

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チケットご予約いただいたみなさま、ありがとうございます!

劇場にてお会いできる日をたのしみに、役者、スタッフたちと共に頭と心と手と足とフルに使っていきたいと思います。

午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」、名乗りからしつこいですが、しつこくしつこく、チケット発売中です!

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さてまたお酒の写真ですが。

きのうは母の誕生日祝い(ほんとうはきょうが誕生日)で一緒に食事。

母はいっさい呑めないが、わたしとタキで限定入荷されていたお酒をいただく。ちょっと一息。

稽古がはじまって、稽古中はもちろんだけど、稽古以外の時間がものすごく、てんてこまいしている。やることがものすごくあって、やっつけてもやっつけても終わらない。

ただでさえ、劇作りとはそういうものだが、しかも今回は四篇のオムニバスであるため、こうなるだろうとは予測していて、助けていただくために、カナザー先輩に演出助手としての参加をお願いした。稽古場日記も開始してもらいました、ありがとう、よろしく先輩。

デモ、先輩、きのうの記事にはひとつマチガイがありますよ。先輩を先輩と呼ぶのは、縦社会マニアなんかじゃないし、そんなひとは残念ながら、当プロデュースのメンバーにひとりもいないと思います。正しくは「縦横無尽」マニアです。縦横無尽狂。ですよ。

で、見た目すぐにわかる、わたしよりものすごく若いひとを、先輩先輩と呼んで、えへらえへらしています。意味不明、けどカナザー先輩は記号じゃない、ジツゾンジツゾン。

 

しかしこれだけ這いずり廻って必ず赤字になる劇をなぜ、また作るかわたしよ。

と思うけれど、そのいちばんの原動力になっているのは、お客様だと、劇を作らなかったこの4年のあいだにそうあらためて、思った。

お客様のことを考えるのは難しい。それはひとりではない、よく知っているあなたでもあるし、別のあなたでもあるし、わたしの知らないあなたでもある。

だから「お客様」と呼ぶけれど、お客さんがいないと劇ははじまらないし、終わらない。

モノを売っているのとは、やはりちょっと違うのだ。

劇作りにはお客さんに向けて、いろいろな考え方があるけれど、わたしはわたしの考え方を、持っていようと思うし、それなしでは、劇を作ることはできないと思う。

いつも、お客様のことを考えて悩むし、でもツライときはお客様のことを考える。

そうして劇とは、お客様ひとりひとりの心の中で、完成するものだ、とわたしもふだんは、お客さんのひとりとして、知っている。

あなたにとってこの作品がどんなふうに「完成」するかはわからない、でもそれがなんらか素敵なものであるように、わたしたちは力を捧げる。


吉永亜矢 (2009年8月24日 14:11)  カテゴリ:
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