きのうは一日じゅうパソコンにしがみついていたかったのだが、用事があって夕方、新宿に。
頭のなかもうもうとしながら行き戻る。
夜中になって(夜中には書かないことにしている)、パソコンを閉じ、煙草の煙でもうもうとした部屋の窓を開けてみたら、あまり暑くなく、いい感じの夏の夜の空気。
なんだか夏の夜って、タイムトリップしそうになる。
いつの時代へっていうのでなく、あちこちびゅんびゅん飛ぶ。
中学生で勉強しながらラジオの深夜放送聞いてるとき、夜はまだまだこれからっていうあの感じ、大人になってからははじめてになる芝居を書いていたとき、間借りしていた事務所で夜、延々ひとり入り込んでたあの感じ。もっと歳とって母と一時、二人で暮らしたあの笑いが止まらないほどきつかった頃、そして猛暑、自分の部屋はエアコンなくて、開けた窓から見える夜の、ひっそりしたあの感じ。
くらくらして、寝た。
きょうはフジオカユタカがわたしの分も長風呂してくれるというので、安心して、存分にパソコンにしがみついている。頼りになる男だ。
しかし怒涛の3週間をよくのりきったものだと思う。今週からもてんてこまいは続くが、ひとまずえらいぞわたし。
こんなとき誰か美女が、具体的にはフジクラミノリが連絡してきて、
「あっやさん。お疲れさまぁ。そろそろ息抜きしてくださいな」などとねぎらって、
酒につきあってくれたりしないだろうか。
...やっぱ、いいわ。いい、いい。