午後から雨になるでしょう

2009年8月のブログ記事一覧

ホリヒロキ

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午後から雨になるでしょうプロデュース「午後から雨になるでしょう」、
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写真は堀広希、高校3年生、ミホ、ユメと同じくIVYカンパニー所属。

「ゴゴアメ」には浩樹と広希がいて、たいへんややこしいことになっている。

ヒロキ(老)とヒロキ(若)、ヒロキ(古)とヒロキ(新)である。浩樹もまだ若いのに。

しかし呼ぶほうが困るので、呼ばれるほうは別にいいのか、と思ったら、ヒロキ(老)が「いや本人たちも困ります、ヒロキ、ヒロキさんって呼び合ってるとなにがなんだか」と言っていた。

しかも、出演者には平山「ヒロト」くんもいる。セイユウなんて平山くんにむかい「じゃあもうヒロキにしちゃったら」と無茶苦茶を言う。

そうなるとヒロキ(嘘)もアリということなのだろうか。(助けて~)

 

えーホリヒロキ、です。

IVYカンパニーは年に一度、ダンスの発表会を行っていて、これがとてもレベルが高く、発表会を越えた見応えのあるショーになっていて、わたしも観に行くたびに驚かされている。その発表会のなかで、いったい何曲踊ってるの? というくらい、ホリヒロキはたくさんのダンスを踊る。スターなのである。

去年か一昨年だったかな、発表会が終わったあと、美代子先生とセイユウに会いに楽屋へ向かうとき、ヒロキ(若)と会ったら、「シエラザードまたやんないすか?」と言ってくれた。

わたしは芝居をやったかと思うと何年もやらなかったりするから、もう誰も、「やんないの?」などと聞いてくれない。「きみだけだよ」と言うと、おれが見たやつ、ああいうのまたやってくださいよ。

作家が二人いて、一人は一人の妄想なの(そういう話でした...)と覚えてくれている。

よく覚えてるねえ。感心すると、「いやけど、おれあのとき、まだ小学生だったからよくわかってなかったけど」と答えるので可笑しくなった。

「そうかー小学生だったか」

小学生だったのにちゃんと観てくれてたのね、そしていまではわたしより背が高いのね、

なんかいろいろとすごいな。

「こんどは出てよ」「マジっすか」と軽口を叩きあったことは、ヒロキ(若)は覚えていないだろう。

そこがきみの運のツキさ。

よく、若さがないとからかわれている、頭が良くて大人みたいに喋るヒロキ(若)だが、

わたしに言わせるときみはやはりまだまだ若い。

年寄りは自分の芝居の内容は忘れていても、1年前や2年前の無駄口は覚えてるものさ。

(そうか?)

そんなわけで、しかし、客席にいた小学生が出演してくれることになり、わたしはものすごく、

しあわせである。

ホリヒロキには、森海月(わたしのこと。なぜ名前が違う? それはまた別に書きます)の本に

出演してもらう。

小さい頃から何年もこの世界の仕事をしていて、勘も知恵もあって、でもこういう小劇場の芝居ははじめてのヒロキを、どういうふうにエンシュツしたらいいのか、わたしのような未熟者にはわからない。正直に言う、なんの作戦もない。

ただヒロキがわたしたちの芝居を観てなにか感じてくれたこと、それがあって、たぶんそれを信じていれば、あとはただ、みんなと同じく、ちゃんと向き合ってみようと思ってる。


吉永亜矢 (2009年8月31日 19:37)  カテゴリ:
イタクラミホ

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もう一枚、可愛い写真を、きのうの写真撮影から。

板倉美穂、高校生、ユメと同じくIVYカンパニー所属。

両えくぼがキュート。このレインコートも実はカワイイんだけどさ、完全に蒸されていたのに、笑顔。

(よく見ると目が泣きそう?)

ミホは舞台への出演は今回がはじめてというが、それがまったく信じられないくらい、なにか堂々としてる。本人はもちろん、緊張しているのだろうけど。センスがいい。わたしも共演者たちもうれしいビックリである。これで万が一、ミホをお客様の前で輝かせられなかったら、それはまったくわたしのせいだろう。うーん、わたしがプレッシャー。

てなことをきのうアライセイユウに話していたら、そりゃ、ミホはものすごく小さい頃から、おれが演技を教えているんだもの。と言いだす。(セイユウはIVYカンパニーで演技クラスの講師もしている)そうだけどさ、なんであんたそうやっていいことは全部、自分の手柄にできんのよ?!

ミホは4短編中の2篇、高木登作「悪意の研究」と藤岡豊作「オドル」に出演する。

4篇とも個性の違う作品だがこの2篇がもっとも雰囲気の異なる作品であり、ミホの演じる役も極端に違う。そのどちらも、ミホはいい感じである。

 

ところで、IVYカンパニーのほかの生徒さんたちに向けて、ユメ、ミホ、広希がメッセージを書いてくれている、公演のご案内のお手紙を見せてもらった。これがなんとも、可愛いやらおもしろいやら。

ユメの文章は特におもしろくて、自分の役を「センセイを紹介します」と書き、

「センセイは、実は大人なんです。センセイは、お菓子が大好きです。

センセイは、子供みたいです。センセイは、ダンスのセンセイです」とあって、いい文章だよねえ。

それとミホが高木作品を紹介する文章には思わず笑ってしまった。これも一部だけど、

「小さい子には難しいかもしれないけど腹黒い感じのお話です」だって。

腹黒い感じって! ま、それだけじゃなくってちゃんとよく書けていました。花丸です。

 

しかしきのうは晴れてよかったな。なんだか台風だものね。

屋上に響いていたみんなの明るい笑い声がぼんやり耳のなかに残ったまま、

果てしなくある気がする公演準備の用事をあたふたやってます。うう。


吉永亜矢 (2009年8月30日 18:22)  カテゴリ:
ナカムラユメ

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本日は公演中、劇場にてお客さまに配布するチラシに載せる写真撮影。

心配していたお天気は見事に晴れて、暑いあついなか、とあるロフトの屋上にて、

無事、撮影ができました。

青く晴れた空の下、なぜかみんな傘を持ってたり、レインコートを着ている。

というわたしの気まぐれなイメージにより、みんな汗だく。土砂降りの雨に打たれたような。

でもいちばん汗だくなのはカメラマンのドンちゃんでした!

ドンちゃん、ほんとうにありがとう! お疲れさまでした!

 

さて写真は、9人の出演者のうち、最年少、小学校5年生の中村優芽。

IVYカンパニーに所属している、ダンスの上手なユメちゃんです。

どうですか、かわいいでしょう~。でしょう~。

こんなに可愛らしいけれど、4短編のなかのひとつ、藤岡豊作品「オドル」の、「センセイ」役です。

えっへん。敬いたまへ。慕いたまへ。ね、センセイ。

 

夕方から稽古。これからシャワー浴びる、ね、眠くなりそうだ...!


吉永亜矢 (2009年8月29日 14:34)  カテゴリ:
初本読み『悪意の研究』

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「ひまわりってさ、人間の力をあてにしているよね」と言う人がいる。

頭(花の部分)がでかくなって、支えの棒にぐるぐる巻かれていた巨大ひまわり。

ひまわりが支えをあてにしてデカくなったわけではない。

そのままでは茎がくの字に折れ曲がってしまうだろうと心配した人間が、ひまわりの許可なく勝手に世話を焼いたのである。

「だから、ひまわりって嫌い」

なんだそりゃ。

 

と、ふとそんなことを思い出した初本読み。

さあ研究しよう。

 


金弘哲 (2009年8月28日 23:22)  カテゴリ:
初顔合わせの日に誕生日を迎えたヤツがいる

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それは私です。

 

なぜ初顔合わせという重要な日に被ってしまったのか。

なぜそんな日にカーチャンは俺を生んだのか。

お祝いまでしていただいて、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

いただいたお花、大切に育てます。

いただいた甲州ワイン、すでにおいしく呑みました。

素敵な方々に囲まれて幸せです。

地震で死なずによかった。

すいませんすいません、皆様ありがとうごザイました。

 


金弘哲 (2009年8月28日 16:16)  カテゴリ:
カナザーセンパイ

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きのう「稽古場日記」を3連続更新してくれた金弘哲(キムフォンチュル)こと、カナザー先輩

きのうが誕生日だった。そしてきのうは稽古場にて、4短編の出演者が揃っての顔合わせ。

顔合わせに誕生日か~、やるな~先輩! (やってない)

というわけで、役者一同からお花、作家一同からワインのプレゼント。

先輩、おめでとうございますでした!

 

4短編の稽古は別々に進めていき、出演者は各々幾つかの短編に重ねて出演するが、

全員が揃う機会は少なく、早めに一度、みんなで集まりたかった。

集まってみるとこれが、小学生から45歳までいて実にすごいメンバーだとしみじみ思う。

これをまとめていくのはどう...って頭を抱えるが頭で考えてもわかるわけない!

わたしの口調は妙に小学校の先生ふうになったり、おらおら調になったり、

イツモのようになにかムズカシイこと言い出したり、自分でもなにがなにやら。

まあとにかく言葉が間に合わなかったら手を振って、足をばたばたさせて

伝えようとしていく、しかないんだな。

 

稽古場は早めに終了して、高校生以下は帰宅、大人のみで飲み会。

すごいパワーだった。まるで打ち上げのような飲み会だった...。

「確かさっき、自己紹介の挨拶をしたような」とユタが笑う。

なのになんでもう打ち上がってるの?

大騒ぎの隣りで、美術の大島さんと先輩とわたしで打ち合わせ。うるせーなこの店!

違った、我々だ! お店のかたがた、ゴメンナサイ。

けれど大島さんはにこにこして、役者たちともたのしそうに話してくれる。

役者とも交流しながら考えてくれるスタッフは、ほんとうにありがたい存在だ。

しかも大島さんは笑顔がものすごく可愛い女性スタッフなのである。

「わたしも、先輩とお呼びしていいですか?」と大島さんに聞かれ、

思わず先輩の頬が苦笑でなく、ほろっと緩むのを、わたしは見逃さなかった!


吉永亜矢 (2009年8月27日 13:16)  カテゴリ:
初本読み『彼らは雨を連れてやってくる』

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先だって、静岡市を強襲した震度6弱の地震。

ちょうど実家の静岡市に滞在中だったワタクシは、バッと飛び起き、そして悟ったのです。

「これは死ぬヤツだ、全てはこれで終わる」と。

それまでの人生が走馬灯のように、なんてことは一切なく、建物の天井が崩れ、落ちてきた瓦礫に挟まれながら、「ぽう」と肺の中の空気を吐き出し、そして死んでいく様だけが脳裏を過ぎった。

ああ、そういえばPCのハードディスクの中とか、ベッドの下(ベタ)とか、あまり綺麗ではない部屋の中とか、他人に見られたくないなあ、とも思った。

そうやって運命に抗えない自身を悟った瞬間から、冷静に脱力していた。

きっと、スプートニク2号に載せられたワンコも、そういうふうに脱力していたのかもしれない。

 

地震が止まった後、死ななくてよかった、と思った。

そして『彼らは雨を連れてやってくる』の初本読みで、またそう思った。

 


金弘哲 (2009年8月26日 16:24)  カテゴリ:
初本読み『オドル』

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続いての初本読みは『オドル』。

四本の中では癒し効果の最も高い作品だと思われます。

かくいうワタクシも初本読み後、さていよいよ頑張ろう、という気持ちになりました。

(書かねばならぬ原稿の締切日がとっくに過ぎていたから、という理由もありつつ)

そうやって呑んだお酒のうまいこと。

 

公演情報にもありますが、毛色の違う作品が四つ揃っています。

この四つの世界がどのように融合するのか、非常に楽しみです、ます。

 


金弘哲 (2009年8月26日 15:09)  カテゴリ:
初本読み『Fool On The Roof』

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午後から雨になるでしょうプロデュース『午後から雨になるでしょう』。

この作品は短編を四本同時に上演します。
四本ということはつまり、稽古の段取りも四回あるわけで。
四回ある初本読みのトップバッターが『Fool On The Roof』という作品でした。

 

ふーるおんざるーふ。

 

上から読んでも下から読んでも山本山、みたいだ、なんてふざけたことが言えなくなるくらいの怪作だと思ってます。

是非とも想像力をフルに駆使し、アグレッシブにご覧ください。

予備知識としてBeatlesの『fool on the hill』を聴くことをオススメします。

 


金弘哲 (2009年8月26日 14:33)  カテゴリ:
而今というお酒

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チケットご予約いただいたみなさま、ありがとうございます!

劇場にてお会いできる日をたのしみに、役者、スタッフたちと共に頭と心と手と足とフルに使っていきたいと思います。

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さてまたお酒の写真ですが。

きのうは母の誕生日祝い(ほんとうはきょうが誕生日)で一緒に食事。

母はいっさい呑めないが、わたしとタキで限定入荷されていたお酒をいただく。ちょっと一息。

稽古がはじまって、稽古中はもちろんだけど、稽古以外の時間がものすごく、てんてこまいしている。やることがものすごくあって、やっつけてもやっつけても終わらない。

ただでさえ、劇作りとはそういうものだが、しかも今回は四篇のオムニバスであるため、こうなるだろうとは予測していて、助けていただくために、カナザー先輩に演出助手としての参加をお願いした。稽古場日記も開始してもらいました、ありがとう、よろしく先輩。

デモ、先輩、きのうの記事にはひとつマチガイがありますよ。先輩を先輩と呼ぶのは、縦社会マニアなんかじゃないし、そんなひとは残念ながら、当プロデュースのメンバーにひとりもいないと思います。正しくは「縦横無尽」マニアです。縦横無尽狂。ですよ。

で、見た目すぐにわかる、わたしよりものすごく若いひとを、先輩先輩と呼んで、えへらえへらしています。意味不明、けどカナザー先輩は記号じゃない、ジツゾンジツゾン。

 

しかしこれだけ這いずり廻って必ず赤字になる劇をなぜ、また作るかわたしよ。

と思うけれど、そのいちばんの原動力になっているのは、お客様だと、劇を作らなかったこの4年のあいだにそうあらためて、思った。

お客様のことを考えるのは難しい。それはひとりではない、よく知っているあなたでもあるし、別のあなたでもあるし、わたしの知らないあなたでもある。

だから「お客様」と呼ぶけれど、お客さんがいないと劇ははじまらないし、終わらない。

モノを売っているのとは、やはりちょっと違うのだ。

劇作りにはお客さんに向けて、いろいろな考え方があるけれど、わたしはわたしの考え方を、持っていようと思うし、それなしでは、劇を作ることはできないと思う。

いつも、お客様のことを考えて悩むし、でもツライときはお客様のことを考える。

そうして劇とは、お客様ひとりひとりの心の中で、完成するものだ、とわたしもふだんは、お客さんのひとりとして、知っている。

あなたにとってこの作品がどんなふうに「完成」するかはわからない、でもそれがなんらか素敵なものであるように、わたしたちは力を捧げる。


吉永亜矢 (2009年8月24日 14:11)  カテゴリ:
はじめるまして

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午後から雨になるでしょうWEBサイトをご覧の皆様、はじめるましてアニョハセヨコマスミダ。

妄想の劇団よりゴゴアメ参加の金弘哲(金沢弘哲)です。

一部、狂信的縦社会マニアの方々からは『カナザー先輩』または『センパイ』と呼ばれておりますが、そこはまあ、あまり気にしないでください、記号です、記号、ボクハキゴウ。 

 

さて、ゴゴアメの稽古はすでに始まっております。

本日より随時、稽古場の様子、及び僭越ながらワタクシの雑感等々をしたためていきます。

ニホンゴもカンコクゴもまだまだ拙いですが、よろしくおねがいします。

それでは、チャルモゴッスミダー。

 


金弘哲 (2009年8月23日 20:20)  カテゴリ:
アスカ

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今週水曜から怒涛の稽古はじまりました。

稽古場日誌を、カナザー先輩に書いてもらうことになり、トップページにカッコイイアイコンを作ってもらいました! 日記開始はしばしお待ちを。おたのしみに。

一昨日は稽古は休みにして打ち合わせ、みっちり。

そして稽古3日目のきのうは4短編オムニバスのうちの1篇、藤岡豊作品の初本読み。

毎日、初本読みだ。

明日香はこの藤岡豊組の「座長」になる。

アスカとは、アライセイユウの次に長いつきあいで、やはり、十何年にもなる。

身体は小さいし可愛らしいが、殺陣もダンスもできるアクション女優、そして、いまでは本業は主婦、二児の母親であり(ミエナイデショウ?!)、子供たちと共に海や山を駆け回るアクションマザーなんである。

はじめて会ったときは「若!」と思い、なにを話していいやら、可愛いね、って感じだったのに、いまではわたしより精神的に大人だと思う。すごく頼もしくなった。

フジオカユタカワールドのなかで、そのパワーと魅力をサクレツさせてくれるだろう。

アスカ参上! なのである。


吉永亜矢 (2009年8月22日 11:46)  カテゴリ:
アライセイユウ

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午後から雨になるでしょうプロデュース(団体名)

「午後から雨になるでしょう」(公演タイトル)、名乗りからしつこいですが、

しつこく、本日、8月20日(木)チケット発売開始です!

チケットはローソンチケット、イープラス、J-Stage Naviにてお買い求めいただけます。

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きのう稽古開始。1日目は4短編オムニバスのうちの1篇、宮下隼一の作品から本読み。

で、荒井靖雄鵺的公演終了して10日後。おかえりなさい!

あら。かえり過ぎてるよもう金髪だよ。(鵺的公演のため黒く染めていた)

しかし本番終わったすぐ後の役者はなにかが違うね。パワーがある。

それにしてもあまりにもまったく疲れていないことに、メンバー一同、驚いた。

なんでそんな元気なの。

写真は稽古後の呑み会にて、ちょいぶれてすみません。やっぱり呑むかって? はいもちろん。

 

セイユウについてはブログで何度か書いてきたが、十何年も前から、わたしの作・演出する劇に出演してもらっていて、わたしは劇の本を書くとき、もう自然とセイユウの役を考えている。

今年はわたしの友人である高木登作品(鵺的)に出演したあと、こちらでは宮下隼一の本に出演してもらうという、わたしからセイユウにあてた「冒険」の1年である。

鵺的では彼の精巧な演技が評判高かったが、こっちはまたまったく違うタイプの劇で、セイユウにはうんと暴れてもらおうと思っている。乞うご期待。

ところでわたしはセイユウを「ぴょん」と呼んでいる。

「荒井くん」が崩れて「荒井ぴょん」になり面倒くさくなって、「ぴょん」になり、ある日稽古場で「ぴょん」と呼ぶのにごく自然に振り返るのを見て思わず笑ったら、「ぴょん」というのは前から自分のあだ名である、と真顔で言うのでびっくりした。

聞けばさる有名な俳優さんがそう呼んでいらっしゃるそうで、そんな由緒正しい呼び名だったのかとかなりびびったのだけど、やっぱりいまでも「ぴょん」と呼んでいる。

舞台に立つセイユウは格好いいし、色気があるが、ふだんは、なんか、ぴょんぴょんしてるんだもん。


吉永亜矢 (2009年8月20日 14:19)  カテゴリ:
小松菜と桜海老炒め

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きのう出し忘れた一品。小松菜と桜海老炒め。

タカギくん、小松菜はほうれんそうと違ってシュウ酸が少ないから、きみにおすすめだよ。

ゴゴアメの短編4篇中、まだ上がっていない最後の台本がタカギノボル作品で、きのうウチに

「持ち込み」(業界用語。締め切りまでに上がらず、打ち合わせ当日に原稿を持ってくること。厳密に言うと当日にメールで原稿を送り、あとから、疲弊を全身に表しながら作家がやってくること。疲弊の表しかたに作家のキャリアが出る)

あたふたと掃除と料理をして待っていると、まさに疲れきったタカギノボル来る。

まずは彼の主宰する鵺的公演の成功を祝って乾杯。

で、こちらの短編、悩んだがなんとか先ほど上がったというので、慌ててメールチェックして、プリントアウト、読ませていただく。

なんか忙しいなもう。著者近影を撮ろうと思ったのに、忘れたじゃないか。

で、その間、疲れきったタカギノボルには梅酒を飲ませておいたら、簡単にへろへろになっていた。

初見のため、まずは大まかな感想をお伝えして、これから読みこませてもらい、また土曜に打ち合わせさせてもらうことにした。これで来週には役者たちにも読んでもらえるはずである。

しかし、まだ一度しか読んでないのに、朝起きるなり、なんとなくシーンのイメージが頭に浮かんだ。

タカギノボル作品は基本的に「会話劇」であるが、言葉にならぬイメージも多く持っているとわたしは思う。わたしの演出でどれだけできるかわからないが、骨を折りたい。

ともかく、タカギノボルよ、たくさん悩んでくれて、ありがとう。

 

さて、わたしの本も先週末に役者に送ったばかり。

前回に書いた、読解能力と比喩表現に優れた役者、フジオカユタカ(今回は作家のひとりでもある)が、感想メールを送ってくれ、いやがおうにもどきどきしながらメールを開封。

わたしの本にいったい、どんな比喩を。

そこにはこう書いてあった。

 

「実は、川でした。」

 

うん! さすが! よくわかりましたね。鋭い読みに感服いたしました。

そう、わたしが書こうとしていたのは、まさに、川、なんです。

ってなんでやねん! とひとりノリツッコミをする。

次はタカギノボルの本に、フジオカユタカがどんな比喩を使う気なのか、期待大である。

これで突然、ふつうの感想を言われたら、それはそれは残念だろう。

とまあ、ふざけていますが、反響しあえる日々がたのしくて。

本日からいよいよ稽古開始。響きあって、いきましょう。

みなさま、チケットはあした8月20日(木)から発売です。響きにきてくださいませ。


吉永亜矢 (2009年8月19日 12:44)  カテゴリ:
生しらす

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これが江ノ島で、みのりんに食べ尽くされてしまった生シラスだ! 写真は撮ったのね。

 

さてきのうはお盆の墓参も無事終了。墓石に向かい、

「よかったら稽古場に顔出してよ」と言う。こわいですかこわくないですよ。

 

ここのところ体調を崩していた母もなんとか来て、久しぶりに弟夫妻とも共に食事した。

ゴゴアメ」の話もする。

ところで役者(作家としても参加)フジオカユタカの、台本を読んだ感想がおかしいのだ、

とわたしとタキは面白がって、あっちこっちでしているのだが、またその話をする。

タキの書いた本を読んだユタはとっても興奮して、それは良いしありがたいが、そのユタの感想が「地球を持ち上げるような話だし、でも実はアリを食べるような話でもある」、だ。

ってどんな話よ?! 意味わからん! (いや...気持ちはわかりますけれども)

と我々が笑っていると、母は「まあ」と口を押さえてタキをみつめた。

母は言った。

 

「地球を持ち上げて(両手で持つしぐさ)、アリをぺろっと食べちゃったお話なのかと思って」

 

母ちゃん、比喩比喩。比喩だから。

でね、なんでそんな比喩なんだよ、っていうところだから。ヒユ。

そんなお話ではありません。

 

で、本日はお盆明けで、わたしの愛しの5円コピーと再会。

5円コピーのほうもわたしを離したくないらしく、紙詰まりを何回もする。

またも汗だく。しかしまだ終わらないから。また会おう、5円コピー!

袋詰めして郵便局、稽古場の調整で各方面に連絡、掃除と料理は間に合うのか?


吉永亜矢 (2009年8月17日 16:51)  カテゴリ:
江ノ島にて

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以前のプロデュース「シエラザード」の2005年公演「探偵青.悪いお別れ」に出演してくれたメンバーと公演の翌年から、なぜか毎夏、江ノ島へ遊びにいくのが恒例になっている。

05年からわたしは芝居をやってない、やらないのになんだろう、集まって呑む食べる話す騒ぐ騒ぐ。

海辺にいるとより、ハイテンションなやつら。特に夏のこのイベントでいちばん、跳ねるのがみのりだ。麦わらぼうしかぶって、わくわく、わくわく、と全身から音をたててやってくる。

みのり以外もみんな、役者の顔をしてない、というか、大人の顔をしてない。

その癖、意外と芝居の話もする、歳相応の重たい話もする。で、呑む。で、げらげら笑う。

ハイテンションなのに、時々ひとり、海を眺めて、ほけっとしてたりもする。

そういうのを眺めながら、へんなやつらだとつくつぐ思う。

記憶のなかで、何回かの江ノ島が混ざってぼんやりと、海辺でばらんばらんな方を向いて、

でも一緒にいる、やつらの絵ができる。

稽古場はやつらにとって狭いなと思う。なるべく海っぺりみたいな稽古場にしたい。

そうはうまくいかないのだが、なるべくそうしたい。

 

今年は「ゴゴアメ」(チケットは8月20日木曜発売開始です!)があるため、稽古開始の前にいこうときのうになった。

なにしろ息が詰まるくらい慌しかったところへ暑い盛りにハイテンションとつきあうなんて、しんじゃうよと思ったが、無事生還できてよかったよかった。

ヒロキは仕事、明日香(二児の母親である)は稽古前の夏休み家族旅行のため来られず。

劇団子という劇団に入って、こちらの公演には出演できないカヨコは来て、久しぶりに会えた。

それから台湾から帰ってきたみな吉と旦那様が合流してくれ、これはとてもうれしかった。

けどナマしらすもっと食べたかったな。あっと言う間に食べられちゃうんだよなあ。


吉永亜矢 (2009年8月15日 13:01)  カテゴリ:
近所のレストランにて

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いつもウチのつまらぬごはんですみません、はいっ、きのう行ったレストランの写真です!

鈴ちゃん、これが外食。

このお店の料理はなんでも素敵なので、どれにしようか迷ったんだけど、敢えてサラダで、ふふふ。けどこれ、このお店に行ったらハズセナイ一品なのだ。

鎌倉野菜のサラダで、茹でてある野菜は種類によって茹で具合もちゃんと違い、葉物はしゃっきりしてるし、ドレッシングの味は控えめでひとつ、ひとつの野菜の味が味わえる。それらを一口に味わうのも、また、ね。

 

と、ちょっと優雅なふりをしてみたが(ふりをするのが趣味なのだ)、きょうも汗かき走り回っていた。きのうはたと気づいて、いつもコピーを使っている二軒の店をチェックしてみたら、やはりそうだった。どちらも、きょうから日曜までお盆休みだ。参った。

郵便局に間に合うよう考えてはいたのだけど、そうかコピーか。うん、そうきたか!(なにもきてない)

ああ5円コピーどこかにないのかないのか...ってどこかにあってもそこにわたし行けないじゃん。いまパソコンの前から離れられないじゃん。っていうか本あがらないのにコピー屋に行こうとしてどうする、なにをコピーする気だ。

で、泣きながら夕方、コンビニでコピー。ソーターなしだよ。1枚10円だよ。高いよ!

さ、いまからコピーしてきたのを順番に並べていこう。若手だな、わたし。明らかに若手。


吉永亜矢 (2009年8月13日 22:52)  カテゴリ:
ビビンバ丼

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のせて~混ぜて~食べる!

最近、ナムルを作るのが好き。本場で食べたことがあるわけでもなく、焼肉屋にもほとんど行かないので、ほんとうはどういうものなのかよくわかっていないのだけど。うちで味つけを薄くして作ってみるとこれが、しみじみとおいしいのだ。野菜料理はたいがい、料理ってほどのものでなくても、実はなかなか手間がかかるので、もうちょっとだけ時間あるときにのんびりやったほうがいい、とは思いつつ。食べたさに負けて。

きのうからまた雑用の日々、ばっさばっさとキリタオシながら、自分の本の推敲。

ブログを見てたら「いつ書いてるんだ?」という感じじゃないかとふと思う。が、本人のわたしも、

いつ書いてるんだ?

書くのはしんどいが、作家でいられる時間の短さを思うと少しかなしい。

好きでやってるんだけどー(逆ギレ)

しかし本日夜はタキとデート。いっつも一緒にいるじゃないかって?

それはそれ。これはこれ。大事。


吉永亜矢 (2009年8月12日 17:15)  カテゴリ:
梅と茄子ソーメン、焼きおにぎり

umenasusomen.JPG

 

ああ、終わった...。写真はある日のお昼ご飯。先週のフルマラソンがはじまる前のもの。

鈴ちゃんに告ぐ。外食ではないのね。

 

鵺的「暗黒地帯」をご覧になった方のなかで、作家、高木登の名を胸に刻みつけられた方、または役者、荒井靖雄の虜になられた方、または役者、平山寛人からもう目が離せない、毎晩、夢にまで見るという方もたくさんいらっしゃるかと思います。

高木登作・演出の鵺的公演は来年6月、また下北沢「劇」小劇場にて予定されていますが、そんな、来年まで待てないッ! という方もいらっしゃることでしょう。

あなたがたはラッキーです!!

この秋、「午後から雨になるでしょう」プロデュース公演は、短編オムニバス劇4篇で、1篇が高木くんの脚本です。

そしてまたわたし自身が高木作品を観てからファンである平山くんに参加してもらえることになり、わたしもものすごくたのしみにしているところです。

セイユウはこちらホームグラウンドで暴れてくれるはず。

詳細は随時、このページや、メンバーについてのブログでご紹介していきます。

チケット発売はもうすぐ、8月20日より。ぜひご期待くださいませ!

 

来週から稽古開始。怒涛の3週間のあとの呑みフルマラソン、そして今週もいろいろあるのだ。

先日、以前のプロデュース公演「シエラザード」の仲間ではいちばん若かったキヨシから、呑み過ぎ注意、稽古中はくれぐれも体調管理にこころがけるようにとメールをもらってびっくりする。

そんなまともなことをよりによって、キヨシに。元ヤンキーに。

「もう孫にいたわられるおばあちゃんだな」と返事。


吉永亜矢 (2009年8月11日 14:33)  カテゴリ:
続・下北呑みフルマラソン

 

鵺的「暗黒地帯」本日、千秋楽になります。

作品の評判高く、高木登氏と鵺的にすばらしい出発点になったことをお祝いいたします。

 

そうしてわたしの下北・呑みフルマラソンは無事、本日にてゴールインするはずだ。

沿道からのご声援、ありがとうございました!

夜な夜な飲んで、熱く深い話もたくさんしたはずなのに、二日酔いというか、三日酔いというか四日酔いの頭に思い浮かぶはおかしな会話ばかりでございます。

連日連夜、ひとの芝居の終演後にお客様たちと飲むわたしに美代子ちゃんが言ったひとこと。

「あやちゃんはこうして、秋の芝居の、プロポーションしてるのよね!」

えーとそれね、違うし違う。ツッコミたいけど、どこからいこう?

三日目の夜も飲み会に大勢いらして、久しぶりに会えた友、鈴ちゃんともほとんど話せず。ようやく口がきけたと思ったら彼は言う。

「ブログ見ましたよー。あの料理の写真は、作ったんですか? それとも外食?」

えー?!

ゴゴアメ出演者である明日香は言う。

「高木さんの作品はね、リア...、ええと、リア...、リアルマンだね!」

うん! 惜しい!?

きのう飲んだユタが飲み屋に財布を忘れてきょうも下北に舞い戻ってきて、そこで飲んでいる、が、それにツッコム余裕がない。

そんな宴会の会計のとき、あるたいへんダンディな監督さんがみんなの分も、と、たくさんのご祝儀を出そうとしてくださり、困ったわたしは前に座った主宰のタカギ・ノボルをみつめてみるが、こういうとき彼はなぜだろう、断然とわたしの目を見てくれない。

仕方なくわたしが、だめですだめですぜったい頂けません、と監督に言うと、監督は、いいのいいの、おれ、お金使わないからさ、なんてまた格好いいことをおっしゃる。

申し訳ないなあとユタに言うと、酒ぶくれした顔でにへらにへらユタが答える。

「ぼくもぉ、お金っ、使わないですよ」

うん! そうだ! それは、そのとおり、だ!

 

わたくしひとりではとてもツッコミきれません。

どなたか、ツッコミ援護を募集いたします。


吉永亜矢 (2009年8月 9日 12:07)  カテゴリ:
下北・呑みフルマラソン中

 

鵺的「暗黒地帯」無事初日が開き2日目の昼・夜公演も盛況だったようです。

本日から日曜まで、下北沢劇「小」劇場にて公演中です。

硬質な作品であり内容は重たく詰まっていますが、劇場ロビーでお待ちしていると、観終わったお客様の顔がみなさん明るく、おもしろかった! とまずは一言おっしゃる方が多く、知的に、または精神的にたのしめる芝居になっているのではと思います。

劇場へ電話でまだチケット予約できますのでどうぞお見逃しなく。

 

えーわたくし自身はですね、知も精神もない、二日酔いというか三日酔いというか、人間の形をなしておりません。

初日を拝見して知人のお客様たちと飲みに行ったら、間違って打ち上げしちゃった感じで、2時までいってしまい、もうもうきょうは早く帰ろうと2日目のきのうも2時まで。

おなじお店で。

なんかもう、店に着到するなりみんなが生ビール頼むあいだ、

「板さーん、トマトジュース。あと、おかゆ」と言いそうでした。

なんでしょうかね。わたし、この芝居、書いてもいなきゃ出てもないですけどね。

ぼろぼろっと終演時間に劇場入りして、スタッフに笑われています。

「きたきた宴会部隊!」みたいな。

声も枯れてきています、おそらくラク日は声つぶしているでしょう。出てませんけど。

しかし、飲み会につきあってくれたお客様たちこそ、お疲れさまでした!

初日は脚本家陣がいらしていて、徹夜明けの方やら、翌朝早くに帰省の方やらおりましたが、

みんな大丈夫だったかなあ。

そこに役者も混じって、初対面同士の方々も多かったのにあたたかい雰囲気で飲んでました。

きのうはさらにめちゃくちゃなメンツで、異業種ごた混ぜ、宴会特殊部隊みのりんみな吉も突入、

「鵺的」出演者一同もやってきて、店は貸切状態、立って飲むわの大騒ぎ。

遅れてタカギノボルが蝉の抜け殻のようにカウンターの隅に止まっておりました。

あんまりすごい状況なので、ここに載せようと写真撮ったんだけど、酔っぱらってぶれぶれだったので、本日写真ナシ。

アライセイユウがぶれぶれの写真のなかで、実にいい笑顔をしているんだけどね。

 

で、「ゴゴアメ」関係者もたくさん来てくれたので、できたてのチラシをお渡しするべく、持って行ったのだがこれが、重くて二日酔いの身にきつかった。

このチラシ、とってもいい紙で、手触りがいいことは前に書いたけど重量はなく、たいへん、ひとにやさしいチラシなのです。

しかし、このわたしが、折込をせずともチラシの枚数を数えただけで、念がこもってしまう。

よって、重たいのだ。

いちまーい。にまーい。こわいですかぜったいやめません!

どうしても念はいやだ、こわいという方、仕方がありませんねえ、ホソノデザインが、

こちらにアップしてくれましたので、安心してじっくりご覧ください。


吉永亜矢 (2009年8月 7日 13:35)  カテゴリ:
桜海老のパスタ

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今年まだ生の桜海老食べてないなあ、と思ったらどうしても食べたくなり、買っちゃった!

レモンをぎゅっと絞っていただく、これが決め手。

きょうはフジクラミノリから「あっやさん。うふ。息抜きしましょう」とメールがきて、鵺的の本番は仕事の都合でマチネで観るけれど、夜、下北に戻ってきて一緒に飲んでくれる、という。

なんと心遣いのできる女優なのだろう。

このような打てば響く役者たちに囲まれて、前倒しに二日酔いの気分、ちがった、しあわせである。

このしあわせを噛み締めて、パソコンに向かい、そしてきょうは鵺的へゴゴアメのチラシの折込に行こう。

 

45歳、折込である。生涯是前線。

2003年の「シエラザード」のときに折込やったら、これもう年齢的限界だな! と思ったけど、なんのなんの。

45歳で踊るセイユウに比べればかなり地味だが、それは仕方ない。

わたしの折込にはもはやスピードはないものの、一枚いちまい念がこめられているので、鵺的のお客様にはぜひご注目を、とここに書かずとも必ずや念が。こわいですかやめませんよ。

 

あす5日水曜から鵺的開幕である。

出演の荒井靖雄は以前こちらのブログにも書いたけれど、わたしの長年の友であり、ずっとわたしの劇に出演してくれている。

セイユウは振付師、ダンスカンパニーの先生としても近年ますます多忙であり、舞台の出演は、わたしの作品以外にしばらく出ていない。

だから今回、高木登の作・演出にてどんな演技を見せてくれるか、わたしもとてもたのしみにしている。

稽古場でやつを観たら、ものすごく焼きもち焼いてしまいそうで自分がどうなるか不安だったくらいである。が、稽古場にいざ行ってみたらこれが、そういうことなく、言いたいことがやまほどあったのには、びっくりした。言わないように口を押さえました。

必ずや本番でわたしを打ちのめしてくれるだろうと、信じている。(大プレッシャー! ひひ)

そして今回、「シエラザード」に出演してくれていたということでは、吉田テツタくんも、出演している。テツタくんはほんとうに数多くの小劇場の芝居に出演している、つわもの役者であり、今回も彼が練りに練りこんだ芝居を見せてくれるはずだ。(中プレッシャー!)

テツタくんとセイユウの二人のシーンを観たら、これはさすがになんというか、感慨深かった。

それとは別に、そのシーンはとてもいいシーンになっている。

チケットの現在の状況こんな感じだそうです。お見逃しなきよう!

 

あとはあれだ。あすの初日に劇場行ったら、誰か作家が、具体的にはタカギノボルが、

「あや姐、これまでほんとうにもろもろのご協力ありがとうございました。自分にはお返しできるなにもありませんが、せめても、腕が折れるほど力をこめて、ゴゴアメの短編を書きます」

とか言ってくれないかしら。

......。


吉永亜矢 (2009年8月 4日 15:18)  カテゴリ:
ほたての刺身

hotate sashimi.JPG

 

きのうは一日じゅうパソコンにしがみついていたかったのだが、用事があって夕方、新宿に。

頭のなかもうもうとしながら行き戻る。

夜中になって(夜中には書かないことにしている)、パソコンを閉じ、煙草の煙でもうもうとした部屋の窓を開けてみたら、あまり暑くなく、いい感じの夏の夜の空気。

なんだか夏の夜って、タイムトリップしそうになる。

いつの時代へっていうのでなく、あちこちびゅんびゅん飛ぶ。

中学生で勉強しながらラジオの深夜放送聞いてるとき、夜はまだまだこれからっていうあの感じ、大人になってからははじめてになる芝居を書いていたとき、間借りしていた事務所で夜、延々ひとり入り込んでたあの感じ。もっと歳とって母と一時、二人で暮らしたあの笑いが止まらないほどきつかった頃、そして猛暑、自分の部屋はエアコンなくて、開けた窓から見える夜の、ひっそりしたあの感じ。

くらくらして、寝た。

 

きょうはフジオカユタカがわたしの分も長風呂してくれるというので、安心して、存分にパソコンにしがみついている。頼りになる男だ。

しかし怒涛の3週間をよくのりきったものだと思う。今週からもてんてこまいは続くが、ひとまずえらいぞわたし。

こんなとき誰か美女が、具体的にはフジクラミノリが連絡してきて、

「あっやさん。お疲れさまぁ。そろそろ息抜きしてくださいな」などとねぎらって、

酒につきあってくれたりしないだろうか。

...やっぱ、いいわ。いい、いい。


吉永亜矢 (2009年8月 3日 18:22)  カテゴリ:
夏カレー

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うちの夏カレー。茄子とトマトとチキンで、スパイスたっぷり。

カレーを作りながら、ハナレグミ「あいのわ」を聴く。

 

あとは一日じゅうパソコンのキーを叩く。そんなにたくさんキーを叩くのは、何枚も何枚も書いている、のではなく、書いては消し、書いては消し、だ。

キーを叩き続ける=悩み続ける。

でもずっとずっと書くことについて悩んでいたし、書く内容について悩み、だから、書いている時というのはもう、どこかやっと、解放されている時間でもあるな。

なんとなく、やあこんにちは、という感じ。やあ。どうも。わたしの指。

 

そしてきのう、お風呂に入れなかった!

夏なのに! たいへん汚い。

きのうのブログを読んでくれて、無理に目をぴかっとさせたフジオカユタカから、

「えへへ、なに手伝いますか?」とメールをもらったので、「とりあえず、わたしの分も風呂に入ってくれ」と返信する。


吉永亜矢 (2009年8月 2日 19:24)  カテゴリ:
豚しゃぶサラダ

butasyabu sarada.JPG

 

ウチは減塩のため、枝豆も茹でてから塩をふらない。

けど、茹でたてだと塩なしのほうが美味しい。甘みもある。

夏のあいだに何回、枝豆を茹でるだろうな?

 

おとといは本番間近の鵺的の稽古場に行った。

汗だくでスタジオに着くと、煙草吸いの役者たちが表で一服していたので、汗をだらだら流しながらわたしも参加、一服する。

すると刑事がやってきて、しおしおにしおれた煙草の箱を持ち、おもむろに火をつけた。

おっかしいな! 刑事が煙草吸ってるとこなんてはじめて見たぞ。

「あん? いつから不良になった」などと言ってみるもやつは「はは」と小さく笑うだけだ。

どうやら、わたしはなにもわかっちゃいないらしいよ。

 

その日はIVYカンパニーの子供たちも稽古見学に来ていて、「ゴゴアメ」に出演するユメ、ミホ、

ヒロキ(若)の顔も見られた。今回の稽古場でヒロキが2人になる。ややこしいことになる。

彼らの写真を撮ってこちらにアップしたかったところだけど、ばたばたしていて写真撮れず。また後日に。

話もろくにしなかった。「よろしくな」「よろしく頼むよ」と言うのみで。

でもみんな目がぴかっとしてたので。うれしかったのだ。

 

とにかくこの数日は部屋じゅうに、煙草をもうもうとさせながらパソコンに向かうことに。

けど雑用もまだたくさんある。なにかをやるときいつも慌ててるから、失敗もよくする。

あーこうゆうとき誰か、具体的には、フジオカユタカという名の男が無理に目をぴかっとさせながら、「あやさんっ、なにか手伝いますよっっ」とか連絡してこねえかなあ。

あ、いい。いい。やっぱ、いいわ。


吉永亜矢 (2009年8月 1日 17:32)  カテゴリ:

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